燕岳 | 燕山荘

台風の影響はありません。早くも秋の気配が来てミヤマトリカブトなどが咲き始めました。天候の急変もあり低体温症に注意。

変わりやすい天気です。午前は雨。午後はこの青空。(2014.08.26 燕山荘 )
変わりやすい天気です。午前は雨。午後はこの青空。(2014.08.26 燕山荘 )
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

08/13(水) 11:00の天気は快晴。気温19℃。朝は9℃。
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
27℃
12℃
明後日
雨のち晴
24℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 12:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち雨
25℃
11℃
明後日
雨のち曇
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

8/13 今朝は冷え込み9℃まで下がりました。その後は久々の快晴となりました。ただ雲が出てくる気配があり天気不安定です。
お盆中は早出早着の原則がよいでしょう。
周辺では、台風が過ぎ秋の気配もしてきました。ミヤマ アキノキリンソウ アキノキリンソウ やミヤマ トリカブト ヤマトリカブト など秋の花が咲き始めていますが、夏の花もまだまだがんばっています。

8/12 虹のち雨のち晴れ。
朝3時過ぎ外に出ると雲の間からまん丸に近い月が見えていました。
真っ赤な日の出で朝は始まりました。空がこんなに赤くなるととこの後雨が降ることが多いので、美しいと感じる一方でこの後の天気が気になりました。
真っ赤な日の出の直後、反対の空には虹が現れました。あまりにも大きくて、カメラには収まりきれない大きさでした。虹の美しさに見とれていると、その直後、雨が降りだしました。その後、雨は段々と激しくなっていき、午前中いっぱい雨が降り続きました。
今日も朝早くから、多くの登山者が登って来られましたが、皆さんずぶ濡れになっての到着でした。
されに天気回復後、きれいな雲海が広がり、稜線に吹く風は秋の風でした。空気はひんやりとし、防風対策のため、合羽の上下を着て、ちょうどいい位でした。山には早くも秋の気配が出て来ています。
18時30分過ぎ太陽は沈んでいきました。随分と早くなったものです。

8/11
この二日間は台風12号の影響でお客様が少なかったのですが、賑やかさが戻ってきました。
このお盆休みは家族でお越しになる方が多くなり、ちびっこ達の元気な声があちこちから聞こえてきてほのぼのとした雰囲気になります。
日の出前はまだ雨が時折ザーッと降っていましたが6時頃より雲が切れだしてきました。昨日強風にさらされていた花々は大丈夫かと心配していましたが、元気に咲いていました。
この周辺の今回の台風による被害はなかったようです。
台風一過の青空とはなりませんでしたが、台風の風で塵が飛ばされてクリアーな眺めでした。田んぼの緑色も鮮やかで麓の街もくっきりと見えました。
台風が過ぎてもその影響はまだ残り強い南西よりの風が吹いていて槍ヶ岳は独標より上には雲がかかり続きました。

8/11 台風通過
今回の台風11号は午後になってこの辺りに最も接近しました。朝のうちは雨も風もさほど強くはありませんでしたが、台風が近づくにつれ雨、風ともに非常に強くなってきました。外の様子を見に小屋の東側に出てみると、小石が飛んできて合羽にパチパチと当たりました。かなりの強い風でした。
 強風で、比較的しっかりとしているテガタチドリも真横になっていました。台風通過前は東からの風でしたが台風が北上するにつれ南のへと変わってきました。小屋の中も風が吹き抜けて扉が勝手に開いていました。
 合戦尾根は歩ける状況でしたが、稜線はとてもそんな状況
ではありませんでした。真っ直ぐ歩けないほどの風、低い気温、そして雨。低体温症になる条件がそろっていました。
こんな日の稜線歩きは非常に危険です。
小屋では、こんな天気の中登ってきて下さった、お客様にワインのおもてなしをさせて頂きました。仲間同士で乾杯をされている姿を多く目にしました。
 19時前、山頂が姿を現わしました。ただまだ風が非常に強くよほどしっかりとカメラを構えなければぶれてしまい写真はとれない状況でした。

登山道の状況

燕岳登山口から燕岳への合戦尾根登山道は整備され問題ありません。
表銀座方面からも大きな支障の連絡はありません。
燕岳登山口へ通じる、県道中房線も通常通り通行可能です。

登山装備

3000m級山岳の夏山登山装備が必要です。
稜線は気温が低いのでフリースなどの暖かいウエアをお持ちいただくとよいでしょう。

注意点

●一般的な注意事項
・気温の変化が大きいころです。熱中症、低体温症どちらにも注意が必要です。体調を整えて登山しましょう。
・登山中は汗をかきます。雨でもカッパの下で汗をかくこともあります。登山中にこまめな水分補給をするといいと思います。
・汗をかいて塩分不足になると足がつりやすくなるので、行動食に「梅干し」(燕山荘オーナーイチオシです)など塩けがあるものを持っているといいでしょう。名物の「合戦小屋の名物 すいか」も塩をかけて食べるといいです。
・寒気が入ってきている時は、雷に要注意です。雷がありそうな時には早めに到着された方がいいと思います。
・小屋着時間は早めに計画を立て、行動中もゆとりを持てるようにしましょう。
・15時を過ぎると風が冷たくなり、気温も下がります。時間にゆとりを持って16:00を目処に山荘にご到着下さい。山の原則は早出早着です。

●はじめて燕岳を登る方へ
山荘主人 燕山荘・赤沼健至登山マニュアルをご一読下さい。
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/hajimetenoyama.html

●テント場
このところ一人用テントの方が多くなってきましたが、燕山荘のテント場はスペースが限られますので、譲り合ってお使い下さい。

●公共交通機関の利用を(駐車時用は混雑します)
中房燕岳登山口近くの登山者専用駐車場は、早い時間から満車になることが予想されます。特に、路上駐車はバスの運行にも支障をきたし、たくさんの方にご迷惑をかけます。穂高市街の駐車場(穂高駅近くの駐車場、シャクナゲ荘隣接登山者専用無料駐車場など)に車を止めて、中房行き定期バス、またはタクシー等公共交通機関のご利用にご協力を宜しくお願い致します。
※登山口および周辺登山者用無料駐車場のご案内
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/access.html

●中房温泉までの路面バス(中房線乗合バス)の運行日に注意
http://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html

お知らせ

●小屋HPでは最新情報を掲載しています。
http://www.enzanso.co.jp/index.html
ご予約受付中です。オンライン予約 http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/reservation.html
お盆中の予約もまだ受付中です。

●燕山荘の喫茶室「サンルーム」 営業中。
人気のコーヒー、生ビール、ケーキセット、イチゴミルクをはじめいろいろなメニューをご用意してお待ちしております。 http://www.enzanso.co.jp/news/2014/07/05/1404533468503.html

●順天堂大学医学部夏山診療所
8月24日まで開設。(7月19日から)

●合戦小屋営業中
売店、休憩小屋ですが昼食・飲料・果物を販売しております。
名物は日本一の折り紙つき松本市波田町下原のスイカ、合戦うどんです。

●有明山荘(合戦尾根の燕岳登山口まで700m)
日帰り入浴や、荷物預かりなど登山者に優しいサービス満載です。
詳しくはこちら http://www.enzanso.co.jp/ariakeso/index.html

●スマートフォン専用サイトを開設
燕山荘groupホームページのスマートフォン専用サイト開設。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 飛騨山脈北部

燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

有明山 標高 2,268m

 餓鬼岳から南下する山稜が東沢岳、東餓鬼岳などを起こしつつ最後にそびえる山で、中房渓谷で絶ち切られている。常念山脈の前衛山脈の一峰とでもいうべきだろうか。  登山の対象としては人気のない有明山だが、山麓から見上げると堂々とした富士山型の秀麗な山容をしている。別名を有明富士とか信濃富士と呼ばれる「ふるさと富士」の1つで、登山史から見ると、すでに亨保6年(1721)に修験者、宥快によって開山され、多くの信者によって登拝されたという。山頂に手力男命(たぢからおのみこと)と天細女命(あめのうずめのみこと)を祭る奥社がある。  標高が低いため近ごろでは登る人も少ないが、里から見上げても、または燕岳から見下ろしても心ひかれる山だ。ことに燕岳から見る日の出のときの、雲海に浮かぶシルエットはすばらしい。  登山口は中房温泉で、所要3時間30分。

長野県 / 飛騨山脈北部

餓鬼岳 標高 2,647m

 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から