• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

1839峰からペテガリ岳

ペテガリ岳( 北海道)

パーティ: 3人 (1357 さん 、ほか2名)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

3日間快晴、最終日は曇りのち雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 帯広空港に、札幌と枝幸の友人が出迎えてくれ、入山口近くの札内川ヒュッテに泊まって備える。
既に、手回し良く下山口にも1台おいてあると言う。

この登山記録の行程

札内川ヒュッテ(4:20)川原(4:30)二俣(6:40~7:05)標高点(9:05)夏尾根の頭(11:20)コイカクシュサツナイ岳(12:10)ヤオロマップ岳(15:10/4:15)P1,781(4:40)1839峰(6:25)ヤオロマップ岳(8:40~10:00)P1,569(12:20)P1,600(15:35/4:05)雪渓・造水(5:45~7:40)P1,650(8:10)ルベツネ岳(9:50)南峰(10:55)鞍部(11:55)ペテガリ岳(14:30/4:25)P1,573(5:45)P1,518(10:00)ポンヤオロマップ岳(13:20)P1,211(15:10)登山口(17:30)札内川H(19:00)

コース

総距離
約34.1km
累積標高差
上り約3,401m
下り約3,543m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

ヒュッテのすぐ先の川原(490m)から歩き出し、二俣(640m)で夏尾根に取り付く。
ガイドが、数名の客と1839峰から下山してきた所だ(所要3日)。
急な夏尾根をひたすら登る。川原からの取り付きが幾らか分かり難いが、尾根道ははっきりしている。
6時間近くを要してコイカクに上がり、這い松に覆われた日高の眺めに感動する。
踏跡ははっきりして背丈は低いものの、這松の抵抗は思ったより強い。
北大の遭難碑に瞑目してもう一頑張りしてヤオロの山頂にテントを張る。
2日目、1839峰には2回登ったという札幌のNが水を担ぎあげてテントキーパーをしてくれるといい、枝幸のKと二人で1839峰を往復する。鞍部付近で新鮮な糞を見付け、「ヤバイ!」と大声を上げると、100mほどの笹藪からヒグマが飛び出して逃げ下る。
ヤオロに戻ってパッキングし、踏跡の無い尾根に踏み込んでペテガリ岳を目指す。
3㎞の距離を進むのに5時間も要してへとへとになり、P1,600の上にテントスペースを見つけて2日目の夜を迎える。ペテガリまでの長い尾根を思うと心が沈む。
3日目、4時に歩き始め、ヤオロ山頂から目星を付けておいた雪渓(稜線直下50mほど)を探し出してサブザックに雪を詰め、縦走路に戻って3人分の水10リットルを作り、水が出来た人から順番に先発して先を急ぐ。
ルベツネ付近でペテガリから縦走してきた単独の男性とすれ違う。
昨日はペテガリの雪渓に泊まって水も確保したそうだが、クマも現れたと言う。
這い松の藪漕ぎも3日目ともなるとお友達になり、ひだかのきれあじするどいりょうせんの眺めを楽しみながら、急ぎながらもあせらずに歩く。
鞍部(1,535m)から登りに掛かり、山頂に3人の人影を認めて人恋しく思うが、山荘からのピストンでは下山を急がずばならず、山頂でのデートは叶わない。
連日の10時間行動で予定より早くペテガリ山頂を踏み、三角点の横に幸福な思いでテントを張り、ワインで乾杯する(荷を軽くするために、アルコールは持参しないはずだったが!)。Nは東西の尾根と今回の北側から、都合3回目のペテガリ登頂となったことを喜んでいる。
4日目、東尾根には道があると聞いていたので大いに期待していたのだが、踏跡とも言えないような貧弱な道で、期待を裏切られてヤケクソ気味に歩く。
途中から小雨になり、結局、最終日が最も長時間歩く羽目になった。
下山口の車で帰途に就き、土砂降りの中で温泉に入ってすっきりし、札内川ヒュッテに戻って再び夜のお世話になる。

続きを読む

フォトギャラリー:11枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

ペテガリ岳

ペテガリ岳

1,736m

コイカクシュサツナイ岳

コイカクシュサツナイ岳

1,721m

1839m峰

1839m峰

1,842m

関連する登山記録

よく似たコース

ペテガリ岳 北海道

かつては難攻不落の名山、現在も人を寄せ付けない「遙かなる山」

最適日数
2泊3日
コースタイプ
往復
歩行時間
17時間
難易度
★★★★
コース定数
72
登山計画を立てる