降雪が続き、西丹沢は多いところでは100cm以上の積雪。吹き溜まりは腰の深さ、稜線では雪庇もできています
天気・気温
山と周辺の状況
週末そして昨日と、丹沢では雪が降りました。1/22(日)の時点では、檜洞丸は山頂付近では60cm、山頂近くの吹き溜まりでは100cmの積雪でした。雪質は湿った軟らかい雪です。標高1000m以上で20~30㎝の積雪があります。
昨日さらに雪が降って、西丹沢自然教室近くでは、追加で10~20cm程度の湿った雪が増えました。山の上は、さらに多くなっていることでしょう。
今日は登山者がいないので、まだ近くの山の情報は入っていません。
1月にしては積雪量は多めですので、ご注意ください。
西丹沢自然教室までは、県道の除雪はされていますが、除雪した雪が溶けて、朝には凍結します。自家用車利用の方は、スリップに注意が必要です。
当面は、2倍以上の時間がかかることを覚悟して、山行計画を立ててください。なお、今朝の路線バスは、中川温泉までしか運行しませんでした。道路への積雪のためです。
登山道の状況
檜洞丸、畦ヶ丸、大室山などは入山者はほとんどいません。トレースをあてにしないでください。
檜洞丸から犬越路にかけての稜線は、1/22(日)の時点では、雪庇ができていました。登山道が埋まっているので、雪庇を踏み抜かないように注意してください。
犬越路の直下の谷底の登山道は、吹き溜まりは腰の深さがあります。湿った重い雪なので、かなり体力を必要とします。
西沢の沢沿いの登山道は、石の上に雪があるので歩きにくいです。
これまで歩いた時間よりも、2倍程度の時間がかかります。雪の下の見えていない石に乗ってバランスを崩すことがあります。
登山装備
山の上では防寒対策が必要です。アイゼンが必要になる場合もあるので、この時期は必ず携行してください。
晴れたらサングラスが無いと行動できません。
注意点
道路、駐車場に積雪が残っています。車でお越しになる場合は、タイヤチェーンが必須です。シャーベット状に凍っていて、タイヤチェーンがあっても、滑りながらの走行です。
お知らせ
山岳救助隊(神奈川県警松田署)が作成した、平成23年の山岳遭難などの発生状況が発表されました。全部で31件の出動があり、死亡は4件でした。松田署管内が対象なので、矢倉岳など西丹沢以外の山の事故も含まれています。また、パラグライダーの事故や河原の事故も含みます。
松田警察のホームページに掲載されています。
http://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/71ps/71pic/71mes900_110.pdf
西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子
西丹沢ビジターセンター
- 電話番号:
- 0465-78-3940
- 連絡先住所:
- 〒258-0201 足柄上郡山北町中川867