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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

大山公園(8:00)・・大沢コース入口(8:30)・・高館山山頂(9:37)・・八森山山頂(11:05)・・瀬ヶ沢コース・岩倉コース・城山コース分岐(11:34)・・瀬ヶ沢コース入口(11:41)・・大山公園(12:25)

コース

総距離
約6.9km
累積標高差
上り約454m
下り約455m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 ユキワリソウ(オオミスミソウ)を見に、鶴岡の高館山に出かけた。ここは知る人ぞ知る花の名山である。標高は270メートルあまりで、山頂には車でも行ける。ふもとから見ると、山頂付近にはテレビ塔が立っていて無粋なことこの上ない。
 ところがこの山には豊かな自然が残されている。藩政時代から保護された山で、沢筋にはケヤキやブナ、ミズナラの大木を見ることができる。こんな低山で森閑とした雰囲気を味わうことができるのは、まさに奇跡と言える。
 今日は二度目の山行というよりも、ハイキングである。8時に大山公園を出発し、下池を半周して大沢コースに至り、ここから高館山山頂に登り詰める。このコースは途中にカタクリが群生する。イワウチワやショウジョウバカマ、ユキツバキを見ることもできる。傾斜はけっこう急で、低山といってもなかなか汗を絞られる。
 山頂には9時37分に着いた。とりあえず展望塔に登る。今日は晴れだが、見晴らしは今ひとつで、日本海の砂浜の向こうに見えるはずの鳥海山がかすんでいる。日本海の青は相変わらず鮮やかだ。
 高館山からはいったん渓谷に向けて下り、遊歩道周囲に咲くカタクリを楽しむ。キクザキイチゲも満開である。こここを下りていったん車道に出るが、また登り直して八森山に着く。展望はない。ここからは瀬ヶ沢コースに下るのだが、ここでもカタクリとイワウチワの群生に出会う。ブナの大木を見上げながら、笹薮の道をどんどん下ると、滑りやすい沢沿いの道に入り、ここを慎重に下りて沢に着く。ここが瀬ヶ若コース、岩倉コース、城山コースの分岐点である。ここの雰囲気がすばらしい。大木、清冽な沢の流れ、しんとした空気、春の芽吹きとたくさんの花。しばらくここで空気と風景を味わって、下池へ向かう。
 池に出ると、整備された遊歩道が池の周囲をぐるりと回っているのが目に入る。ここを大山公園に向かって歩くと、崖の上にユキワリソウ(オオミスミソウ)が咲いているのに気づく。かつではあちこちに咲いていたらしいが、今は盗掘で少なくなってしまったという。現在は市や地域が盗掘の禁止と保護に力を入れているようで、盗掘されない場所で周囲をロープで囲んでユキワリソウ(オオミスミソウ)を育てている。崖の下から花を見上げ、可憐な風情に感激しながら、12時25分に大山公園に戻った。
 帰りはクラゲで有名な加茂水族館に寄って、神秘的で不思議な動きや色合いに瞬時我を忘れた。

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登った山

高館山

高館山

273m

よく似たコース

高館山 山形県

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
14
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