合戦尾根は融雪進み三角点～合戦小屋は夏道伝いになりましたが、ほとんどはまだ雪道のためアイゼンとピッケル必要。

天気・気温

山と周辺の状況

5/31　山日和となりました。
・今日も素晴らしい青空が広がり、ここ数日現れていた積乱雲もなく、安心して登山ができる日となりました。槍ヶ岳をはじめ、素晴らしい展望。・夕方はきれいな夕焼けでした。
・稜線で草木の新芽が出ました　稜線の季節も一歩前進したようです。雪解けも進んで、草木の新芽を見かけるようになってきました。

6/1　澄み切った空と進む除雪
・今日は湿度も低く、空の青や山々の稜線がいつも以上にくっきりと見えました
・小屋開けから1ヶ月やっと山荘東側の地面を出すことが出来ました。
・夕陽がきれいでした。さすがにその時間になると寒くなってくるので、皆さん日が沈むとすぐに小屋に戻られてしまいます。しかし、その10分後くらいに空がきれいに染まることもあります。

6/2　美しいご来光が見えました。
・日の出　東の空が真っ赤に染まりました。
・ライチョウのつがいを山荘の近くでよく見かけます。

6/3　晴天続き
・この1週間は晴天が続き、各地では真夏のような暑さになったようですね。ここ山の上では、夏のような空が広がり、とても気持ちのいい天気の日が続きました。
・雪解けはかなり進みましたが、まだまだたくさん残っています。標高2700ｍの山の上では、気温は高くても10℃を少し超える位で、朝・晩はストーブが必要になります。
・街で気温が上がった日の午後は、積乱雲が発生しました。夏の光景ですね。ただ、モクモクした積乱雲と見渡す雪の積もった山の景色というのは少しおかしな感じがします。
・湿度が下がり、空気がとても澄み、きれいな空が広がりました。残雪の山々がきれいに見えました。
・夏至に近づくと太陽が一番北から登り、燕岳の上空の雲が赤く染まることがあります。今は4時15分頃が日の出です。、空は真っ赤に染まっていましたが、あまり染まった後は、天気が崩れることが多いので素直には喜べませんでした。案の定、夕方久しぶりの雨が降りました。雷を伴った雨で久々に雷鳴を聞きました。
・山荘の南側に ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ が、黄色い可憐な花を咲かせていました。山荘の南側は風も比較的弱く日当たりもいいので、いつもこのあたりから花が咲きだします。この近くにはいつも一番最初に株がでてくる コマクサ コマクサ もあります。


6/4　東海地方まで梅雨入りの発表がありました。このあたりももうまもなくでしょうか。午前中は比較的天気は良かったのですが、午後になると湿った風が吹き、ガスに覆われてしまいました。
午前中、ヘリコプターの荷揚げがありました。5日以降、天気予報が良くないのでいいタイミングでした。
先日までの晴天で雪融けは一気に進み、屋根の上の雪もあっという間に小さくなってしまいました。この雪解け水をトイレの水などに利用してたので、あまりにも早い雪解けというのもちょっと困ったものです。
三角点と合戦の間の雪もだいぶ解けて道直しに行きました。合戦小屋の少し上あたりのダケカンバが少し芽吹いてきました。

登山道の状況

6/3現在　合戦尾根は三角点と合戦小屋間の登山道の雪もだいぶ融け、冬道が歩きづらくなってきたので、夏道伝いに道を変えました。とはいってもほとんど雪の上を歩くことになりますので、まだアイゼンとピッケルは必要です。

登山装備

アイゼンとピッケルが必要です。
日中は気温が上がりますが、ご来光や夕陽を見る時には薄手のダウンジャケットが必要と思います。
晴れれば紫外線が強い季節、雪に反射してさらに強くなりますので、日焼け止め、サングラスをお忘れなくお持ちください。

注意点

・日が延びていますが、15時を過ぎると雪のある山のため風が冷たくなり、気温も下がります。時間にゆとりを持って16:00を目処に山荘にご到着下さい。

お知らせ

●ご予約受付中です。

●燕山荘イベント
・雷鳥観察会（要予約）月21日～6月22日、6月28日～29日。
詳細とその他のイベントはこちら　http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_event.html

●有明山荘（合戦尾根の燕岳登山口まで700ｍ）
日帰り入浴や、荷物預かりなど登山者に優しいサービス満載です。
詳しくはこちらhttp://www.enzanso.co.jp/ariake/index.html

昨年の今頃の様子は？

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
•