燕岳 | 燕山荘

吹雪、強風、朝の気温ー6℃、日中の気温ー4℃。雪に慣れていない方は6本爪以上のアイゼン必要。

小屋周辺の積雪状況 (2012.11.19 燕山荘 )
小屋周辺の積雪状況 (2012.11.19 燕山荘 )
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天気・気温

11/01(木) 吹雪、強風、朝の気温ー6℃、日中もー4℃で気温上がらず寒いです。
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
20℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 16:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
15℃
9℃
明後日
曇のち晴
21℃
7℃
日本気象協会提供 2024年4月30日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

今日は朝から吹雪で強風が吹いています。
小屋周辺は一面うっすらと白く雪に覆われています。雪の下は踏み固められて凍結していますのでご注意を。

昨日31日はの朝は、雲とガスの多い日の出となりました。
気温はー6℃。最近では冷えた朝となり、霧氷がとてもきれいな朝でした。
珍しく裏銀座の山々をバックにブロッケン現象がみられました。
霧氷は日が昇ったり、風が吹くと落ちてしまうのですが、日中でも気温が低く、風もあまりなかったので、夕方まで残っていました。
小屋前では、ライチョウが徐々に白い冬羽へ変わっているところです。足元もフワフワの白い毛で覆い着々と冬支度をしています。

登山道の状況

10月28日現在では、合戦小屋周辺に雪はなく、三角点から所々雪道でしたが、その後の降雪で、三角点から下の登山道に雪があると思われます。
登山道に積もった雪が踏まれて、氷の道になっており、その上にうっすら雪が積もっている状態です。足元に十分ご注意ください。

登山装備

雪に慣れていない方は6本爪以上のアイゼンが必要でしょう。また、ストック2本もお持ちください。
防寒具は手袋、帽子なども含め完全に冬山仕様のものが必要です。アンダーウェアも冬用を着用下さい。

注意点

行動中の汗で濡れて冷えたり、天候急変による雨も冷たい雨となり体を冷やします。もちろんこれからは雪やみぞれが降る時期です。ひとたび冷えると低い気温の中では低体温症のおそれもあり「濡れないこと」「体を冷やさないこと」に十分配慮して下さい。
小屋には遅くとも15:00には到着できるように、登山口を早い時間に出発するゆとりある計画でお願いします。稜線では15:00頃から気温が下がりはじめ、日没の17:00には一気に下がります。
今週末で営業を終える山小屋も多くあります。縦走予定の方はお気をつけ下さい。

お知らせ

山荘の営業は11/25(日)の宿泊までです。 
山荘の水が貴重な時期になりました。低温凍結による被害を防ぐため夏のように取水できません。節水をお願いします。

・燕岳登頂ツアー 2012年12月22日~2013年1月6日の間、4回。燕山荘熟練スタッフやオーナー赤沼健至が積雪期の燕岳へご案内いたします。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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ユーザーの登山記録から