西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

9月上旬の台風に続き、9/23にも猛烈な雨。いくつかの登山道で通行止めが続いています

用木沢出合~犬越路で外れていた木橋をかけ直す作業をしてきました。現在は靴を濡らさずに通行できます (2010.09.29 西丹沢自然教室 )
用木沢出合~犬越路で外れていた木橋をかけ直す作業をしてきました。現在は靴を濡らさずに通行できます (2010.09.29 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

09/26(日) 晴れのち曇り。朝の気温は14℃。日中は19℃。日の出5:32、日没17:33。
横浜市中区の天気予報
明日
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日本気象協会提供 2024年4月27日 6:00発表
甲府市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月27日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今朝は日差しの強い朝日がありました。昨日までの雨と風で、空気の汚れが無くなったためでしょうか。昼前から風が吹いてきました。
9/23日に降った雨は、西丹沢自然教室の近くで累加雨量で193mmの雨量がありました。一時間当たりの雨量で最大は23日13時の62ミリでした。猛烈な雨でした。
この雨の影響で県道に土砂崩れが発生し、路線バスが一時不通になるなど通行止めもありました。沢も増水し、西沢や用木沢など沢沿いの登山道では、木の橋が流されていると情報が入っています。

また、9/25は台風12号の影響か、強い風が吹き、木の葉が白く裏返るほど枝がゆすられ、地面や道路に木の枝や葉が落ちました。ミズナラのドングリも強風で落ちてしまいました。今年はどの程度、実るのか心配です。

登山道の状況

9/23の猛烈な雨の影響で、県道に土砂崩や沢の増水、登山道の流出などがありました。9/8に通過した台風9号の影響も残っていて、登山道は一部で荒廃して通行止め箇所もあります。各所の状況は以下のとおりですので、登山の際は十分に注意してください。

●西沢(西丹沢自然教室~畦ヶ丸)は、5か所以上で木の橋が外れています。一つ目の堰堤の上は膝下の深さの渡渉です。その先で2か所、下棚の近くでも2か所の木橋が外れています。下棚より上流の沢沿いは荒れていて、登山道がはっきり分からない場所があります。

●用木沢(用木沢出合~犬越路)は、飛び石と木橋が流されています。最初に出てくる木橋が外れています。すぐ先の飛び石も流されているので、この場所では2回の渡渉が必要です。その先の情報はまだありません。

●大滝沢(大滝橋~一軒家避難小屋)は、木橋が流されています。林道終点から一つ目、二つ目の木橋は横を向いています。二つ目の木橋の先の斜めに連続してかけられている梯子は、最上部の梯子が落ちています(※写真参照)。岩盤が露出し、高度差も3~5m程度あるため、通行できません。その先の情報はまだありません。

●白石沢(用木沢出合~白石峠)は、沢から外れた上方で、木橋が外れています。ダブルの木橋が「くの字」にかかっている一方が外れています(※写真参照)。降りて通過するには急傾斜なため、通行には適しません。また、全体的に登山道上に浮石が多いです。

●不老山は三つの登山口(山市場、世附、小山)からの登山道が、台風9号の影響で崩落等のため通行不可です。

●権現山(浅瀬入口バス停~権現山)は、台風9号の影響で全体的に経路が不明瞭なので道迷いに注意が必要です。

●東海自然歩道の世附の林道(大又沢、水ノ木幹線林道)は、台風9号の影響で路体が崩落したため車も人も通行止めです。

注意点

台風9号および9/23の集中豪雨は局地的な雨量をもたらし、いくつもの爪あとを残しました。丹沢湖周辺では土砂崩れで、車両通行止め箇所や、通行規制区間があります。南岸では当面、復旧の目処の立たない箇所もありますので、ご注意ください。

お知らせ

■周辺各地でのイベント情報
●陣馬山で秋の草花を楽しもう
場所:陣馬自然公園センター~陣馬山を往復登山する
日時:10月7日(木)8:45~14:30頃
参加費:2000円
申し込み:10月2日必着で陣馬自然公園センターへ。詳細は042-687-5270)へお問い合わせください。

●丹沢登山! ~自然再生の現場を訪ねて~
場所:ヤビツ峠~三ノ塔~大倉を登山する
日時:10月30日(土)9:15~16:30
参加費:1500円
申し込み:10月15日必着で秦野ビジターセンターへ。詳細は0463-87-9300へお問い合わせください。

●相模の古代の宝石・セラドン石を探しに行こう!
場所:宮ケ瀬ビジターセンター周辺
講師:門田真人さん(県立生命の星・地球博物館 外来研究員)
日時:11月13日(土)9:45~15:30頃
参加費:2000円
申し込み:10月23日必着で宮ケ瀬ビジターセンターへ。詳細は046-288-1373へお問い合わせください。

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

神奈川県 / 丹沢山塊

丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

神奈川県 / 丹沢山塊

畦ヶ丸山 標高 1,292m

 西丹沢で桧洞丸(ひのきほらまる)と並ぶ秘峰であったが、現在は三方面からの登山道がある。県境尾根からわずかに南側なので、山北町に属する。  畦ガ丸は山頂付近によく見かける馬酔木(あせび)からこの名がついたとも、畦とは塚の意味があり、遠くから丸く塚のように見えるのでこの名がついたという説もある。  この山の初登頂は大正13年(1924)だが、当時は全く道はなく、1955年の神奈川国体でもコースから外れ、わずかな踏み跡程度だった。その後、地元の人たちの努力で登山道の整備が行われた。頂上のケルンは箒沢山荘に集う人たちが、白石峠からのコースを改修した記念。山頂近くに立派な避難小屋がある。  小田急線新松田駅より西丹沢行バス大滝橋下車、東海自然歩道経由4時間、同じく西丹沢下車、西沢、善六のタワ経由で3時間、同じく白石峠、モロクボ沢ノ頭経由4時間30分。

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鍋割山 標高 1,272m

 塔ノ岳直下の金冷しから西に延びる鍋割山稜の肩のようなピーク。秦野市、松田町、山北町の境にある。  鍋割山の名は、この山の北側にある玄倉(くろくら)川の支流、鍋割沢からつけられたようだ。鍋割とは、岩の多い所をナベといい、歩きにくい悪い沢という意味から鍋割という名がつけられたと考えられている。  この山は南麓の寄(やどりぎ)集落の人たちからは三ノ萱と呼ばれて、昔からカヤ刈り場として利用され、ふもとから一ノ萱、二ノ萱があり、頂上が三ノ萱というわけ。この山が多くの人から人気を得ているのは、山頂から富士山方面のすばらしい展望と、登山者を温かく迎えてくれる鍋割山荘があるからだろう。鍋割山稜の大丸、小丸は、表丹沢で唯一のブナ林が広がる地域だ。  バス大倉下車、二股、後沢乗越を経て3時間で山頂。

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