西丹沢 | 西丹沢ビジターセンター

日没が早いので15時には下山しましょう。12/1からバスの便数が変わるので注意しましょう。

西丹沢自然教室周辺の様子(2013.12.01 西丹沢自然教室 )
西丹沢自然教室周辺の様子(2013.12.01 西丹沢自然教室 )
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天気・気温

11/28(木) 天候は晴れ。08:00の気温+8℃。風は吹いていましたがちょっと暖かい一日でした。
横浜市中区の天気予報
明日
曇のち雨
23℃
18℃
明後日
28℃
17℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 16:00発表
甲府市の天気予報
明日
曇時々晴
25℃
16℃
明後日
31℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 16:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

道迷いに注意しましょう。
檜洞丸に登ると言っていた人が畦ヶ丸に向かったり、その反対のケースもよく目にします。登山の前に周辺の様子を見に行く人もいらっしゃると思いますが、明らかに間違えたんだろうなと思う方もいらっしゃいます。
登りはじめはちょっと落ち着かない人も多いのではないでしょうか。早く歩き始めたい気持ちを押さえて地図でしっかり確認したいものです。

地図やガイドブックには登山口の大きな特徴が書いてあると思います。橋を渡るのか渡らないのか。橋を渡る場合どんな橋なのか。車道歩きがあるのかないのか。車道歩きがある場合どのくらいの時間歩くのか。事前にしっかり確認してスムーズに登山を始めたいものですね。

分岐点を通過する際は地図を見てしっかり確認しましょう。
なぜなら同じ分岐点と言っても地図に書かれているものと書かれていないものがあるからです。
地図を見ながら、自分が歩いた距離や時間を比較したり地図と現場の地形を比較して今自分はどこの分岐点にいるか確認します。確認の際には高度計やGPSがあるとさらに正確な確認ができると思います。

また、道標は必ずしも正確な方向を示しているとは限りません。古いものほど90度単位で方向を示しているものが多いです。中にはこの先10mの方向は示しているけどその先の方向は全く違ったり、その反対のケースもあります。
道標や地図を過大に評価すると思い込みによる路迷いにつながることがあります。

分岐点での道迷いは登りよりも下りの時に多い傾向があります。
その理由としては、登山道は山頂に向かうにつれて収束するのに対して山麓に向かうにしたがって数が増えるからだと思います。

そして、山頂の名前は覚えているけど登山口の地名をしっかりと覚えないで登山する方が多いというのも理由の一つだと思います。
特に低山では山麓で登山道や作業道が多数あります。自分が目指す登山口の名前を覚えて道標で確認し道間違えを防ぎましょう。

登山道の状況

主な登山道に支障ありません。
以前紹介した、台風18号の被害によるツツジ新道の倒木は自然環境保全センターの職員の皆さんにより処理していただいております。

●道迷いしやすい登山道
・檜洞丸から石棚山を通り箒沢公園橋に至る石棚山稜の登山コースは道迷いしやすい登山道です。
11月22日に確認したところ登りでは2ヶ所、下りでは4ヶ所、迷いやすいなと感じたところがありました。
日没が早い今の時期、下りの際に道に迷うと暗くなりとても危険です。また、落ち葉が道を隠し、道を見失いやすくなるだけでなく、大変滑りやすくなっています。
「石棚山稜は登りで使った方がいいですよ」と一年中言っていますが、特に今の時期は登りで使うことをおすすめします。

