燕岳 | 燕山荘

6日に初雪、8日に初氷を観測しました。紅葉は色良く山肌を下降中。早出早着で装備の油断禁物です。

うっすらと雪がかぶっています。 (2012.10.31 燕山荘 )
うっすらと雪がかぶっています。 (2012.10.31 燕山荘 )
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天気・気温

10/09(火) 晴れたり薄曇りになったりガスが出たり 最低気温+0.7℃
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
16℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

10/8の朝に初氷を観測しました。昨年よりだいぶ遅いですが、いよいよ冬が近づいてきました。初氷を記録した日は、久し振りにきれいな青空が広がり、気持ちのいい秋晴れとなりました。
連休も終わり、これからは冬支度が始まっていきます。それにしても気持ちのいい秋空です。

また、これより2日前の10/6の16時過ぎには初雪も観測、白いものが空から落ちてきました。あっという間に解けてしまい、積るようなことはありませんでしたが、10/6夜にも雪が少し降ったようでベンチが薄らと白くなっていました。

稜線の紅葉は少しずつ色褪せて、徐々に山麓へと下っていきます。今は三角点より下が見頃となっています。
小屋の中はストーブで暖かいのですが外は寒いです。連休が終わり、冬に向けての準備が本格的に始まっています。

登山道の状況

合戦尾根に支障の報告はありません。

登山装備

しっかりとした登山装備が必要です。朝晩は寒くなりました防寒具(ダウンやフリースなど)をご用意下さい。雨具は必携です。手袋や帽子なども防寒具のひとつです。

注意点

山はもう冬の入り口です。いつまた雪が降ってもおかしくありません。日没も早くなり、早出早着をお願いします。交通機関の都合もあると思いますが、登山口を遅く出発されるケースはとても危険です。できれば全発し早朝に山麓を出発し、安全を考えると14:00に目的の小屋につくこをお勧めします。遅くとも16:00でしょう。夏山気分での登山は危険です。気温の低い日は日中でも寒い時期となりました。しっかりとした装備、早目の行動をお奨めします。

朝晩は冷え込みが強くなり、秋を通り過ぎてしまったのでは、と思える程肌寒くなってきました。休憩される際は、体を冷やさないよう暖かい服装を準備していらして下さい。
営業を終える山小屋も出てきますので縦走予定の方はお気をつけ下さい。

お知らせ

燕山荘では、小学生以下のお子様に登頂証明書と記念品をプレゼントさせていただいています。

■燕岳登山口駐車場は、連休時に満車になることが多いです。公共交通機関、または穂高街内にある登山者用無料駐車場に車を止められて、定期バス、タクシーをご利用頂くことをおすすめ致します。

穂高街内の登山者用無料駐車場は、穂高駅近く穂高駐車場、安曇野の里駐車場、しゃくなげ荘駐車場があります。
燕岳登山口行き定期バス時刻表と登山者用無料駐車場はこちらをご参照下さい。
http://www.enzanso.co.jp/tuushin/2012/20120728.html

道路は幅が狭いため、路上駐車をされますと、バスのすれ違いが出来なくなり、登山口へ向かう車の渋滞にも繋がりますので、是非ご協力をお願いいたします。

詳細は、燕山荘「アクセス」のページ、安曇観光タクシー、南安タクシーのホームページをご確認ください。
燕山荘「アクセス」のページはこちらです。 http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_access.html
※タクシーをご利用される場合は、車を預かるサービスもありますので、タクシー会社さんに直接お問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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長野県 / 飛騨山脈北部

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ユーザーの登山記録から