行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
市営芦安駐車場で車を駐車。無料。
乗り合いバスで広河原へ移動。
この登山記録の行程
※写真なしの為、時間の記録なし。
7:00 広河原登山口
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23:30 市営芦安駐車場
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
この登山を思い出すと、どっと疲れが出る。思い出す、あの林道の深夜爆歩き。北岳の頂上に登った記憶より、あの広河原から芦安駐車場までの、林道深夜爆歩き(勝手に名前を付ける)の方が、鮮明に記憶に残っている。この日の歩行距離が、地図で歩いたところをなぞってみて分かったが、なんと!24.8km!!歩いていた。ありえん。ようやったなぁ…。
この登山の反省点は三つある。
一つ目は、事前に登る山を知らされていなかったこと。リーダーから登る山を知らされたのは、当日の登山口だった。当時の私は、沢登には精通していたが、山に対しては無頓着で、どこか、ぶっつけで登山に行っても、まぁ、何とかなるだろうへへへ、という思いがあった。今思えば、本当に痛い…決して真似をしないでほしい。
二つ目は、飽和的でアバウトな登山計画。一日(日帰り)で北岳を制覇するには、このルートじゃ無理がある。そして、何もかもを、リーダーに任せていたのも責任がある。帰りのバスの時間も把握しておらず、下山時の後半は、最終のバスに間に合うか間に合わないかの焦りで、山を転がるように駆け下りた。結局、広河原から、市営芦安駐車場までの最終バスに間に合わなかった…。
三つ目は、下山後、広河原から市営芦安駐車場まで歩いたこと。なぜあの時、広河原山荘で素泊まりをするという決断をしなかったのか…なぜあの距離(16km)を歩いて行こうとしたのか…。18:00に広河原を出発して、市営芦安駐車場に着いたのは、23:30。日本で二番目に高い山に登った後に、五時間半の林道爆歩。疲労困憊なのに五時間半の林道爆歩。しかも、月明かりだけの真っ暗な林道と、真っ暗なトンネルのおまけつき(夜叉神トンネルで戦慄した)。あの時は、まさに満身創痍だった。悲劇の中心にいた。無言の爆歩。そして、23:00過ぎにリーダーが全身過労で倒れた…。私がリーダーを担いで残りを歩いた。今思えば笑い話だが、当時は………
夜叉神峠のゲートからタクシーを使って、芦安駐車場まで無事に帰ることが出来た。本当にあのタクシーの運転手には感謝してもしきれない。
林道深夜爆歩きのことばかりになってしまったが、北岳は山歩きをするにはとても楽しい場所だと思った。どこでテントを張って、どこでご飯を食べて、どこで朝日を見て、どのコースを歩いて……結構、計画を立てるのが楽しい山だと思う。難易度もそんなに高くない印象があった。
必ずリベンジしたいナンバーワンの山である。




