行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
草津川沿いの道を進み、福祉施設「桐生園」への入り口を過ぎ、鎖で車の通行が止めてあるところを左に折れたところが登山起点の「一丈野駐車場」(普通車600円)
この登山記録の行程
一丈野駐車場(08:13)・・・逆さ観音(08:30)[休憩 5分]・・・桐生キャンプ場(08:43)・・・天狗岩線分岐(09:42)[休憩 5分]・・・耳岩(10:10)[休憩 15分]・・・天狗岩(10:37)[休憩 30分]・・・北峰縦走線出合(11:44)・・・鶏冠山(12:07)[休憩 35分]・・・鶏冠山分岐(13:15)・・・一丈野駐車場(13:37)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
図書館で、月刊誌の「山と渓谷」をめくっていたら、特集の絶景低山100の中に琵琶湖の南にある色んな奇岩を楽しめそうな「金勝アルプス」と言うのを見つけた。
というこので、いつもの210歳トリオと44歳の若者の4人で登ることに。
津市白山町からくる近江さんと麓の一丈野駐車場で合流、まずは逆さ観音へ向かう。草津川の上流を渡る所に銅像と説明の碑がある。すぐ上流に見える、川をせき止めたような石垣が「オランダ堰堤」と言うそうだ。明治期にオランダの技師デ・ケーレの指導で作られた砂防ダムとのこと。
堰堤を過ぎ、氷点下の中を(-2度)舗装された道に沿って逆さ観音の方へ折れる。幸いに風もなく空はよく晴れ上がっている。逆さ観音の説明版の横上に、大きな石がひっくり返っており石に彫られた摩崖仏(正しくは阿弥陀三尊仏)が逆さまになっている。従来はもっと山の上にあったそうで、オランダ堰堤を造る時、不足している石材の調達のためこの仏が彫られた岩の一部を使い、のちにバランスを崩してひっくり返ってここまでずり落ちてきたそうだ。
元の道に帰り、天狗岩への尾根ルートへ折れると舗装の道が終わり山道となる。高緯度をあげるにしたがって岩の隙間を通る所も出てくる。中には、ザックや肩をこすりながら人ひとりがやっと通れるほどの狭い所もある。
岩の上に、大きな石がちょこんと座って微妙なバランスで立っている岩。下から見ると、今にも転げて落ちてきそうな大きな岩。左には、大きな岩だらけの山頂....色んな岩が出てくる。
ふと見上げると、こちらに転げ落ちそうな大きな岩の上に女性が二人こちらをのぞき込んでいる。その岩に辿り着くと、まだ女性二人は岩の上からの景色を楽しんでいる。僕らも何とかその岩の上に登って周りを見渡すと、大津市街と琵琶湖の広がり、その後ろに比叡山や比良山系....絶景である。
十分に眺めを楽しみ、すぐ上にある耳岩へ。岩の上に登ろうと思うも、無理なようだ。耳岩の北に石が積み重なったように見える天狗岩が見えるが天狗岩にたくさんの人登っている。一息入れ天狗岩へ向かう。
天狗岩の下に着くと、最初はロープを伝って登る。上まで行くと、また岩の間を通り足場を見つけて踏ん張り大きな岩の上に出る。山頂のようだ。ここからの眺めも素晴らしい。岩の上は広いが、高度感があり足がすくむ。岩の上にいる人たちが登ったルートの反対側から、ひょっこりヘルメットをかぶったお姉さんが現れる。ロッククライミングで登ってきたようで、岩に打ち込んだボルトにザイルをかけビレイをとっている。高所恐怖症になっている我々には到底まねができない登り方で、羨望の眼で女性を見ている。
天狗岩を下り、鶏冠山へ続く北峰縦走線の尾根を下りていく。ここからも色々な面白い岩が現れる。頭に三つのトサカが着いたような岩、岩が重なりトンネルになった岩....。この下り、多くの登りの人達とすれ違う。大人数のパーティーに出会うと、やたら待つ時間が長くなる。僕たちは、耳岩から天狗岩へのルートを、反時計回りに歩いているが、時計回りに歩くのが一般的のようだ。
出発地点の上桐生登山口からの道との出会いに着くと、鶏冠山への登りが始まる。急な登りに汗がにじむ。20分近く登ると登山道は緩やかになり、しばらく歩くと鶏冠山の山に着く。ここでゆっくり昼飯にしよう。
昼飯が終わり、下山にかかる。元の道には引き返さず、北側の尾根伝いの道を辿る。10分ほど下りると、子鶏冠の札が下がっている。山の1,000ピークに足跡を残すことを目標にしている下田さんの記録に、一つの山のピークが加わった。子鶏冠の北側は視界が開け、狭い範囲だが琵琶湖周辺の景色が見える。眼下に、陸上競技のトラックのような施設が見える。よくよく考えると、JRA(日本中央競馬会)の栗東トレーニングセンタのようだ。
尾根道の登山道を下って行くと、広い林道に出る。途中で舗装道になり登山起点の一丈野駐車場に出る。
琵琶湖の南東に、岩だらけの面白い山があるとは思ってもみなかった。奇岩も多く面白い山を楽しめた。天狗岩方面は花崗岩質の岩のようだが、北峰縦走線の出会いから鶏冠山の地表に出ている岩は花崗岩とは違う岩質(凝灰岩?玄武岩?)だ。
帰りは、いつもの通り温泉へ....大津市内にある「大津温泉おふろcafeびわこ座」に浸かって帰ることに。
フォトギャラリー:26枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | フリース | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
| 登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
| 帽子 | サングラス | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
| ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
| ライター |






























