行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
ログペンションシンフォニー駐車場(9:00)
→水道タンク(9:06)
→小俣事業所跡(9:53)
→荷小屋峠(11:07)
→岩嶽神社(11:45)
→岩岳山(12:09)
→入手山(13:12)
→水道タンク(15:14)
→ログペンションシンフォニー駐車場(15:20)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
山登りを自粛せざるを得ない状況のなか、今更ながら5年前の記憶を呼び覚まして、まだ記録に残していなかった山行記録を付けてみることにした。
2015年3月22日。静岡の百山踏破を目標に、前日は浜松市水窪という政令市であって過疎地という場時にある常光寺山と観音山にダブルヘッダーで登り、市内で宿をとった。この日も同じ浜松市ではあるが、春野町というやはりここも山奥の町のさらに奥深い場所にある岩岳山に登った。
岩岳山のある小俣京丸は、人口0人の大字である。小俣と京丸という2つの集落がかつてあったが今は誰も住んでいない。京丸は本当に秘境のような場所で、江戸時代後半頃までその存在を知られていなかった。南北朝の時代、後醍醐天皇の孫、尹良親王が落ち延びて身を隠したという伝承があり、伝説めいた話も残されている。日本民俗学者の折口信夫も訪れた集落は、今は林業のため、麓からかつての住民の子孫である藤原氏が出入りしているぽつんと一軒家がある以外は、廃墟のような様相である。
そんなことで、山を歩くというのは、きれいな空気や景色を堪能するだけでなく、各地の歴史民俗に触れるという文化系的な側面もある。それでいて体力向上に繋げられるのだから素晴らしい。
山登りを楽しむ目的は人それぞれかもしれないが、自分はそんなことも含めて山に行きたいんだと改めて感じた登山自粛期間である。
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