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雲はともだち! 小金沢連嶺

滝子山、大谷ヶ丸、ハマイバ、大蔵高丸、白谷ノ丸、黒岳、川胡桃沢ノ頭、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、小金沢山、天狗棚、熊沢山、大菩薩峠、大菩薩嶺( 関東)

パーティ: 1人 (鋸太郎 さん )

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行程・コース

天候

雨のち曇

利用した登山口

大菩薩峠登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 大月市笹子の桜森林公園に駐車

この登山記録の行程

桜公園(04:00)・・・南稜入口(04:05)・・・道証地蔵(04:34)・・・曲沢峠分岐(06:07)・・・大谷ヶ丸分岐(06:52)・・・滝子山[休憩 10分](07:06)・・・1590三角点(07:17)・・・大谷ヶ丸分岐(07:27)・・・大谷ヶ丸(08:15)・・・破魔射場丸(ハマイバ丸)(09:26)・・・大蔵高丸(09:49)・・・湯ノ沢峠(10:16)・・・黒岳(11:24)・・・牛奥ノ雁ヶ腹摺山(12:26)・・・小金沢山(13:04)・・・石丸峠(14:07)・・・大菩薩峠[休憩 10分](14:33)・・・賽ノ河原(15:08)・・・大菩薩嶺(15:22)・・・丸川峠(16:08)・・・丸川峠入口[休憩 20分](17:20)・・・大菩薩峠登山口(18:00)

コース

総距離
約28.4km
累積標高差
上り約2,835m
下り約2,548m
コースタイム
標準14時間46
自己13時間20
倍率0.90

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

笹子から滝子山に登り、そのまま大菩薩嶺まで歩きました。
小金沢連嶺の縦走は北から南に下るのが多い様ですが、特に何も考えずに南から北を目指してしまいました。逆方向から颯爽と走って来るトレランの方々にへろへろの挨拶を返しながらも、じわじわと高度を上げていくのが楽しかったです。
  
ただ、雲。
歩き始めはもとより、駐車場に着いた夜明け前の時点で既に目の前の入道山方面上部が雲に隠れていて、どこかで晴れてくれればと思いながらついに終日雲の中でした。
おまけに歩き始めから午前は断続的に雨まで振りました。レインウェアとザックカバーを余儀なくされましたが、ただ特に雨足が強くなる訳でなし、風や雷を伴う訳でもありませんでしたので、山行はそのまま続けました。
  
不思議だったのはその後他の登山客の方々から、自分の格好を見つつ「雨が降ったんですか?」と何度も尋ねられたことです。
失礼を承知で書かせて頂くと、その時はどなたに対しても「何を言ってるんですか、ずっと降っていたじゃないですか」と思いました。ですがどうも察するに、自分の歩いて来た道と狭い範囲の雨がずっと重なっていたみたいでした。
秀麗富嶽十二景と称される絶景が期待されるコースではありましたが、雨雲が一緒に行きたいと言うのなら仕方ありません。
雨が上がった後でも雲は晴れませんでしたが、雲が一緒に行きたいと言うのなら素直に連れて行く、そんな山歩きでした。
  
コース状況や難易度などは先輩方のレコが沢山あがっていますのでお譲りするとしまして、総じて標識の破損が目立った印象がありました。
人為的なものでないとしますと、風雪に弱い素材なのか、折角の素晴らしいコースですので直してもらえればと思いました。
変な印象かも知れませんが、有無とは別に、標識の保存状態はそのままコースの健康状態を示している気がするのです。
  
コース自体は登りあり下りあり、草原あり適度な岩あり、特に苔が素晴らしかったです。
どこを切り取って歩いても楽しめそうですし、これで眺望が加わったら最強でしょうね。
  
いつもの様な体力使い果たし系の山歩きが出来ましたので、今回も十分満足しましたが、願わくば次回は快晴のもと眺望を味わい、笹子餅を買って帰りたいです。
雨雲の中の山歩きも本当に楽しかったのですけどね。
冬かなあ。冬ですね。

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フォトギャラリー:56枚

AM4:00、桜公園出発です。
夏至が近いこの時期は、4時と言えどすぐ明るくなります。

道証(みちあかし)地蔵。
どれ程の人を見送ってきたのでしょう。

鉄塔だー!鉄塔だー!
たーのしーいーなー。
苗駒線77号です。

曇とか雨でなく、雲の中ですよ。

ずみ沢右岸のちょっと迷った箇所です。
渡渉した先にも踏み跡と道が少し続いていました。
正しくは渡らず左へ山を登ります。

前日の豪雨、本日の小雨と来ていますから当然迂回ルートを選びます。

曲沢峠分岐。

この写真の後、歩測ですが視界が20mまで落ちました。

大谷ヶ丸分岐。

白縫神社です。

鎮西ヶ池ですが、水は涸れていました。
前日も今日も雨なのですが。

無事滝子山に着きました。
丁度1000m登った計算になります。

ですが視界はこんな感じ。
なんかもう、さあ好きに描くがいい!

