行程・コース
天候
小雨、後曇り
登山口へのアクセス
その他:
往)ホリデー快速あきかわ1号で武蔵五日市駅
復)つるつる温泉からバスにて武蔵五日市駅
この登山記録の行程
武蔵五日市駅(8:10出発)-三内神社(8:25)-三内神社本社(8:43)-秋川街道交差(9:00)-(神明社、諏訪社参拝)-まいまい坂(9:30)-(愛宕社、穴澤天神参拝)-あじさい山観覧(10:10~10:35)
-山抱きの大樫(11:00)-三内川沿道(11:13)-千年の契り杉(11:28着/11:38発)-(深沢家屋敷跡)-鉄塔巡視ルートに入る(12:20)-金毘羅尾根合流(12:48)-ロンデン尾根分岐(13:20)-麻生山山頂(13:50着/14:00発)-滝本林道分岐(14:22)-つるつる温泉(14:55着)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
梅雨限定の特選コースと銘打って、あきる野は秋川の支流、三内川沿いの見所スポットを寄り道しながら歩いて来ました。 日本の梅雨には紫陽花が、、、紫陽花にはやはり小雨が似合います。
≫待望のしとしと雨の中、ストックをビニール傘に持ち替えて武蔵五日市駅に降り立ちました。
昨日まで出張していた香港で、巨大な入道雲の夏空を見てしまったので、ちょっと季節ボケの感がありますが、駅のトイレのあじさいのモチーフ画で気分を高めると、スパッツを装着して、さあ出発です。
今日一日、三内川沿いを歩き回るので、先ずは東の丘陵に鎮座する三内神社を参拝しに向かいます。
近所の方にお訊ねして、三内の読みが「さんない」であることも教えて頂きました。
参道は途中で二股に分かれ「拝殿に至る二択の迷い道」と書かれた道標が立っていますが、迷わず歩き易そうな石段の階段を進みます。 拝殿のお供え物や、珍しい仕草の狛犬のせいでしょうか、三内神社は、何ともほんのりした雰囲気に包まれていました。
ガクアジサイの咲く小径を更に登ると、梵天山と書かれた小さな頂に三内社の本社が佇んでいました。
二礼二拍一礼しながら、微かに流れてくる選挙カーのスピーカー音を聞くと、そう言えばここが東京都内である事を思い出します。
峠を西に下って秋川街道を渡ると、赤い帽子のZiziに誘われるように、三内川沿いの集落に入っていきます。 雨脚が少し強まり、杖代わりにしていたビニール傘を開いて、集落をぶらりと一周しました。
「まいまい坂」と書かれた古道を通って三内川の西岸に渡ると、あじさい山に向かうハイカーさん達を見かけるようになり、「あじさい橋」を渡ると、早速、真白なアナベルが出迎えてくれました。
駐車場の先のテントで入山料500円を払いながら今年の花の様子を伺うと、例年より10日程遅いものの、病気などは無くて、花付き自体は悪くないとのこと。 成程、雨の中、無数のあじさいが競い合って咲いているのを見ると、天候不順だ、空梅雨だと、勝手に花付きの心配をしていた自分が恥ずかしく思えてきます。
あじさい山の中腹をぐるりと回って、今度は二本の巨樹を巡りに向かいます。
「山抱きの大樫」はその名の通り、岩を抱きかかえたまま山と同化してしまったような根張りが印象的です。 「千年の契り杉」は、周囲の杉を圧倒する存在感で斜面に屹立していました。
いずれもその名に恥じない見事な巨樹ぶりで、寄り道する価値は十分ありです。
再び川沿いの道に戻って「深沢家屋敷跡」に寄り道した後は、登山詳細地図に載っている鉄塔巡視路を伝って金毘羅尾根に合流し、途中何人かのトレランさんとすれ違いながら麻生山に向かいます。
下りがてらに白岩の滝への寄り道も考えたのですが、雨で足場も悪そうなので、そのまま滝本林道を駆け下りて、つるつる温泉にドボーン。
これぞ日本の梅雨!!・・・を満喫して、今週もしっかり締まりました~。
(あッ、傘忘れた・・・。)
本日の総歩数35,129歩、歩行距離23.7km、消費カロリー1,446kcal、脂肪燃焼量103g也。
フォトギャラリー:84枚
出発前、駅のトイレの壁絵のあじさいで、気分を盛りたてます。
先ずは三内神社を目指して東に向います。
旧五日市町のマンホール。未だ場所によって残っています。
旧名主の三内氏が地元自治会に土地を寄贈したことを称える碑文が。
線路の北側に鳥居が見えてきました。
山道の階段から三内集落を見渡せます。
慶應三の文字が見える古い狛犬は、とても珍しい仕草をしていました。
判りますか・・・?子獅子に乳を与えているようです!
