行程・コース
この登山記録の行程
馬場島(03:20)・・・松尾平(03:50)・・・三角点(05:20)・・・早月小屋(06:25)・・・2600m標識(08:30)・・・剱岳(09:55)・・・2600m標識(11:30)・・・早月小屋(12:30)・・・三角点(13:40)・・・松尾平(14:40)・・・馬場島(15:15)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
久しぶりに、剱岳の早月尾根に行ってきました。登山口に予定よりも速く着き過ぎましたが、ヘッドライトを付けてすぐにスタートしました。登山口の標高が低く、稜線でもほとんど無風で蒸し暑く感じました。途中で東の空が明るくなり、薄らと雲が赤く染まりました。剱岳山頂にはうろこ雲のような雲が漂っていて太陽の光を遮っていました。剱岳の北方稜線から太陽が出て、ダイヤモンド剱岳が望めました。標高が高くなってくるにつれて、樹間から展望が開けて北側には猫又山、南側には大日連山の山並みが見え始めました。その後上空にあった雲が消えて、山肌には光が当たり始め、晴れたらいいね状態となりました。登山道脇には色々な高山植物が見られ、花の写真を撮りながらのんびりと山頂に向かいました。上部からは、薬師岳、笠ヶ岳、そして立山や室堂も見え始めました。別山尾根の主稜線に合流すると北アルプス全体が見渡せるようになりました。東の方からは雲が湧き始めていて、後立山連峰の上部にかかり始めていました。槍ヶ岳-穂高岳は既に雲に隠れてしまっていました。山頂で昼食と大休息後、下山に取り掛かりました。上り時には、両手にトレッキングポールを持っていましたが、下山時には上部ではトレッキングポールをザック脇に収納しました。
下山時し始めると日差しがなくなり、その後雨がパラツキ始めました。蒸し暑い日で雨も弱かったので、ザックカバーを使用したのみで、結局雨具を着用しませんでした。登山口では、雨が降っていませんでしたが、山上には雲がかかっていました。登山道では、ウグイス、カヤクグリ、ヒガラ、イワヒバリ、イワツバメなどが見られ、ウソ、ホシガラス、ルリビタキなどのさえずりが聴こえていました。早月尾根ではテントを担いで登っている方や非常に軽量な装備でピストンされているような方を多数見かけました。
【動画①剱岳からの展望360度】剱岳山頂からの展望、立山→室堂→笠ヶ岳→黒部五郎岳→薬師岳→大日岳→毛勝三山→後立山連峰→八ツ峰、源次郎尾根→立山 https://www.youtube.com/watch?v=HrQ33v3K8jE
【動画②剱岳早月尾根からの展望】剱岳早月尾根からの展望、早月小屋→剱岳→大日岳→早月川→猫又山 https://www.youtube.com/watch?v=PRGV4MdqKcg
【動画③カヤクグリのさえずり】 https://www.youtube.com/watch?v=85M67mPF-Tc
・早月尾根の登山道の残雪は1箇所のみ
・標高200mごとに案内標識
・剱岳山頂では祠の改修作業工事が行われていました
・馬場島荘(上市町のHP) http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/kanko_turugi/babajimasou.htm
・早月尾根図解(上市町のHP)http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/kanko_turugi/root.htm
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早朝馬場島荘前の駐車場が満車だったので、少し下った場所の駐車場利用
大猫山、猫又山(ブナクラ乗越)方面の分岐
猫又山、ヘッドライトを点灯し登って行くうちに、東の空が明るなり始めました
ダイヤモンド剱岳、北方稜線の方から日が昇りました
富山平野にも日が当たり始めました
早月川の支流の立山川と奥大日岳-大日岳
早月小屋付近からの山頂方面、早朝は太陽の位置に雲が漂っていました
キヌガサソウの群落
