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北岳ゆったり(子連れ)

北岳( 南アルプス)

パーティ: 3人 (やまっち さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

晴れ、昼すぎ一時雨

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 芦安駐車場(無料)am6:50着で、第六駐車場でした。バス停までは、急坂を400mほど登らなければならないが、乗り合いタクシーは、第六の前で待機。子供も大人と同料金だが、誘惑に負け乗る。あと一席が中々埋まらず、定刻の7:50まで待つ。

この登山記録の行程

【1日目】
広河原(09:00)・・・白根御池小屋(12:35)

【2日目】
白根御池小屋(05:10)・・・小太郎尾根分岐[休憩 25分](07:33)・・・北岳肩ノ小屋[休憩 10分](08:35)・・・北岳[休憩 40分](09:40)・・・北岳山荘(11:53)

【3日目】
北岳山荘(04:45)・・・中白峰[休憩 10分](05:30)・・・北岳山荘[休憩 70分](06:00)・・・北岳[休憩 30分](09:20)・・・北岳肩ノ小屋[休憩 20分](10:33)・・・小太郎尾根分岐(11:15)・・・大樺沢二俣[休憩 15分](12:50)・・・広河原(14:50)

コース

総距離
約16.4km
累積標高差
上り約2,523m
下り約2,523m
コースタイム
標準15時間25
自己16時間53
倍率1.10

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

1日目
朝9時に広河原に着くと、残念山頂は雲の中。今日は白根御池小屋まで樹林帯歩きなので、山頂は見えないかな~。日陰なので暑くはないが、一歩の段差が大きい所が多々あり、結構疲れる。どのくらい進んでいるのか見当がつかなかったが、途中第一ベンチ、第二ベンチなるものがあり、目安タイムが書いてあり、励みになった。道が平らになって、石畳になると白根御池小屋到着。
本日は布団2人で1枚だが、3人の我が家には、2枚というユルめの配分。全く問題なしでした。
着いて30分の1時頃、大きな音で雨が降り出す。ギリギリセーフ!でした。聞くと、朝は晴れていて、9~10時には曇りだし、昼すぎに、ザ~っと降って、夜晴れるというパターンが続いているらしい。この日も夕方4時頃には晴れ間も見えて、チラッと北岳も見えました。

2日目
娘が食べるのが遅いので、朝食はお弁当にしてもらい、談話室で、朝食時間より前に食べた。4:30に出発したかったけど、ぐずぐずしてる間に5:10スタート。(4:30より早いとヘッドランプが要るようです)
八本歯を登るか、草すべりを登るか、前日まで悩んだが、安全第一で草すべりに行く。
草すべりは息の荒くなる急登で、ペースが中々上がらないが、コースタイムはそれを織り込み済みだったので、まさかのコースタイム切り。我が家ではあり得ない快挙。
小太郎尾根近くになると、ハエやハチが、やたらと多く、娘は、気分下降。帽子の下にバンダナを挟んで顔の横に垂らし、顔に虫が着きにくくした(気休めですが)。
今回は、コース上にトイレが沢山あるので気が楽。肩の小屋でトイレ休憩し、いざ山頂へ。
途中、北岳山頂から、間ノ岳への稜線が見えて感動的。と、思った瞬間(9時半頃)、ガスが一瞬で間ノ岳を消し去ってしまった。
北岳山頂へ着いても、他の山はみんな見えてるのに、これから向かう間ノ岳方面だけガスがかかってる。一気にモチベーションが下がる。昨日の1時の雨もあり、今日はこのまま北岳山荘で終わりにする。と決めたとたんペースが遅くなる。ガスがかかり、先が見えないからか、登り優先で道を譲っていたからか、山荘まで+30分もかかってしまった。ここで終わりと決めてたのでよかったのだが。
北岳山荘は、8月の初めの土曜という事で大変混んでいた。というか混むと予想されていた。受付で、布団3人で1枚と言われた。先週の土曜もそうだったらしいので覚悟はしていたが、ガーン!布団の大きさが違う。一般的なサイズよりちょっと細め。大人2人が肩を並べるだけの幅。ここに3人どうやったら寝られるのか?部屋へ案内された人達みんな困惑していた。そして同室の方々でシミュレーションしてみた。かなりつらい。が、娘は経験した事の無い狭さにはしゃいでいた。そしてやはりというか、2時頃ザ~っと雨が降り出した。間ノ岳に行かなくてよかった。小屋には人があふれていた。が、ロフトや、向かいの部屋には、誰も来ない???5時半頃になって、小屋の人が調整に来て、2人で1枚になり、ロフトは蒸し暑いので1人1枚となった。その後も、ほかの条件のいい部屋を見つけて変わっていく方もいて、我が家は3人で2枚となった。夕方遅くに来た方は1人1枚だったらしく、どうなるかはかなり運らしい。午後から部屋の中で、ああだかあだやっていたのは何だったんだろう?まあ、快適に寝られてよかった。こんな事があったからか、同室の方と話す機会も多く、楽しい時間が過ごせた。晩御飯は第一陣からカレーだった。料金もその分安かったみたい。
夕方になってもガスは晴れず、夕日は諦めた。

