この夏、標高差日本一の登山ルートに挑戦してみませんか?「富士山登山ルート3776スタンプラリー」開催

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山のスタンプラリーアプリ「ヤマスタ」は、静岡県富士市と協力して、「富士山登山ルート3776スタンプラリー」を実施する。実施期間は2024年5月25日(土)から11月24日(日)まで。

ヤマスタ「富士山登山ルート3776スタンプラリー」

富士登山といえば五合目からの登山が一般的だが、富士山ファンなら一度はチャレンジしてみたいと思うのが「海抜0mからの富士登山」ではないだろうか。富士山を信仰の対象として登拝した時代から多くの先人たちが歩いた、長い道のりを歩ききったときの達成感は計り知れない。歩みを進めるにつれ迫力を増す富士山の眺望は、麓からの登山ならではの醍醐味。過去に登ったことのある人も、今年こそ登ってみたいと思っている人も、スタンダードな五合目からの登山とは違う富士山の魅力に出合えるはずだ。

「富士山登山ルート3776」は、静岡県富士市が設定した、海抜0mから富士山頂3776mまで続く全長約42kmの登山ルート。起点となる「ふじのくに田子の浦みなと公園」または「富士塚」をスタートし、富士登山の歴史や、山麓の豊かな自然を体験しながら、富士山頂をめざす。

ヤマスタで実施される「富士山登山ルート3776スタンプラリー」では、「富士山登山ルート3776」のルート上の10カ所でデジタルスタンプが獲得でき、その場所の風景や歴史にちなんだデザインが楽しめる。さらに、スタンプを集めると、達成状況に応じて記念缶バッジや挑戦達成証がもらえるほか、抽選で当たる特製ピンズに応募できる。詳細はヤマスタのウェブサイトへ。

スタンプラリー概要

名称:富士山登山ルート3776スタンプラリー
実施期間:2024年5月25日(土)~11月24日(日)
詳細:https://yamasta.yamakei.co.jp/info/route3776.html

■コースとチェックインポイント
チェックイン対象の場所:12カ所
スタンプラリー参加の推奨日程:3泊4日

  • 【推奨日程:1日目】①ふじのくに田子の浦みなと公園 はじまりの鐘付近または❶富士塚、②富士市役所市役所前(錦町交差点付近でも可)、③富士山かぐや姫ミュージアム 施設前(広見団地入口バス停付近でも可)、④エスプラットフジスパーク 施設前または❹よもぎ湯 施設前
    ※「ふじのくに田子の浦みなと公園」と「富士塚」、「エスプラットフジスパーク」と「よもぎ湯」は、どちらか一方のチェックインで達成
  • 【推奨日程:2日目】⑤NINOMARU Village 入口看板付近、⑥ふじひのきパーク、⑦PICA表富士 入口看板付近
  • 【推奨日程:3日目】⑧旧料金所ゲート前、⑨六合目山小屋(雲海荘・宝永山荘)
  • 【推奨日程:4日目】⑩富士山頂 剣ヶ峰 山頂付近(鳥居付近でも可)

ヤマスタ「富士山登山ルート3776スタンプラリー」

■スタンプラリー達成でオリジナル特典をプレゼント
各日程のスタンプを集めてトロフィーを獲得すると、トロフィー1つにつき記念缶バッジが1個もらえる。さらに、すべてのスタンプを集めてスタンプラリーを達成すると、挑戦達成証がもらえるほか、山のお土産ブランド「Yamasanka(ヤマサンカ)」とコラボした特製ピンズの抽選に応募することができる。

ヤマスタ「富士山登山ルート3776スタンプラリー」オリジナル特典

■宿泊施設などで使えるお得なクーポンも
コース周辺の対象の宿泊施設や飲食店などで、ヤマスタの電子クーポンを提示すると、割引やサービスなどの優待が受けられる。登山中の休憩や、登山前後のお楽しみとして利用して、ルート3776への挑戦を充実させよう。

「ヤマスタ(YAMASTA)」とは?

「ヤマスタ」は、iOSとAndroid対応のスマートフォンアプリで、デジタルのスタンプを発行し収集する機能を持った、日本初(※)の登頂記念スタンプラリーアプリ。スマートフォンのGPS機能を利用することで、山頂や山小屋などの所定の場所で自分の現在位置を確認(チェックイン)することで、アプリのスタンプ帳とマイページにデジタルスタンプを集めることができる。
スタンプラリーを随時追加し、日本全国の山を網羅することをめざしている。

※当社調べ。2015年9月時点、日本国内における「登頂記念スタンプラリーアプリサービス」として

iOS版:ダウンロードはこちらから
Android版:ダウンロードはこちらから

問合せ先

株式会社山と溪谷社 ヤマスタ事務局
https://yamasta.yamakei.co.jp/
MAIL:yamasta-info@yamakei.co.jp

この記事に登場する山

山梨県 静岡県 / 富士山とその周辺

富士山・剣ヶ峰 標高 3,776m

 日本の山岳中、群を抜いた高さを誇る富士山は、典型的なコニーデ式火山。いずれの方向から眺めても円錐形の均整のとれた姿は美しく、年間を通して人々の目を楽しませてくれる。東海道本線や新幹線の車窓から見ると、右手に宝永山、左手には荒々しい剣ガ峰大沢が望め、初めて見る人の心を奪う。  昔は白装束姿で富士宮の浅間(せんげん)神社から、3日も4日もかけて歩き通したという話を古老から聞いたことがある。現在では、富士宮と御殿場を富士山スカイラインが結び、途中からさらに標高2400m辺りまで支線が延びているので、労せずして雲上の人になれる手近な山となった。  日本で一番高い山、美しい山であれば、一生に一度は登ってみたい願望は誰にでもある。7月、8月の2カ月間が富士登山の時期に当たり、7月1日をお山開き、8月31日を山じまいと呼ぶ。  山小屋や石室が営業を始めると、日本各地や外国の人々も3776mの山頂を目指して集まってくる。特に学校が夏休みに入り、梅雨が明けたころから8月の旧盆までは、老若男女が連日押し寄せ、お山は満員となり、登山道は渋滞し、山小屋からは人があふれる。  富士宮口から登ろうとする場合は東海道新幹線の新富士駅、三島駅などからの登山バスで五合目まで行き、自分の足で山頂へ向けて歩きだすことになる。山梨県側には吉田口があり、東京方面からの登山者が多い。  目の前にそびえる富士山はすぐそこに見えるため、山の未経験者は始めからスピードを出しすぎ、7合目か8合目付近でたいていバテてしまう。登り一辺倒の富士山は始めから最後まで、ゆっくり過ぎるほどのペースで歩くことがコツである。新6合から宝永火口へ行く巻き道が御中道コースで、標高2300mから2500mを上下しながら富士山の中腹を1周することができたが、剣ガ峰大沢の崩壊で通行不能になっている。  山慣れたパーティならば新6合から左に入り、赤ペンキや踏み跡を拾いながら、いくつもの沢を渡り3時間もかければ大沢まで行くことができる。辺りは樹林帯で、シャクナゲの群落やクルマユリやシオガマなどの高山植物が咲く。  9合目右側の深い沢に残る万年雪は、山麓からも見ることができる。富士宮口を登りつめると正面に浅間神社奥ノ院がある。隣は郵便局。もうひとふんばりすると、最高地点の剣ヶ峰。山頂にはかつては毎日データを送り続けていた気象観測所跡が残っている。天候に恵まれたならば噴火口の周囲を歩く御鉢巡りが楽しめる。

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