燕岳 | 燕山荘

チングルマやアオノツガザクラなどが咲いています。常念や槍へ縦走する方も多数います。

日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
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天気・気温

08/02(木) 概ね晴れ 最高気温15℃くらい
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

昨日に比べ雲の多い一日となりましたが、概ねいい天気でした。太陽が雲に隠れる時間が多く、最高気温も15℃くらいでひんやりと感じることもありました。

チングルマ チングルマ とアオノ ツガザクラ ツガザクラ が仲良く咲いていました。
山荘直下の夏道と冬道の分岐点あたり チングルマ チングルマ が咲いています。
その二ヶ所はそれほど離れたところではありません。しかし一方はまだ花が咲いていて、もう一方はひげのようになっていました。
雪の溶け方によって花の咲く時期が違ってくるのでこのようになったのでしょう。個人的な感覚ですが、ひげのようになった チングルマ チングルマ を見ると秋を感じてしまいます。里でやはまだまだ暑いことのでしょうが、朝晩の気温や、こういった花から少しだけ秋の気配を感じます。

黄色い花の シナノキンバイ シナノキンバイソウ などが目立っていましたがここ数日になって、青い花を目にするようになりました。 トリカブト ヤマトリカブト やテガタチドリなどです。この花が咲きだすと夏ももう半ばですね。
チシマギキョウが咲き出しました。この鮮やかな青色がいいですね。
オオ サクラソウ サクラソウ 、マイヅルソウ、タカネ スミレ スミレ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ なども咲いています。

大天井荘付近では、 コマクサ コマクサ チングルマ チングルマ 、ミヤマコゴメグサ、タカネツメクサなどが咲いています。

雷鳥の親子も観察されています。

登山道の状況

周辺登山道はどこも支障の報告はありません。
合戦尾根、東鎌方面ともに支障の報告はありません。
合戦尾根では今年、例年より遅くまで残っていた山荘直下の雪もここ数日の好天でなくなりました。

登山装備

夏山登山装備が必要です。朝晩は冷えるので防寒具はご用意下さい。
晴れていても午後に雷雨になる可能性があり、雨具は必携です。

注意点

日差しがとても強い日は、こまめな水分・塩分・糖分補給、帽子の携行が重要になります。下界では、毎日熱中症で体調崩されている方大勢いらっしゃるようですが、山の上も他人ごとではありません。十分な注意が必要です。

夏の午後は雷が発生しやすいので、小屋に早く着けるような計画をお勧めします。

朝日や夕陽をゆっくりと見られたい方は、防寒着があるといいです

お知らせ

・合戦小屋は宿泊はできせんが、軽食などを用意しています。名物の合戦スイカとともにパイナップルの販売を始めました

・イベント「親子ファミリー登山」燕の学校開催(要予約) 詳しくはhttp://www.enzanso.co.jp/sansou/ivent/famirytozan.htm

・イベント 燕岳クラシックコンサート 8/25(土)バイオリンコンサートを開催。

・系列のヒュッテ大槍では、お客様専用に、Wi-fiルーターを導入しました。受付け横のコルクボードに掲示してあるPASSを入力すれば、お持ちのスマホでサクサクとネット接続が可能になりました。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から