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行程・コース

天候

曇り、(こけ平〜山頂はガス)

利用した登山口

高下登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 西和賀町湯田から雫石へ抜ける県道1号線を北上し、沢内地区を通り過ぎ、県道12号線へ右折するところを曲がらず、そのまま1号線を走ると1個目の左カーブを過ぎたあたりで右側に登山口の看板があるので、そこを看板に従って左折します。しばらく走ると砂利道の林道に出るので、それを4km走ると登山口に出ます。車は頑張って8台ほど停めれると思います。

この登山記録の行程

高下登山口(09:35)・・・高下分岐(10:10)・・・和賀川徒渉点[休憩 10分](10:50)・・・こけ平(天狗の踊り場)(12:10)・・・和賀岳[休憩 20分](12:23)・・・こけ平(天狗の踊り場)(13:05)・・・和賀川徒渉点[休憩 10分](13:50)・・・高下分岐(14:50)・・・高下登山口(15:05)

コース

総距離
約10.6km
累積標高差
上り約1,405m
下り約1,405m
コースタイム
標準7時間40
自己4時間50
倍率0.63

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

・和賀岳は何となくキツそうな山のような気がしていたため、近くの志賀来キャンプ場へ前日泊することにしました。このキャンプ場から和賀岳の岩手側高石登山口までは車で約30分程度なので、いちばん近いキャンプ場だと思います。一人一泊で200円と格安、かつ歩いて5分のところに沢内バーデンなる温泉があり300円で入れます。キャンプ場、温泉共に少し廃れた感がしましたが、どっちにしろ軽く晩飯を食べて寝るだけなのでまあ相応といったところ。キャンプ場にある程度のきれいさや開放感を求める方には、和賀岳からは少し離れますが、焼地台公園キャンプ場(芝生のキャンプ場で300円)や、峠山パークランドのキャンプ場(温泉に500円で入るとキャンプ場は無料!)があるので、それらの方をお勧めします。
・ 翌朝、志賀来キャンプ場から車で30分程度で高下登山口に到着。林道に入り、登山口まで4km地点から途中で砂利道になります。天気はいくぶん曇りがかっていましたが、登山口にはすでに5台ほどの車がありました。それ以上停めるには駐車スペースではなく、道の少し広そうな箇所の路肩に寄せて停めるしかありませんでした。
・ いよいよ登山開始。スタートしてからしばらくはひたすら杉林の中の土の道を急登になります。いかにも里山たる原始的な雰囲気。
・ 30分位、急登を登ると、赤沢分岐に差し掛かります。少し開けたところで、ここから木が杉からブナに変わります。ブナに変わっても、相変わらず急登が続きます。
・ さらに30分ほど登ると、高下分岐に差し掛かります。ここからもブナの林が続きますが、勾配が緩やかになり、和賀川に向かって平坦な道をしばらく進み、その後、急な下りになります。(高下分岐で高下岳へのルートと和賀岳のルートに分かれますが、和賀岳のルートは左側の少し降る感じの方なので、お間違いのないように)
・ 高下分岐から5分ほど歩くとブナの木に『水』と書かれた札がかけられていた。よく見るとそこから下の笹薮の中に降りれるようになっている。10mほど降りると水場を発見した。細い塩ビのパイプが出ており、ちょろちょろと水が流れていた。勢いはさほどないが、この時期でも枯れずに冷たく、美味しい水でした。
・ そこからしばらく引き続き平坦な道を歩きますが、笹薮にたどり着くとそこから急な下りが始まります。下りも結構長く20分くらい下ります。川のせせらぎが聞こえてきたら、もう和賀川はすぐそこです。
。 和賀川の河原に出ると、さほど深い川ではない様子でしたが、川面に石があまり出ていないため、これは飛び石伝い作戦は無理だなと思いました。周りをよく見ると、ビニール袋が木からぶら下げられているのを10箇所ほど発見しました。近づいて見て見ると、その袋は肥料袋やゴミ袋で、川の渡渉時に登山靴の上からはいて渡れという意味なことに気がつきました。用意が良い山だと思いましたが、ここまで至れり尽くせりされるというのは逆に興が冷めるというか、和賀川の渡渉は想定のうちだったので、自分はそれらの袋は使用せず、登山靴と靴下を脱ぎ、裸足で川を渡りました。夏とはいえ、水が非常に冷たく、10秒も入ると痛さに耐えられなくなりますが、急ぐと今度は川の石で足の裏が痛くなるため、少しあたふたしてしまいました。だが、これこそと登山というか自然に触れる醍醐味なんだと思います。このような小さな川幅の川でしたが、上流や下流を見やると、出水時に流れ着いた大きな大木が残されていることから、増水した時には渡れなくなるだろうなと少し怖くなりました。天気もいくぶん曇り気味で雨が降ってもおかしくない感じだったので、そう思うと少し足を速めました。
・ 川を渡るとまた急登が始まります。序盤登った急登の分が、和賀川への下降で一気に振り出しにもどり、更に急になった感じです。登山口と山頂の標高差はたかだか千メートル弱ですが、川に下った分を入れると登りは千五百メートル近いです。しばらく急登を登ると、こけ平に出ます。草すらもあまり生えていない感じなので、急に見渡しが良くなりますが、濃いガスに包まれているため、むしろ荒涼とした感じがします。
・ ガスの中の草原をしばらく歩くと笹やぶが見えてきます。山頂に至る笹やぶなのですが、背丈もあり、刈り払いもされていないので、かき分けながら進むと山頂への最後の登りに出ます。山頂はガスっていて何も見えませんでしたが、約20名ほどの団体さんが和やかに昼飯を食べていました。
・ 総括として、コケ平から山頂までの平坦で見晴らしの良い距離が結構長めなので、天気の良い日の開放感は素晴らしいのではないかと思いました。ただし、距離が短く、高低差が大きいので、標準コースタイムからの短縮は結構きつく、場所柄かガスりやすく、和賀川が増水した場合、下山できなくなるので、朝早めの登山開始をお勧めします。帰りは湯田駅内の温泉に入り(たぶん源泉掛け流しで300円は安い)、隣接した観光案内所のような建物で蕎麦を食べました。ここの案内所には西和賀地区の詳細登山コースがわかるパンフレット(和賀岳、真昼岳、女神山等)があるので、立ち寄らない手はないです。