左の狛犬も子獅子を守っているように見えます。狛犬の子獅子は踏みつけられているのが相場なので、とてもレアな仕草だと思います。
拝殿のお供え物からも、氏子さんが社を大事にしているのが分かります。
拝殿の裏手から、ガクアジサイの咲く小径を進みます。
古い石段を上がりきると天竺山で、三内社の本社が鎮座していました。
あきる野が見降ろせます。そういえば明日は都議選なのですよね。
横沢入りの田圃は次回にして、林道を西に向います。
秋川街道を渡って、三内川沿いの路に入っていきます。
現れました・・・案内役のZizi、ですね。
途中立ち寄った諏訪社には、能舞台がありました。
ザクロの花が咲き始めています。
まいまい坂と名付けられた青梅道の古道を下ります。
慶応二年、名栗で蜂起した一揆勢と五日市の農兵隊が激突した場所だと記されています。
三内川には、魚道が付けられていました。
まいまい坂を振り返ります。ここで戦いが繰り広げられたのですね。。。
自治会館で今晩、蛍の夕べがあるようです。
三内川の西岸の通りには、あじさい山への案内板が出ています。
途中、愛宕に寄り道。狛犬は居ませんでした。
道沿いの穴澤天神社には、狛犬の代りに、大きめの青面金剛像が。
あじさい橋を渡ってあじさい山へ。
沿道で大輪のアナベルが出迎えてくれます。
入山料500円を払って、いざ。
例年より1週から10日程遅れて、今が見頃とのことでした。
余計な心配をしなくても、花はちゃ~んと咲いていました。
山裾一面に、青と白のあじさいが咲き競っていました。
駐車場の脇から、今度は「山抱きの大樫」に向います。
・・・こちらこそ、ありがとうございます。
山抱きの大樫に着きました。
写真では伝わらない迫力です。
名前の通り、山を抱きかかえたまま岩と同化してしまった様な根張りです。
続いて「千年の契り杉」に向います。
民家の軒先を通らせて頂きます。
15分ほど歩いてふと顔を上げると、まるでボスキャラの様な姿で大杉が立っていました。
回りの杉を圧倒し・・・、
とてもスピリチャルです・・・。
足元には沢ガニが。
契り杉からそのまま、勝峰山の尾根に登ることも出来るようです。
先程のお宅の庭先を通って、川沿いの道に戻ります。
暫く行くと、旧深澤家屋敷跡があります。
「五日市憲法草案」が発見されたという土蔵。多摩地域は自由民権運動の盛んな土地だったようですが、学校で習った記憶は・・・!?
三内川沿いの道は上部でダートに変ります。
ここから、金比羅尾根を目指します。
ブルト―ザーで強引に切り開かれた作業道は行き止まりとなり・・・、
途中の小沢沿いに付けられた微かな踏み跡から尾根に取り付きます。
雨の中、羊歯の新葉が生き生きと綺麗です。
路は鉄塔巡視路で、踏み跡ははっきりしていました。
30分程の登りで金比羅尾根に合流しました。
時折、皆伐地からの展望が開けます。
麻生山山頂直下。
ようやく麻生山に到着しました。
雨も上がって、遠くに筑波山が見えました。
白岩の滝は次回に持ち越しです。
3月に歩いた通矢尾根が見えます。
平井川の源頭がある滝本林道を下ってみました。
傾斜のある林道で、結構堪えます。
途中の橋の欄干に置かれた鉄のカエルとザリガニ。何度見ても感心の造形です。
看板は立派ですが、すっかり寂れた熊野社。遙拝のみで通り過ぎます。
ようやくの思いでつるつる温泉に到着!
お酒は自販機のビールとハイボールで締めました!
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | タオル |
帽子 | グローブ | 地図 | コンパス | 登山計画書(控え) | ナイフ |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー | 携帯トイレ |
非常食 | 行動食 | GPS機器 |
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