少し下って三角点です。
雨しとしと。雨乞いのお山ですしね。

大谷ヶ丸分岐まで戻りました。

下って登って大谷ヶ丸に着きました。
気持ち良い道でした。

コーラのビンを発見。よく確認しませんでしたが、★がありませんので、もし裏に「ホームサイズ」の文字があれば50年近く前のものになります。

米背負峠。こめしょいだるとうげ?
ふりがなも振っておいて欲しいです。

天下石。標識壊れちゃってるんですよ。
雨対策を検討している方が数名いました。

どこまでも霧の中。
ハリネズミになった気分。

ヤマザクラも雨に大人しくしています。

ハマイバに到着。

漢字バージョンの標識。
「丸」はつくの? つかないの?
なんかそのカッコだと、「破魔射場丸」と書いて「ハマイバ」と読むみたいだよ。

柵を越ーえーゆこーおよー

大蔵高丸。この辺りでやっと雨が収まりました。
SSBで無線に挑まれている方がいました。
自分の無線機は今日はお留守番です。

湯ノ沢峠のお花畑。
見ごろは何時ですか?

湯ノ沢峠。
ここを拠点にされる方も多いみたいですね。

トレランの方がやたら多かった理由です。
モニターの方々だったのでしょうか。
すごいよなあ。

強烈な登りを経て白谷ノ丸南峰。
景色が良いらしいのですが、今回はパスさせて頂きました。

白谷ノ丸。

どこから来たのか、どれ位来たのかもよくわからない登山が続きます。

黒岳到着。ようやく雲が薄くなってきました。

待望の青空。
ですが天頂部分だけで、水平方向は相変わらず真っ白でした。

黒岳を過ぎると倒木が増えました。

川胡桃沢ノ頭。
休憩されているお姉さんが一人。

ここで本日最初にして最後の富士山に出会えました。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山。
地味に登りがきつかったです。
お昼の方が数名。

低い雲がまた連れてってと。
いいよ、一緒に行こう。

小金沢山到着。
久し振りの2000m超えです。
こちらもお昼の方が数名。

狼平。
雲の通り道でした。

一瞬姿を見せた大菩薩湖と大菩薩峠登山口付近の町です。

天狗棚です。

石丸峠に着きました。
ここも登山拠点としてよく使われているみたいですね。

熊沢山です。
遠目に「あの山道は別ルートだよね?」なんて思っていましたが、そんなことはありませんでした。

大菩薩峠に向かいます。
塩山市時代の標識です。

頑張って頑張って大菩薩峠。
小学生の男の子が店番をしている売店で、何年振りかでノーマルなコーラを飲みました。
物凄くおいしかったです。

賽の河原。少し肌寒くなってきました。

ようやく本日の最終峰、大菩薩嶺に着きました。
これでもう、今日は登らなくていいんだ!と言うのが偽りなき感想でした。

とは言え時刻も15:30近く。
日没にはまだ間がありますが、バスも心配なので残った体力を振り絞って下山開始です。

丸川峠までは比較的大人しい坂道でしたので走って降りました。

丸川荘。
もう少し時間に余裕があれば、コーヒーの一杯も飲めたかも知れません。

丸川峠からは急坂でした。
足が壊れる……。

丸川峠入口に着きました。
後は舗装された一般道ですが、途中の公衆トイレで着替えを済ませました。

何とか18:30の終バスに間に合いました。
他にはやはり登山をされたお兄さんが二人。
少しお話しをさせて頂きました。

塩山駅からJRで笹子駅下車。
桜公園のマイカーを迎えに行かなくてはなりません。
無人駅の笹子駅から追加の2.1kmです。

自分向けのお土産に観光地キーホルダー!
大分衰退してしまいましたが、生き残って欲しいもののひとつです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ 軽アイゼン GPS機器 燃料
ライター カップ
【その他】 ピッケル

みんなのコメント

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  • 鋸太郎さん、こんばんは♪

     予告通りの小金沢連嶺山行、お疲れ様でした。

     大菩薩まで行かれたのですね、しかも滝子山から。あの距離を踏破するとは、相変わらずの素晴らしい健脚!、いや~参りました。

     生憎の天気だったようですが、「雲が一緒に行きたいと言うのなら素直に連れて行く」は、鋸太郎さんの歩く後を雨雲がついていく様子を想像してしまい、思わず吹き出してしまいました(笑)。是非、快晴の時の小金沢連嶺にも出かけてみてください。

     ところで、「標識の保存状態はそのままコースの健康状態」は全く同感です。小金沢連嶺もそういった状況になっているのですね。残念ですね。
      
          ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん

    行って来ました小金沢連嶺。
    確かに景色は残念でしたが、思っていた以上に良いコースでした。ただの曇でしたらつまらなかったかも知れませんが、一歩ごとに変化する新緑と霧のグラデーションが素晴らしく、心底楽しんできました。
    道も特に泥状ではなく、濡れ落葉で滑る訳でもありませんでしたので、何と言いますか、一人しっとり山行、そんな感じでした。
    天候問わず、きっとまた行きます。

    標識は写真をアップしていないだけで、結構地面に置かれていました。踏み跡はしっかりしているコースでしたが、分岐が無いわけではありませんでしたので、出来るだけ質実剛健なものを備えて頂ければと思いました。
    地形図持って登って来る方ばかりではないと思いますので……。

    ぼっけもんさん同様、毎週の様に山に入っていますが、さすがに最近ネタ切れ気味です。
    と言う事で、また過去レコ読ませて頂きますね!

登った山

大菩薩嶺

大菩薩嶺

2,057m

小金沢山

小金沢山

2,014m

滝子山

滝子山

1,615m

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

牛奥ノ雁ヶ腹摺山

1,995m

黒岳

黒岳

1,988m

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