行程・コース
天候
雪
登山口へのアクセス
バス
この登山記録の行程
岡山()大山寺(8:35)三合目(9:20)六合小屋(10:00~30)頂上小屋(11:40~12:30)剣ヶ峰(13:20)頂上小屋(13:55)大山寺(15:05)東京()
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
向ヶ丘寮の遊び仲間でかつ敬愛すべきK君の結婚式が岡山で挙行されることになり、参列する。
散会後、米子に向かい、駅で夜明かしをして伯耆大山へ登る。『山渓』等をひっくり返して2、3の記録を見付け出し、「あわよくば北壁を登ろう」とザイルとピッケルを持参したのだが、予想もせぬ降雪(米子駅では雨、大山寺では霙気味の雪)に、岩登りを諦めて一般道を登る事にする。
無理な日程の割には体調は絶好調で、雨具をヤッケ替わりにして吹雪の中を登るが、顔が露出して寒さに苦労する。10人程が相前後して雪の中を登り、六合小屋で風を避けて一息入れながら「如何しようか」と迷うが、引き返すにはあまりに惜しく登頂を決意する。
傾斜が急になる。頂上小屋は判り易い位置に在り、ここに飛び込んで暖かい飲み物を作ってほっと一息吐く。六合から一緒になった男性は雪の為か元気が無く、「ザイルがあるから一緒に頂上まで行こう」と誘っても、ここでリタイヤする。
視界が悪く、痩尾根を歩くのを危ぶむが、最高点の剣ケ峰まで登って初志を貫徹する。標高1,729m、視界5m、吹き溜まりの積雪70~80cmである。写真を撮って早々に引き返す。
下山は、六合小屋下から右へ行って沢に降り北壁を覗くが、雪雲に翳んで能くは判らない。北壁では無雪期、積雪期を通じて事故が起きているから、今日の天気では登攀は論外だ。大神山神社を経て、ひっそりとして古さを感じさせる大山寺に出る。
米子から夜行列車で東京駅に帰り着き、その足で川越市内の工事事務所へ9時前に出勤する。請負金額五千万円弱の、鉄道の下に下水函渠を築造する工事現場を一人で担当しており、結婚式の為に土曜日に1日の休みを貰ったものの、代わりの土木係を回してもらえず社員不在になっていたが、何事も無かった様だ。