燕岳　日帰りか、小屋泊か

小屋泊

燕岳（北アルプス・御嶽山）

2023.10.11（水）～2023.10.12（木）

パーティ： 1人 (chall 24 さん )

chall 24さん

行程・コース

天候

一日目　晴れ。小屋付近は午後から霧の中　
二日目　快晴。

利用した登山口

中房・燕岳登山口　

登山口へのアクセス

タクシー
その他：穂高駅（平日）6:40発のバスを利用する予定だったが、タクシーに相乗りとなった。７時に中房登山口到着。

この登山記録の行程

【1日目】
中房・燕岳登山口(07:15)・・・第2ベンチ(08:30)・・・合戦小屋(10:13)・・・燕山荘(11:30)[休憩 40分]・・・燕岳(12:35)・・・燕山荘(13:40)

【2日目】
燕山荘(07:30)・・・合戦小屋(08:10)・・・第2ベンチ(09:15)・・・中房・燕岳登山口(10:05)

コース

総距離: 約10.0km

累積標高差: 上り約1,513m; 下り約1,513m

コースタイム: 標準7時間40分; 自己8時間20分; 倍率1.09

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

「北アルプス３大急登」と登山地図に出ていたので、１泊２日で燕岳山行を予定しました。
登山口から燕岳山頂まで標高を1300mほどあげていきます。
体力的な面での不安が払拭しきれなかったので山小屋泊としました。

〇アクセスについて
　マイカーは、穂高駅近くの市営駐車場に停めさせていただきました。
　登山口まではバス利用の予定でした。

　中房温泉近くの駐車場が満車でダメ、となればそのときは困りますし、
　その山道は細くて10数キロもあるらしく、運転も疲れそうです。

　それが、急遽タクシーになりました。

　バスの発車まで20分近くあり、待つことは何でもないのですが、
　運転手さんから「早く着くよ。+500円でいいから」と勧められ話に乗りました。

　スイスイと走って穂高駅から30分ちょっとで中房登山口に到着です。
　車窓から見ると、
　平日の第一Pは満車に近いような様子でしたが、他は駐車に余裕があるようでした。

〇コースの設定に関して
　燕岳山行を日帰りでするか、山小屋に泊るか迷いました。
　後者にすれば、当然ながら時間もお金も余計にかかります。

　それでも、燕山荘に泊まることにしたのは、体力的な問題が払拭できなかったからでした。
　登山地図にある「北アルプス3大急登」という注釈にびびりました。
　膝を痛めないようにゆっくりと登って行けばいいかも、と。

　もう一つは、
　北燕岳を経て時計回りに歩く、周回をしてみたいと思ったからでした。
　登山口～燕岳のピストンは物足りなく思われました。
　
　燕山荘が泊まってみたい人気山小屋ランキング1位、という情報も頭のすみにあって、
　どんなところか興味があったことも、「１泊２日」の計画を後押ししました。

〇登山道・持ち物について
　山域についての最新情報がこまめにアップされているので、アクセスするとよいと思います。

　自分の場合は、
　持ち物に「アイゼン、ニット帽等、防寒対策」とあったので
　アイゼンもダウンパーカーも持っていきましたが、10/11の時点で登山道に雪はありませんでした。　
　
　翌日、日の出（5:50過ぎ頃）を小屋の前でむかえましたが、風もあって確実に氷点下でした。

　登山道は、
　途絶えることなく歩いている人がいて、分岐もなく道迷いなどすることはありません。

〇山小屋
　ホテルに宿泊するかのようなチェックインでした。
　Web予約したことが宿泊者カードになっていました。

　「ウェルカム」感いっぱいのスタッフの対応。これが心地よいと感じました。

　お湯がポットに入れられていて、宿泊者は自由に使えます。
　あいにく山ボトルもカップも持って来なかったのですが、大丈夫。
　スタッフさんから湯のみを貸していただけました。

〇その他
　初日、燕山荘に荷物を置いてから1時間もしないうちに天気が急変。
　遠くまで見渡せた景色は霧の中で真っ白。視界10数ｍくらいになってしまいました。

　お目当てのイルカ岩も薄ぼんやりでしたが、明日があります。
　日帰りだとそうはいきません。
　実際、翌日は快晴。すばらしい景色が目の前に展開していました。

　帰宅してから今回の山行を振り返りつつネットを見ていました。
　燕山荘の「100周年特集ページ」が出て来て
　その動画で語っている社長の言葉に感動しました。https://www.enzanso.co.jp/100th-anniversary

　「山荘に泊まりたいから燕岳に登る」
　「楽しむためにゆっくり登る」、「山小屋は自然を楽しんでいただくためにある」等々、
　お客様第一という経営方針が見事に形になっていることに改めて感じ入りました。　　