燕岳 | 燕山荘

週明けて山は少し静かになりました。稜線を吹く風は日に日に冷たくなり、秋の花が咲いています。

日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
日の出前、消えてゆく星々。最後まで見えるのが金星です。 (2012.08.27 燕山荘 )
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天気・気温

08/28(火) 晴れのち曇りのち雨
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

週が明けて山は少し静かになりました。稜線を吹く風は日に日に冷たくなってきています。山の上は季節が進むのが早いですね。このところ里の方が暑いのか、ガスが上がってきます。晴れるとまだ気温は上がりますが、小屋周辺はガスに包まれヒンヤリとしています。朝晩の気温も10℃を下回るようになりました。
数日前に鳴っていた雷も今のところ落ち着いています。夕立もありません。

コマクサ コマクサ は終わり近くになり、今は トウヤクリンドウ トウヤクリンドウ の花ががあちこちに見られるようになりました。そのほかに見られる花は、ミヤマ トリカブト ヤマトリカブト 、ミヤマ シシウド シシウド などすっかり秋の花です。
トンボもよくみかけるようになりました。

登山道の状況

周辺登山道はどこも支障の報告はありません。合戦尾根、東鎌方面ともに支障の報告はありません。
大勢のお客様で傷みの出た登山道の補修に入っています。人の流れが少なくなってきたのでようやく手をつけることができるようになりました。これから少しずつ治していきたいと思います。補修による通行止めなどはありません。

登山装備

夏山登山装備が必要です。朝晩は寒くなりました防寒具はご用意下さい。
晴れていても午後に雷雨になる可能性があり、雨具は必携です。

注意点

秋風が吹いても、晴れた日の日差しはとても強いです。こまめに水分塩分の補給して、帽子を携行しましょう。
夏の午後は雷が発生しやすいので、小屋に早く着けるような計画をお勧めします。

お知らせ

燕山荘では、小学生以下のお子様に登頂証明書と記念品をプレゼントさせていただいています。

この秋のイベント
「アルプス銀座祭り」9/23(日)~26(水) 燕山荘、大天荘、ヒュッテ大槍では地酒とスペシャル料理でおもてなし。麓の穂高神社の秋祭りに合わせての開催です。
「秋の紅葉とケーキフェア」9/28(金)~10/3(水)

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から