標高1100m以上では降雪。吹き溜まりで15cm程度の積雪量で、西丹沢自然教室の近くから、白くなった大室山が見えました
天気・気温
山と周辺の状況
昨日は雨が降りましたが、累加雨量で5ミリ程度でした。今朝まで弱い雨は続いていて、道路は濡れていました。今日は時折青空が見えました。
昨夜の雨は、標高1100m以上では雪でした。朝には広い範囲で雪の着いた山が見えました。西丹沢自然教室の近くから、白くなった大室山が見えました。
積雪は、吹き溜まりで15cm程度の積雪量でした。ちゃんと雪があったのは1400m以上です。山頂付近は日中でも枝に着雪した雪が融けませんでした。北向き斜面ではしばらく残りそうです。
この時期は、落ち葉の上の新雪になるので、滑りやすいです。時間がかかるだけでなく、体力も余計に使います。余裕をもった登山計画を勧めます。
先週末の強風で、周囲の木の葉はさらに散り、檜洞丸への登山道の稜線は、すっかり葉が無くなりました。登山道はブナの落ち葉がきれいですが、今年はあまり実がならなかったようです。
最近は西丹沢自然教室の屋根や、つつじの植え込みやバス停の枯れ葉に霜が付く日もあります。9時ごろに屋根に太陽があたり始めると融け始めます。
登山道の状況
西丹沢自然教室からの日帰り登山で通行できない箇所はありません。ただし9月に直撃した台風の影響で、一部通行止めの箇所があります。西丹沢周辺の登山道などの情報は、以下のとおりです。
○檜洞丸、畦ヶ丸、用木沢出合~犬越路、大室山、白石峠は問題なく通行できます。
○不老山は、世附経由、及び小山経由の2路線が9月の台風の影響で通行止めです。吊橋が使えない場所もあります。明神峠からの尾根が歩けます。
○大野山は、台風の影響で湯本平からのコースが通行止めです。
○切通峠(東海自然歩道)は、台風の影響で浅瀬からの林道が崩落しているため、通行できません。
○玄倉林道は、トンネル工事のため、通行できません。
また、檜洞丸、つつじ新道の整備をおこなっています。傷んだ木橋の架け替えや、指導標(登山道の案内板)の再整備などを行っています。
山頂から約15分下った場所に、つつじ新道と石棚山コースの分岐があります。下ってくるとつつじ新道が目立たなかったのですが、今回の整備で、明らかに分岐点であることがわかるようになりました。
注意点
丹沢にはツキノワグマが生息していて、9月から11月にかけての秋は目撃情報が多い季節です。
神奈川県ではツキノワグマの目撃情報を発信しています。神奈川県ホームページ(TOP→くらし・交流→自然→ツキノワグマ情報)で調べられますので、ご確認ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/ryokusei/ysi/tukinowaguma/index.html
なお、丹沢全体ではクマは30頭から60頭の生息数です。神奈川県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定され、保護されています。
この時期は落ち葉が登山道を被い、スリップすることがあります。特に下山時は、足の置き方を慎重にしないと危険な場合があります。
西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子
西丹沢ビジターセンター
- 電話番号:
- 0465-78-3940
- 連絡先住所:
- 〒258-0201 足柄上郡山北町中川867