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フォトギャラリー:14枚

高下登山口です。

登山口から赤沢分岐までは杉を両側に急登が続きます。

赤沢分岐です。ここから高下分岐までは木々が杉からブナに変わりますが、依然、登りが続きます。

赤沢分岐〜高下分岐まではブナの林の中の急登が続きます。

高下分岐です。ここで高下岳へのルートと和賀岳へのルートに分かれます。和賀岳へのルートは左側で、ここからしばらくは勾配のない道を進み、その後、和賀川の渡渉点まで結構急な下りになります。

高下分岐から少し平らに進むと、少し大きめのブナの木に『水』と書かれた看板が下がっており、なにやらそこから下へ下れる様子。

10mほど笹薮を下ると水場を発見しました。パイプから出ていますが、勢いは
さほどありません。水は冷たく、美味しい水でしたので、水筒に補給しました。下山時にも寄りました。

急な下りをしばらく降りると川の流れる音が聞こえ、和賀川に出ます。水は平常レベルだとは思うんですが、一通りぐるっと見ましたが、飛び石伝いや、ジャンプだけで渡れる箇所はありませんでした。

おそらく、巡視員さんが親切に置いていってくれたであろう、肥料?のビニール袋が木にぶら下がっているのを発見。他にも5個くらいはこのような袋が木から垂れ下がっていました。これを履いて和賀川を渡れということですね。

垂れ下がっている袋を目にしつつも、靴と靴下を脱ぎ、裸足で渡りました。まだ9月の初めですが、水は痛くなるほど冷たく、数十秒足をつけるのがやっとでした。きっと、何分も川に入っていると麻痺して感覚がなくなるようなレベルです。冷たかったけど、少し足の疲れが取れたような気になりました。

和賀川を渡ると、再び急登が続きます。登山口から赤沢分岐までの急登よりもさらに急で登山道がえぐれていて少し手を使わないと登れない箇所が出てきます。土質の道なので、降雨後は滑りに注意です。

長めの急登を抜けるとこけ平に出ます。ガスで全く見えません。

こけ平から山頂までは平坦ですが、結構な距離を歩きます。気のせいか草がすでに黄色味がかっており、秋もすぐそこだなと実感しました。

和賀岳山頂到着!自分の他に5名と、15名ほどの団体さんが2組いました。ガスで周りが全く見えませんが、人が多くいたので、ああ山頂なんだという気分がしました。

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装備・携行品

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登った山

和賀岳

和賀岳

1,439m

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