行程・コース
この登山記録の行程
馬返し(04:55)・・・一合目(05:30)・・・五合目(06:30)・・・八合目避難小屋[休憩 10分](07:15)・・・不動平避難小屋(07:35)・・・岩手山(薬師岳)(08:10)・・・不動平避難小屋(08:35)・・・八合目避難小屋[休憩 10分](08:45)・・・一合目(10:25)・・・馬返し(10:55)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
前日、雨と風が気になり断念した岩手山に向かう。朝5時15分前、馬返し駐車場3台目着。向かう車中、山の上の方の雲がやや気になる。ただ眺望はいいから風だけはご勘弁をと願う。駐車場では風は大丈夫と思われた。仕度をし5時前出発。キャンプ場を抜け森に入る。緑がきれいでさわやかだ。気持ちよく25分程登ったところで0.5合目の分岐。行く前から登りは旧道・下りは新道と決めていたので迷わず旧道を選択。ここから・・・・・悪悪悪悪悪。急急急急急。長長長長長。ななななんと7号目までガレ場・ザレ場・岩場・階段など厳しい路面が続く。しかもずーっと急登。私の脚で2時間弱。何度脚を止めたことか。今迄にこんなに長い急登経験がありませんでした。更に5合目あたりから風が強くなってきました。下を見ると下界は雲で見えたり見えなかったり。雲が風に巻かれて渦をまくように流れています。登りがきつかったので寒さは感じませんでしたが立ち止ると風が冷ややかです。やっとの思いで8合目避難小屋に到着。湧き水で顔を洗い喉も潤します。この先きつい登りはないだろう(お鉢直前がきつかった)と思い寒さが気になり1枚着ました。正解でした。9合目に出たところで霧と風がビュービュー。更にお鉢に出た所では風が更に強く吹いています。しかも冷たい。暴風は山の外側から火口側に流れています。時計周りで頂上を目指します。が、暴風に運ばれる霧が眼鏡につき白くなり前が見えない。もう小雨のように霧が暴風に運ばれ頭にも服にも。風速は30Mくらいあったのかな?はわかりませんが・・・。とにかくどなたかの登山日記にあったような状況に遭遇です。吹き飛ばされるとまではいきませんでしたし、まだ体は動いていたし頂上までそれほど遠くないと思っていたので進みました。しかし霧で全く見通しがきかないのでどこが頂上だか見えません。目標が見えないので「あそこがちょっと高そうに見える。頂上かな?行ってみよう。違った」の連続でくじけそうです。繰り返すこと数回。さらに暴風はきつくなっていきました。少しでも気を緩めたら飛ばされそうなくらいになりました。ストックをつき脚はふんばり前かがみになりゆっくり進みます。ようやくあと200mの標識にたどりつきました。お鉢に出てからそこまでの時間と残りの200mが長かった。頂上に到着しましたが長居は無用。写真を数枚撮りすぐさま戻ります。ここで焼走り口から登ってこられた方とすれ違いました。「コンディション最悪ですね」と言葉を交わして。お鉢に出たところの石陰に2.5合目付近で抜かしたペアが食事をしていました。「頂上行ってこれました」の問いに「吹き飛ばされそうでしたが何とか」と答えました。女性もいたのでどうしたのか?更に下って8合目までに6名の方とすれ違いましたがみなさん風のことを聞いてきました。避難小屋の方にも聞かれました。行く行かないの判断は人それぞれですが私は全ての方に「猛烈な風でしたよ」と答えました。またまたお水をいただき下山です。新道を進みます。が、こちらもあんまりいい道ではありません。狭い・段差が大きい・木々が邪魔。すれ違いがしにくい。私が下る時間が早かったのでたくさんの方とすれ違いました。新道を登る方のほうが多いのかな?登り時間より少し早い時間で下山できました。キャンプ場でおいしい水をいただきました。
駐車場に戻ると車が60台程。何人の方が頂上に行けたのか?
今回あのコンディションで私はアタックしてしまいましたが無茶だったのかはわかりません。引き返す勇気は持っているつもりでしたが、まだ大丈夫の気持ちの方が優ってしまいました。結果的に行って帰ってこれましたが今後は考えないとと思いました。金曜日の栃木のパーティーと土曜日に行くとおっしゃっていた豊田ナンバーのご年輩のペアはいかに?
金曜日午後から日曜日朝までの写真を載せました。日曜日が一番コンディションよさそうに見えました。
今回2座登れましたが今度いつこちらの山に登れるか・・・長~い帰路につきました。
都道府県最高峰4 薬師岳(岩手県)
百名山 9座目/100
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