燕岳 | 燕山荘

合戦尾根夏道開通!ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑、コマクサも咲いています。

夕景 (2012.08.01 燕山荘 )
夕景 (2012.08.01 燕山荘 )
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天気・気温

07/12(木) 雨 08:30の気温12℃
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今日は朝から雨で、時折強く降り、強い風も吹きました。今日は、気温はそれほど下がっていませんが、昨日は朝から青空が広がり、気温がジリジリと上がり、標高が約1400mの中房では暑さを感じました。

燕山荘の周りの残雪はほとんど溶け、サンルーム前の雪も数日中には全部溶けてしまいそうです。あんなにたくさんあった雪も、気づけば残りわずかとなっていました。

合戦尾根はいよいよ夏道も開通して、夏の最盛期に向けて、自然たちは色々なことが進んでいます。花はたくさん咲き始め、 ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ シナノキンバイ シナノキンバイソウ でお花畑になっているところも出てきました。花の種類は、これからどんどん増えています。雨の中の花もいいものです。
また、ライチョウの家族が小屋周辺に出没しています。先日は、お母さんライチョウが7羽のヒナを連れていました。そんな光景を見ても、追いかけずにそっと見守って下さい。

登山道の状況

合戦尾根は雪が融けて夏道になりました。また、燕山荘直下の夏道も開通しています。最後のテント場に上がるところは、少し雪の階段になっていますがアイゼンは不要です。
合戦小屋を過ぎるとまだ雪が少し残っていますが、それが逆に涼しさを感じさせてくれるでしょう。しかし、この雪もまもなくなくなります。
大天井岳や常念岳方面は、ほぼ夏道となっています。一部雪が残るところもありますが支障ありません。

登山装備

基本的な登山装備が必要です。安定しない天候に対応したウェアリングを心がけて下さい。きちんとした雨具は必携です。合戦尾根と燕~常念方面、大天井岳まではアイゼン不要です。

注意点

暑い日はこまめな水分補給が必要です。塩分も必要です。塩分が不足すると足がつったりします
合戦尾根ルートの登山口中房温泉を出発する時間はできるだけ早くしましょう。山荘には16:00到着を心がけましょう。

お知らせ

■7月三連休の混雑について
・駐車場が混雑します。中房温泉からの燕岳登山口駐車場が満車になります。路肩駐車はバス運行に支障を来すことがあるのでおやめください。この時期は公共交通機関、または穂高街内で車を止めて、乗合バス、タクシーをご利用頂くことをおすすめします。JR穂高駅前、しゃくなげ荘登山者専用駐車場横から乗合バスがでています。詳細は、燕山荘「アクセス」のページ、安曇観光タクシー、南安タクシーのホームページをご確認ください。http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_access.html
・山荘も混雑が予想されます。

・合戦小屋は宿泊はできせんが、軽食などを用意しています。名物の合戦スイカとともにパイナップルの販売を始めました。沖縄県西表島産、本当に甘いです。お試しください。

・イベント「親子ファミリー登山」燕の学校開催(要予約) 詳しくはhttp://www.enzanso.co.jp/sansou/ivent/famirytozan.htm

・イベント 燕岳クラシックコンサート 8/25(土)バイオリンコンサートを開催。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から