西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

降雪が続き、西丹沢は多いところでは100cm以上の積雪。吹き溜まりは腰の深さ、稜線では雪庇もできています

本棚の滝は、周りの飛沫が凍り始めています (2012.01.28 西丹沢自然教室 )
本棚の滝は、周りの飛沫が凍り始めています (2012.01.28 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

01/24(火) 晴れ。日の出は6:48、日没は16:59。
横浜市中区の天気予報
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日本気象協会提供 2024年4月27日 4:00発表
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日本気象協会提供 2024年4月27日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

週末そして昨日と、丹沢では雪が降りました。1/22(日)の時点では、檜洞丸は山頂付近では60cm、山頂近くの吹き溜まりでは100cmの積雪でした。雪質は湿った軟らかい雪です。標高1000m以上で20~30㎝の積雪があります。
昨日さらに雪が降って、西丹沢自然教室近くでは、追加で10~20cm程度の湿った雪が増えました。山の上は、さらに多くなっていることでしょう。
今日は登山者がいないので、まだ近くの山の情報は入っていません。
1月にしては積雪量は多めですので、ご注意ください。

西丹沢自然教室までは、県道の除雪はされていますが、除雪した雪が溶けて、朝には凍結します。自家用車利用の方は、スリップに注意が必要です。
当面は、2倍以上の時間がかかることを覚悟して、山行計画を立ててください。なお、今朝の路線バスは、中川温泉までしか運行しませんでした。道路への積雪のためです。

登山道の状況

檜洞丸、畦ヶ丸、大室山などは入山者はほとんどいません。トレースをあてにしないでください。

檜洞丸から犬越路にかけての稜線は、1/22(日)の時点では、雪庇ができていました。登山道が埋まっているので、雪庇を踏み抜かないように注意してください。
犬越路の直下の谷底の登山道は、吹き溜まりは腰の深さがあります。湿った重い雪なので、かなり体力を必要とします。
西沢の沢沿いの登山道は、石の上に雪があるので歩きにくいです。
これまで歩いた時間よりも、2倍程度の時間がかかります。雪の下の見えていない石に乗ってバランスを崩すことがあります。

登山装備

山の上では防寒対策が必要です。アイゼンが必要になる場合もあるので、この時期は必ず携行してください。
晴れたらサングラスが無いと行動できません。

注意点

道路、駐車場に積雪が残っています。車でお越しになる場合は、タイヤチェーンが必須です。シャーベット状に凍っていて、タイヤチェーンがあっても、滑りながらの走行です。

お知らせ

山岳救助隊(神奈川県警松田署)が作成した、平成23年の山岳遭難などの発生状況が発表されました。全部で31件の出動があり、死亡は4件でした。松田署管内が対象なので、矢倉岳など西丹沢以外の山の事故も含まれています。また、パラグライダーの事故や河原の事故も含みます。
松田警察のホームページに掲載されています。
http://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/71ps/71pic/71mes900_110.pdf

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

関連する山

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丹沢山 標高 1,567m

 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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