3日目
朝、皆さんが起き出す頃、窓に星が見えた。娘も起きたので星を見に外へ出る。もう、東の空がオレンジになり始めていたが、きれいだった。そのままご来光を見るには、時間がかなりかかるので、一旦部屋に戻り、準備をしてから出発。小屋の近くでご来光を眺めた。

そう、泊まった部屋の名前は”中白峰”だった。それを見た瞬間から嫌な予感はしていたが、間ノ岳へ行く事は叶わず、中白峰往復になった。八本歯のコルから下る事は考えていなかったので、北岳にもう一度登る体力を残さなければならない。下山もかなり急。広河原のバスの時間もある。。。仕方ないなあ~。
間ノ岳に行く為には、2日目に八本歯から、トラバース道で間ノ岳往復して北岳山荘拍。我が家の体力的にはそれしか無かったんだなぁと。天気がどうなるかわからない3日目に北岳登頂をおあずけにできなかった。。。

中白峰はちょっと小高い山に登ってみたという感じ。サッサと下りて朝食を食べる。朝食タイムの終わった食堂でお弁当を広げていると、山荘の方がお味噌汁を出して下さった。温かくってとてもおいしかった。ゆっくり食事をし、7時頃出発。まあ、こんなんもいいかな。
間ノ岳に行かなかった分、時間はあるので、トラバース道から、北岳山頂を目指す。トラバース道にはお花畑がある。今回のルートの中でここが一番きれいだった。行って良かった。
丸太の木道(崖)もあったが、手すりもついていて、怖いとは思わなかった。
人がほとんど通らなかったので、自分達のペースでゆっくり歩けたのも良かった。
山頂付近は風が強かった。昨日より、眺望は良い。御嶽山?まで見えた。
どなたかが書いていらっしゃった、山頂直後の偽山頂からの1・2・3(富士山、北岳、間ノ岳が同時に見える)を眺めることもできた。登るのは大変だったけど、下るのはあっと言う間。肩の小屋でゆったり休憩。この眺めも見納め。どんどん北岳が小さくなってゆく。小太郎尾根の分岐まで問題なく下りる。しかし、この危険ゾーンでやはり虫攻撃に遭い、ご機嫌斜め。こればっかりはどうにもなりません。右俣コースはお花が多いとの情報もあったのだが、そんなでもない。他も見すぎて感覚がマヒしたか?それでも黄色い花が一面に咲いてる所があり、娘と話していたら、近くにいた方が、他の花は、みんな鹿が食べてしまったが、この黄色い花は毒があるので、鹿が食べなかった、と教えて下さった。
大樺沢二股に着いた時気が付いたが、急げば、3:10のバスに間に合うかも。我が家の大して変わらないギアを入れ替えて全力で下る。このコースが面白いと書いてる人もあったが、なるほど、だんだん沢が大きくなっていき、そのうち大水量の滝になっていくのを見るのは感動的。木の橋を渡ったり、道が沢になちゃってる所もありちょっと楽しい(濡れるほどではなかったですが)。苔蒸したせせらぎなど、ゆっくり写真を撮りたい願望を抑えて走り抜けました。その成果、無事3:10のバスに座って乗ることが出来ました。
北岳はいろんなルートがあるので、昨日お会いした方とまたどこかで再会したり、いろんな方とお話し出来てそれもまた楽しかったです。

忘れてましたが日曜夕方の東京方面、当たり前に渋滞にはまりました。

コースタイムの休憩のほかに、30分毎に5分位、小休憩とってます

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 修理用具 健康保険証 ホイッスル
医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食
テーピングテープ トレッキングポール GPS機器 ライター

みんなのコメント

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  • やまっちさん、有り難うございます。私も孫を(小6.5)を連れて行く予定がありましたので、参考にさせて戴きました。山小屋の混雑状況これはヤバイ。夏休みを利用して私が会社を休んで、日をずらすことにしました。でも休めても1日。金土の一泊二日にしました。よって北岳に決定
    二週間前に下見をしました。芦安の駐車場の状況、タクシーの乗り方、判って良かったです。北岳は、3時間で十分だと思っていましたが当日台風並みの大荒れ、ガスに巻かれハイ松中をうろうろなど・・・3時間15分かかりました。でもこれが良かった、分岐のポイントを押さえられました。孫を怪我をさせたら親に合わせる顔がありませんから。当日、二俣にて様子を見ましたら
    孫に余裕がありましたので、八本歯から北岳(5時間かかりました)経由、肩ノ小屋宿泊。次の日、北岳山頂にてご来光を見ました。素晴らしい天気でした。とても良い山行でした。
    来年は、剱岳を約束させられました。早月尾根にまた行く予定になりました。楽しみです。

登った山

北岳

北岳

3,193m

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