燕岳 | 燕山荘

夏と秋の空気の境目にできた前線により天気は不安定です。防寒と雨具の用意はしっかりと。

縦走路の紅葉も進んでいます (2012.09.26 燕山荘 )
縦走路の紅葉も進んでいます (2012.09.26 燕山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

09/06(木) 日没近くの気温は9℃
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
9℃
明後日
晴一時雨
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
8℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今朝も雲が赤く染まりきれいな日の出でした。しかしその時西からは雲が押し寄せてきていて山頂の頭には雲がかかりだしていました。それから間も無く雨が降り出し寒い日中となりました。稜線は風もあって縦走には辛い天候でした。夏の空気と秋の空気の境目である今回の前線。雷を心配したのですがこの辺りでは発生しませんでした。15:00頃より青空も見られるようになりましたがすっきりとは晴れませんでした。
このところ天気は不安定で、最低気温も下がっています。

山頂への道中では赤く実ったコケモモがあちこちにあります。
山肌の色が少しづつですが黄色くなってきました。例年、稜線の紅葉は今月の下旬が見頃となります。水田が広がる安曇野の色もほんのり黄色くなってきています。里も秋色になってきています。これからの季節、山の色が日毎に変わっていきます。

近頃、小屋の西側のハイマツ帯にホシガラスが数羽飛んでいきてハイマツの実を食べたり、下からサルが上がってきたりするのをみかけます。
サルにはくれぐれも愛らしさゆえに、ゴミや食べ残しなどを与えないで下さい。食べ物の置き忘れも、結局のところ餌付けと同じ行為になってしまいます。ニホンザルの増殖は、少なくとも稜線周辺においても喜ばしいことではありません。雷鳥の生態への影響が心配されるからです。

登山道の状況

周辺登山道はどこも支障の報告はありません。合戦尾根、東鎌方面ともに支障の報告はありません。
登山道はそのつど補修に入っています。補修による通行止めはありません。

登山装備

しっかりとした登山装備が必要です。朝晩は寒くなりました防寒具はご用意下さい。晴れていても午後に雷雨になる可能性があり、雨具は必携です。

注意点

今の時期、朝晩かなり冷え込んできます。小屋の温度計は最低気温10℃以下を表示するときもあります。風が強い日はさらに冷え込みますので防寒対策はしっかりと。

お知らせ

燕山荘では、小学生以下のお子様に登頂証明書と記念品をプレゼントさせていただいています。

この秋のイベント
「アルプス銀座祭り」9/23(日)~26(水) 燕山荘、大天荘、ヒュッテ大槍では地酒とスペシャル料理でおもてなし。麓の穂高神社の秋祭りに合わせての開催です。
「秋の紅葉とケーキフェア」9/28(金)~10/3(水)

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から