苗場山 | 和田小屋

徐々に秋の気配が感じられるようになりました。

山頂はすっかり秋! 山頂を遠景する。 (2010.09.18 和田小屋 )
山頂はすっかり秋! 山頂を遠景する。 (2010.09.18 和田小屋 )
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天気・気温

09/02(木) 晴。13:00の気温25℃。
みなかみ町の天気予報
明日
晴のち曇
27℃
11℃
明後日
雨のち曇
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 18:00発表
長野市の天気予報
明日
晴のち曇
30℃
12℃
明後日
曇一時雨
25℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

9月になっても暑い日が続いておりますが、やはりここは苗場山五合目! 徐々に秋の気配が感じられるようになりました。朝晩の気温が15℃を下回る日も出てきております。これからの清々しい季節こそ登山には最適ですね。

なお、苗場山周辺の紅葉は、9月20頃から苗場山頂の池塘付近から紅葉の兆しが見え始めます。山頂の紅葉のピークは早い年で9月25日頃、遅い年で10月上旬、例年9月28日前後の事が多いです。
苗場山頂はベニ サラサドウダン サラサドウダン の赤、 イワショウブ イワショウブ キンコウカ キンコウカ のピンク、ミネカエデの黄、湿原を埋め尽くすヌマガヤの茶、チシマザサ、チマキザサ、オオシラビソの緑、そして空を映し込んだ池塘の青と、錦秋の装いをまといます。
苗場山頂のヌマガヤの草紅葉は10月の中旬過ぎになっても薄氷の池塘や霜の降りた木道、とけやすい初雪などと見事なコントラストを見せてくれます。
中腹の和田小屋、赤湯道のフクベの平は10月10日頃、黄金色のブナ紅葉が観られます。

登山道の状況

特に問題はありません。

登山装備

日焼け対策・熱中症対策を万全に!樹林帯を抜けた後半(1850mから上)は、ほとんどが尾根歩き、正面やや左側から日差しを浴び続けます(午前中)のでなるべく気温の低いうちに標高をかせぎましょう。

着替えや雨具等のご用意もお忘れなく。
夕暮れが早くなるこれからは、念のためにヘッドランプ等あると心強いです。

小屋周辺では朝6時前は10℃以上に上がらない日が増えてきましたので、防寒対策も忘れずに。

注意点

夕暮れが早くなってきておりますので早発・早着を基本に行動をお願いいたします。
特に和田小屋からのピストンの場合、登りでは問題ないのですが下りで分岐が2箇所あります。薄暗い中を歩いていると思わず違う方面へと進んでしまう事もありますので十分ご注意ください。

お知らせ

和田小屋のお泊りや団体での昼食などにはご予約が必要です。電話025-788-9221(かぐらスキー場)
マイカーでお越しの方へ、一般車両の駐車場は林道終点の登山口(標高1,220m)です。
小屋周辺(標高1,380m)はスペースが限られているため、お泊り(または昼食等のご利用)の方のみとさせていただいておりますのでご理解をお願いいたします。
登山届を出しましょう。
山頂の遊仙閣は営業休止中です。あらかじめご了承ください。

和田小屋周辺の過去の様子

  • 和田小屋前も積雪しました
  • ウメバチソウが咲き始めました
  • 和田小屋前ではキバナノヤマオダマキが咲き始めました
  • ヤナギランが昨年より1週間早く咲き始めました
  • エゾアジサイが国道沿いでたくさん咲いています
  • ニッコウキスゲと和田小屋
  • ウスユキソウが咲き始めました
  • 小屋近くでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているフガクスズムシソウが咲いています
  • 神楽ヶ峰ではシラネアオイが見頃です
  • 小屋の周辺ではミズバショウが咲きはじめています
  • 中ノ芝から上越国境

和田小屋

電話番号:
025-788-9221
連絡先住所:
新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742 かぐらスキー場

地図で見る
http://www.princehotels.co.jp/amuse/wadagoya_summer/

施設の詳細を見る

関連する山

新潟県 長野県 / 苗場山・白根山・浅間山

苗場山 標高 2,145m

上信越高原国立公園内にある山で、第4紀火山の安山岩類からなり、頂上部は多くの池塘を光らせた4km四方に及ぶ高層湿原を展開しており、その景観と特異な山容から、越後の名山として注目され、県内外の登山者に親しまれている。 頂上には保食神の青銅像や伊米神祠、苗場七柱大神などの石塔があり、昔から延喜式内伊米神社の奥ノ院として、農民や修験の登拝があったらしい。 文化8年に塩沢町の鈴木牧之(ぼくし)が、案内や従者ら12名を伴って登山し「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり登り二里という。絶頂に天然の苗田あり、依て昔より山の名に呼ぶなり、峻岳の巓に苗田ある事甚だ奇なり」と、その著『北越雪譜』に苗場山紀行を載せている。 登山道は上越新幹線の越後湯沢駅から清津川を渡り、和田小屋、神楽ガ峰を経由する三俣コースや、三国峠に近い元橋からの赤湯温泉コース、飯山線の津南町から中津川を遡った秋山郷の金城山・小松原コース、小赤沢コースなどがあって、それぞれに苗場山の多様な側面を見せているが、交通、宿泊の便がよくて登山者に好まれているのは三俣コースで、マイカーを利用すれば、スキーシーズン以外は、和田小屋の徒歩20分手前の町営駐車場まで入ることができる。 かつてはブナの原生林をたどった登山道は、スキー場造成の伐開やリフト架設で昔の面影を失ったが、自然保護のため木道が敷かれて登山者に喜ばれている。 登山の対象としてよりもスキー場が有名で、苗場山を巡って民宿150軒、スキー場17カ所もの施設があり、ゲレンデに林立するスキーリフト群が山相を一変させた観がある。 一等三角点の頂上には、苗場山頂ヒュッテがあり、天然の苗田と見られた池塘群には、ワタスゲ、ヌマガヤに混じってヤマトキソウ、キンコウカ、ヒメシャクナゲなどの湿原植物が多彩で、その間にコメツガなどの低い針葉樹林が点在しており、木道に導かれた山上庭園の散歩が楽しい。もちろん上信越の山々をはじめとする展望も申し分ない。 三俣口8合目の神楽ヶ峰には、鈴木牧之の苗場登山を顕彰して、昭和15年に我が国登山界の元老である高頭仁兵衛氏らが、高さ3mの「天下之霊観」碑を建立したが、落雷か積雪の圧力かで折損放置されていたのを、平成3年に日本山岳会越後支部が、原型と同じ仙台石で霊観碑を再建している。 和田小屋からや約4時間30分で山頂に立つことができる。

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