登山装備

●秋山登山に持ちたい装備【日帰り山行編】
・懐中電灯 秋は日没が早く午後3時には薄暗くなります。ヘッドランプだけでは歩きづらいので予備も兼ねて懐中電灯の持参をおすすめします。
・ツエルト  万が一ビバークした時の防寒対策で持参します。
・ダウンジャケット 天候が崩れたときなどの為に登山前に着ているもの以外に予備で持ちます。
・チェーンアイゼン 急に雪が降った時、高所で積雪があった時、霜柱が融けて滑りやすいときなどに使います。
・ダブルストック 落ち葉が積もった登山道は大変滑りやすいので転倒防止のために用います。
・GPS 落ち葉が積もった登山道は道迷いしやすいので自分の位置を常に確認するために用います。万が一警察消防に救助を要請する際も現在位置の緯度経度を伝えることができるので大変効果的です。
・携帯電話 万が一警察消防に救助を要請する際に助けとなります。常日頃からどこなら電波が入るかを確認することをおすすめします。また、携帯電話は通報するだけに用いるのではなく救助が終わるまで連絡に用いるので電池が長持ちの機種を用いるか予備電池を常備することをおすすめします。

注意点

・11月は日没が早いです!午後3時までの下山がおすすめです。
・地図なし登山は事故のもと!新しい地図がおすすめです。

・12月1日からバスの運行本数が減ります ※運行日に注意!
詳しくはこちら http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosenbus.html

・「黍殻避難小屋」解体工事期間決定のお知らせ
平成25年9月9日(月曜日)から26年3月末(予定)です。工事期間中はご利用できなくなります。
詳しくはこちら http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f160396/p694932.html

お知らせ

西丹沢自然教室」は、檜洞丸や畦ヶ丸の登山口にある小さなビジターセンターです。登山道の状況や動植物などの情報を提供し、安全で楽しい登山のお手伝いをしています。
毎朝登山届の提出をお願いするとともに登山道状況や自然情報などの登山者の質問に答えています。

●飲料水は持参下さい。
西丹沢自然教室では飲料水の提供ができません。登山に必要な飲料水はご家庭から持ってきてください。なお、トイレに使用している水は煮沸しても飲むことはできません。

●イベント
「丹沢登山ふしぎ百景」 9/7~12/15
詳しくは秦野ビジターセンターまで http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanovc/

●閉館時間が変更になります。
12月1日から閉館時間が16時30分から16時00分に変わります。ご注意願います。
下記のページを参照願います。
http://www.kanagawa-park.or.jp/nishitanzawa/shisetsu.html

西丹沢ビジターセンター周辺の過去の様子

  • 改修工事が完了した用木沢出合手前林道
  • シロヤシオ
  • 西沢のミツマタ
  • 下棚への分岐
  • 檜洞丸山頂
  • 第一堰堤上 木橋は流されています
  • ミツバツツジ

西丹沢ビジターセンター

電話番号:
0465-78-3940
連絡先住所:
〒258-0201 足柄上郡山北町中川867

地図で見る
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawavc/

施設の詳細を見る

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 津久井町、山北町、清川村の境にあり、これがそれぞれ津久井郡、足柄上郡、愛甲郡に属しているので、昔から三境(さんざかい)、あるいは三境ノ峰などと呼ばれてきた。この山が丹沢山と呼ばれるようになったのは、明治時代からである。明治15年に始まった三角測量の折に、この山に一等三角点が置かれ、この山地の総称として「丹沢」という名前がつけられたのだという。もともと丹沢という地名は、札掛付近の深くて美しい谷を意味する古代朝鮮語起源の地名であったようだ。この山は山魂の中心部に位置しているので、周囲には多くの谷があり、北にある早戸川の最上流の大滝沢には落差50mの大滝がある。  山頂はなだらかで木々が茂っているので、展望はあまりないが、平坦地にはバイケイソウが茂り、一段低くなった所にはブナ林が続いている。しかし、丹沢山付近のブナは立ち枯れが目立つようになった。原因究明と早期の対策が急務である。山頂にみやま山荘がある。  小田急線渋沢駅からバス大倉下車、塔ヶ岳経由で4~5時間、宮ガ瀬から三ツ峰経由で5時間30分、宮ガ瀬から塩水橋、天王寺尾根経由5時間、同じく堂平歩道経由5時間でそれぞれ山頂に達する。

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