行程・コース
天候
終日快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
あかんだな駐車場(岐阜)に駐車 1日600円
濃飛バスで上高地バスターミナルへ 20分で到着。往復2,050円。
満員になったため定刻より早く出発し、平湯バスターミナル通過。
この登山記録の行程
河童橋(8:30)・・・明神館(9:20)・・・古池・・・徳澤園(10:20/10:30)・・・新村橋・・・横尾大橋・横尾山荘・昼食(11:45/12:40)・・・徳澤(13:50/14:00)・・・明神館(15:10/15:20)・・・河童橋(16:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
名峰の玄関「横尾」、本格的な登山は経験なし。せめて横尾大橋の上に立ちたい。
いつか橋を渡りたい。
河童橋から日帰り出来るだろうか?
所要時間8時間、徒歩時間6時間半強と見てペース配分を考え、日々ウォーキング
していた。
27年前は左岸コースで明神池に寄り、徳澤園まで行って戻って来た。
どんな道のりだったか記憶がない。
今回は2時間以上多くかかるだろう。
いよいよ本番、嬉しさと緊張が入り混じり出発。
石ごろごろのきつい上り坂、ふと目の前に開けた素晴らしい景色。
この景色を見ると苦しさを忘れる。
高校生の頃、井上靖の「氷壁」を読んだ。
作品は自分の生まれる前の時代背景、結末は忘れてしまったが、ザイルが切れたのか?
切ったのか?という裁判と主人公の友人が落ちていく光景をよく覚えている。
旅行前に読み返した。ああ、こういう最後だったんだ。
登場人物もここを歩いて徳沢に行ったんだと自分達を重ね合わせた。
徳沢からは初めての道、念願の横尾大橋、必ず行くぞと歩を進める。
思っていたより距離を感じたところで新村橋。
そこから長く、まだ?あとどのくらい?をくり返す。
木々の間から何やら工事が見えた。
横尾?もしかして着いた?
やったー!横尾だ!橋だ!横尾大橋だ!!!
堂々と大きくそびえ立つ橋は王者の風格がある。
横尾大橋から先は登山届が必要。
橋を渡って戻って来ることはできるが、今は橋の上でストップ!
いつか涸沢へ行かれる日までおあずけ、橋の向こうの本谷橋や屏風岩、
涸沢の360℃の眺めを思い浮かべて橋の上に立った。
ここまで来れて本当に嬉しい。
横尾山荘で昼食、山菜うどんを注文。
うどんがやわらかくこしがあり、スープは出汁がきいていて美味しい。
山荘には下山した者、明日に備え宿泊する者が集まって来た。
みなこの山荘に着いてほっとするのだろう。
十分休憩し、歩き始めたが心配の種がある。
元々左足くるぶしが尖ったように突起している。
前日骨が靴に当たり、痛みが出て赤くなっていた。
朝は何ともなかったが、横尾に着く頃から足に痛みが出始めていた。
徳沢でくるぶしをガーゼハンカチとゴムひもで保護し、靴ひもは甲まで結び、
足首周りをゆるめ、靴が当たらないように加減した。
その時、野生のサルが横を歩いて行く。
何人もの人が休憩してる中、何匹もいる。
人を威嚇するサルもいる。
そこへサルを追い払う現地の方が登場。
見た目の銃に驚いたが、子どものおもちゃのような音で効果があるかどうか?(^^ゞ
道の両側にサルがたくさんいる中、こわごわ通った。
足の痛みはひどくなる。
明神館はまだか?左足を蹴る時にズキズキ痛みが走る。
立ち止まっては歩くをくり返す。
古池を見て進んでいることに安堵する。
どうにか明神まで来れば安心。河童橋は近い。
やっと明神へ着いた。
ここでちょっと休憩。
深呼吸して歩き出す。
一歩ずつ河童橋に近づいている。
そう言い聞かせながら前進。
下白沢の砂地通過、この先は薄暗い針葉樹林が続く。
ここを抜ければ小梨平、ビジターセンター、河童橋。
ガンバレ!ガンバレ!と自分を励まして進む。
この樹林を抜けるまでどれだけの人に追い越されただろう?
やっと小梨平に着いた。
絵を描いている人やワインを飲みながら楽しそうに団らんしている人たちを横目に通る。
ビジターセンターが見えて来た。
最後まで歩けた。
足を見たら大きく赤く腫れていたので、冷やして休めた。
帰宅後、お店でくるぶし部分の調整をしてもらった。
その後、骨に靴が当たらなくなり、問題なく歩いている。
フォトギャラリー:20枚
横尾目指して出発!
透明でキラキラ
清流 清水川
明神館 よし、順調に歩けてる
「横尾」の文字がうれしい
古池 底から水が湧いている
薄暗い樹林道を抜け、目の前に広がる素晴らしい景色に思わず声が出た。
氷壁の宿「徳澤園」 小説では徳澤小屋として登場
新村橋 横尾はまだまだ先
本当に来れた『横尾大橋』 いつかここを渡って涸沢へ
涸沢、槍ヶ岳の文字に感動
横尾山荘 うどんが美味しい
徳沢に戻り、休憩中
昨日のお弁当のゴムひもと「上高地のおみやげやさん」で買ったガーゼハンカチでくるぶしを保護
人を威嚇する野生のサル 餌やりNG!
見かけと違い、銃の音がおとなしい。
バス停3キロの文字に元気づけられる。
やっと着いた!
お疲れさま! ありがとう!
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
| バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | タオル | 帽子 | グローブ |
| サングラス | 地図 | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 健康保険証 |
| 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |