登山専門旅行社トラベルギャラリーが「プリンスルート」で登る富士山登山ツアーの募集を開始

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登山・ハイキング専門旅行社「トラベルギャラリー・旅の本棚」は、1泊2日で富士山登頂をめざす、東京駅発着「富士登山 プリンスルート」ツアーの募集を開始した。この夏、日本一の頂きにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

富士山から望むご来光(イメージ)

「プリンスルート」は、2008年に当時の皇太子殿下(今上天皇)が富士登山をされた際にこのルートを使用したことからそう呼ばれるようになった。「宝永火山」「お鉢巡り」「大砂走り」など変化に富み、ほかのルートに比べて混雑や渋滞が比較的少ないことも特徴。ツアーには日本山岳ガイド協会認定ガイドを含む2名の登山ガイドが同行し、登山をサポートする。

ツアーの概要は下記のとおり。詳細および申し込みはトラベルギャラリー・旅の本棚のウェブサイトへ。

登山風景(イメージ)

宝永山と大砂走り(イメージ)

登山ツアー「富士登山 プリンスルート」概要

ツアーの特徴:

  • 日本山岳ガイド協会認定ガイドを含む2名の登山ガイドが同行
  • 下山後の入浴(タオル付き)と昼食付き
  • 登山に不要な荷物預け可能
  • 朝食は弁当ではなく、山小屋での温かい食事を用意(登頂後)
  • 登頂の秘訣満載のオリジナル・ミニテキスト進呈(当日)
  • 登頂者にはオリジナル登頂証明を進呈

スケジュール(1泊2日):

  • [1日目]東京駅(9時発)=富士スカイライン=富士宮口五合目(2380m/13時ごろ発…宝永火口…馬の背…御殿場口七合目/砂走館(3090m/17時ごろ着)泊 ※夕食のカレーはおかわり可
  • [2日目]砂走館(1時ごろ発)…八合目…浅間大社奥宮/御来光…富士山/剣ヶ峰(3776m)…お鉢めぐり…御殿場登山道…砂走館(朝食)…大砂走り…御殿場口五合目(12時30分発)=富士八景の湯/温泉入浴・食事(タオル付き)=東京駅(18時ごろ着)

出発日:

  • [7月]20日(土)、24日(水)、30日(火)
  • [8月]6日(火)、17日(土)、28日(水)、31日(土)

旅行代金(1名あたり税込/東京駅発着):36,800円〜40,800円(出発日により異なる)
※75歳以上の参加者は健康診断書(1年以内受診)の提出が必要(1年間有効)。小学生以下および81歳以上は申し込み不可
※その他、参加にあたっての注意事項などはトラベルギャラリー・旅の本棚のツアー詳細ページを参照
食事条件:朝1回、昼1回、夕1回
最少催行人員:15名
申し込み方法:電話(03-6380-2371)またはオンライン予約ページより申し込む
詳細:https://tabihon.jp/tokyo/fuji/

問合せ先

(株)トラベルギャラリー・旅の本棚 東京営業所
TEL:03-6380-2371
https://tabihon.jp/

この記事に登場する山

山梨県 静岡県 / 富士山とその周辺

富士山・剣ヶ峰 標高 3,776m

 日本の山岳中、群を抜いた高さを誇る富士山は、典型的なコニーデ式火山。いずれの方向から眺めても円錐形の均整のとれた姿は美しく、年間を通して人々の目を楽しませてくれる。東海道本線や新幹線の車窓から見ると、右手に宝永山、左手には荒々しい剣ガ峰大沢が望め、初めて見る人の心を奪う。  昔は白装束姿で富士宮の浅間(せんげん)神社から、3日も4日もかけて歩き通したという話を古老から聞いたことがある。現在では、富士宮と御殿場を富士山スカイラインが結び、途中からさらに標高2400m辺りまで支線が延びているので、労せずして雲上の人になれる手近な山となった。  日本で一番高い山、美しい山であれば、一生に一度は登ってみたい願望は誰にでもある。7月、8月の2カ月間が富士登山の時期に当たり、7月1日をお山開き、8月31日を山じまいと呼ぶ。  山小屋や石室が営業を始めると、日本各地や外国の人々も3776mの山頂を目指して集まってくる。特に学校が夏休みに入り、梅雨が明けたころから8月の旧盆までは、老若男女が連日押し寄せ、お山は満員となり、登山道は渋滞し、山小屋からは人があふれる。  富士宮口から登ろうとする場合は東海道新幹線の新富士駅、三島駅などからの登山バスで五合目まで行き、自分の足で山頂へ向けて歩きだすことになる。山梨県側には吉田口があり、東京方面からの登山者が多い。  目の前にそびえる富士山はすぐそこに見えるため、山の未経験者は始めからスピードを出しすぎ、7合目か8合目付近でたいていバテてしまう。登り一辺倒の富士山は始めから最後まで、ゆっくり過ぎるほどのペースで歩くことがコツである。新6合から宝永火口へ行く巻き道が御中道コースで、標高2300mから2500mを上下しながら富士山の中腹を1周することができたが、剣ガ峰大沢の崩壊で通行不能になっている。  山慣れたパーティならば新6合から左に入り、赤ペンキや踏み跡を拾いながら、いくつもの沢を渡り3時間もかければ大沢まで行くことができる。辺りは樹林帯で、シャクナゲの群落やクルマユリやシオガマなどの高山植物が咲く。  9合目右側の深い沢に残る万年雪は、山麓からも見ることができる。富士宮口を登りつめると正面に浅間神社奥ノ院がある。隣は郵便局。もうひとふんばりすると、最高地点の剣ヶ峰。山頂にはかつては毎日データを送り続けていた気象観測所跡が残っている。天候に恵まれたならば噴火口の周囲を歩く御鉢巡りが楽しめる。

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