早月小屋とテント場、脇には残雪があり、サンカヨウやキヌガサソウなどのお花畑となっていました
太陽の位置にあった雲が次第に切れてきて、上空は快晴となって来ました、早月尾根からの毛勝三山
奥大日岳
今回唯一の登山道上の雪渓と山頂部
雪渓近くにシナノキンバイなどのお花畑
ミヤマダイモンジソウ
ツガザクラ
赤谷山、白萩山
イワオウギにいたヒラタアブの仲間
薬師岳のどっしりとした山容
黒部五郎岳
中大日岳の背後には白山
赤ハゲ、白ハゲ
薬師岳、奥大日岳-大日岳
毛勝三山
コバイケイソウとオンタデ
登ってきた早月尾根、遠景は富山平野と富山湾
山頂が近付いてきました、上部の難しそうな岩場には鎖などが設置されていました
早月尾根上部からの立山方面
上部からの早月尾根、遠景は富山平野と富山湾
大汝山と雄山、映画「春を背負って」の撮影の舞台となった大汝山休憩所
笠ヶ岳、その左奥に御嶽山
室堂と地獄谷
中大日岳、大日小屋、大日岳
後立山連峰(旭岳-白馬岳-白馬鑓ヶ岳-天狗の頭)
白馬岳と白馬山荘
北アルプスの山並み
イワベンケイ
山頂付近からの早月尾根
山頂部からはコース上の馬場島荘、早月小屋なども見渡せかなり高度感があります
剱沢小屋とテント場(夏山最盛期で80張り近く)、剱岳に登る時はここや雷鳥沢のキャンプ場なども利用していました
遠くに乗鞍岳
奥大日岳-大日岳、遠景は両白山地
山頂からの北アルプス、槍ヶ岳-穂高岳は雲に隠れていました
剱岳の別山尾根からのルートには多くの人がいました
毛勝三山
八ッ峰と後立山連峰(唐松岳-五竜岳-鹿島槍ヶ岳)
源次郎尾根
「点の記」の題材となった三等三角点「剱岳」(三角点の標高は2,997.10m、標高点は2,999m
剱岳山頂(標高2,999m)、山頂では祠の改修作業工事が行われていました
八ツ峰と後立山連峰(白馬岳-唐松岳-五竜岳)
仙人池ヒュッテ、仙人池に映る八ッ峰の撮影ポイント
早月川
その上部の馬場島荘と早月小屋
八ッ峰
不帰ノ嶮、唐松岳、唐松岳頂上山荘
八ッ峰と長次郎谷(この谷の少し下にテントが1張りありました)
立山-別山
カラフルなグラデーションの★シコタンソウ(今回見た中で最もお気に入りの高山植物)
ヒメクワガタ
ミヤマオダマキ
チングルマ
アオノツガザクラとツガザクラ
登山道脇でカヤクグリがさえずっていました
早月小屋の椅子にいたクロボシヒラタシデムシ
早月小屋の少し下部の高台からの展望、下山時次第に曇ってきました
池塘と降り出した雨、周辺にはイワイチョウ、コイワカガミなどの花が咲いていました
【剱岳の植物図鑑】
シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ
シナノオトギリ?、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマダイコンソウ
オタカラコウ、タカネニガナ?、ウサギギク
チングルマ、ハクサンイチゲ、ノウゴウイチゴ
ミツバオウレン、ミツババイカオウレン、ヒメイチゲ
ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、イワイチョウ
イワツメクサ、タカネミミナグサ?、イワウメ
ミネウスユキソウ、タカネヤハズハハコ、トウヤクリンドウ
キバナノコマノツメ、イワベンケイ、エゾシオガマ
・トウヤクリンドウの開花時期は8-9月、これが咲いているともう晩夏という印象があります
ミヤマダイモンジソウ、イワオウギ、コウメバチソウ
カラマツソウ、モミジカラマツ、クロクモソウ
ヤマハハコ、ミヤマタンポポ?、ハクサンオミナエシ
ミヤマリンドウ、チシマギキョウ、ミヤマオダマキ
ヨツバシオガマ、タカネマツムシソウ蕾、ソバナ
?トリカブト蕾、ツボスミレ?、ヒメクワガタ
シコタンソウ、クモマグサ、シラタマノキ
ツガザクラ、アオノツガザクラ、アカモノ
コケモモ、イワヒゲ、ミヤマホツツジ
・アカモノ(別名:イワハゼ)は、下部では赤い果実となっていました
キヌガサソウ、キヌガサソウ、エンレイソウ
サンカヨウ、ショウジョウバカマ、ツクバネソウ果実
クルマユリ、バイケイソウ、コバイケイソウ




