燕岳 | 燕山荘

夏山復活のような天気となっています。日中の日差しは強いですが吹く風に少しづつ秋を感じるようになりました。

変わりやすい天気です。午前は雨。午後はこの青空。(2014.08.26 燕山荘 )
変わりやすい天気です。午前は雨。午後はこの青空。(2014.08.26 燕山荘 )
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天気・気温

08/21(木) 天候は朝から晴れ 13:00ガス
松本市の天気予報
明日
晴のち雨
27℃
12℃
明後日
曇一時雨
23℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
晴のち雨
25℃
11℃
明後日
曇時々雨
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月28日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

8/21 朝から晴れ、昼過ぎにはガス。夏山復活のような天気です。

8/20 雲の多い空でしたが、雲が作り出す模様が美しく感じる一日でした。今日はヘリコプターの荷揚げ日でした。雲の湧きやすい天気で心配しましたが、無事に終了しました。陽射しが意外と強かったようで長い時間外にいたこともあり、日焼けしたのか今になって顔がひりひりとしてきました。
槍ヶ岳の2800mより上にかかっていた雲は日中とれることはありませんでした。
西の空には雲が多かったのですが、東側は遠くまでよく見えていました。富士山もくっきりと見えていました。その手前に見える松本では日中の最高気温は30℃を越えたようです。街はまだまだ暑いのですね。

お盆休みが過ぎて、平日は人の流れも落ち着いてきました。それでも子供達の元気な姿を多く見かけます。

夕日紅くは染まりませんでしたが、また違った美しさの夕焼けでした。吹く風は冷たく、半袖では長くはいられませんでした。吹く風に少しづつ秋を感じるようになりました。

8/19 昨日あたりから夏の高気圧である太平洋高気圧が元気を取り戻してきました。秋の高気圧に覆われていた時に比べ気温も高くなり、少し夏が戻ってきたようです。
高気圧に沿って湿った空気が入りやすくなっていたので雲が多くなりましたが、先日までの天気に比べれば嬉しい天気でした。
今朝はガスにつつまれていましたが、日の出頃ガスが薄くなり東の空がぼんやりと赤くなりました。
5月の中頃に白い花をつける オオカメノキ オオカメノキ が今は赤い実をつけています。第1ベンチから第2ベンチ付近で見ることが出来ます。
合戦尾根の2600メートル付近では小さく可憐な ミヤマリンドウ ミヤマリンドウ が咲きだしています。この花は朝はつぼみが開いていないのですが、昼間になるとつぼみが開きます。小さな花なので注意して見ていないと気づかないかもしれません。
お盆休みが終わって、訪れる方は少し少なくなりました。

8/18
昨日までの雷は治まりました。百点満点にはやや遠いものでしたが、青空を見ることが出来ました。待ちに待った青空でした。夏が少し戻ってきたような一日でした。
登山道を歩いているとジワジワと汗が湧いてきました。普段はあまり水を飲まない僕も今日はこまめな水分補給を心がけました。
夏の午後は稜線の東側にはガスが湧きます。今日もそんな天気でした。なので、ガスの中を歩いてきて稜線に出た途端、大展望が広がり、皆さん大感動でした。
東の空や八ヶ岳の上にはモクモクとした入道雲が湧きあがっていました。青空と入道雲、随分久しぶりに見るような気がします。夏が戻ってきた気がしました。この空を待ち望んでいました。
テント場にも賑わいが戻ってきました。このお盆期間中は午前中でいっぱいになってしまうことが多くありました。

8/17
今年のお盆休みは雨ばかりとなってしまいました。
今日も昨日のように雷鳴が何度も聞こえました。その度にスットカーやパソコン、消防の感知器など壊れると困るもののコンセントを抜きました。幸いこの近辺での雷の被害はありませんでした。この二日間は落雷の心配が続きました。
朝ほど雷鳴の聞こえる頻度は多かったのですが、段々と少なくなってきました。南西方向には黒い雲があったのですが、反対の東の方を見れば、青空が広がり、小諸などの街並みを見ることが出来ました。
また、北部の鹿島槍や旭岳も久しぶりに見ることが出来ました。
日中は雨が降ったりやんだりでしたが、槍ヶ岳が姿を現わす時間も多くありました。
昨日ほど鮮やかな緑ではありませんでしたが、双六方面の緑色が鮮やかに見える時間帯もありました。昨日も書きましたが普段見ている山肌の色とは随分違って見えました。

ニッコウキスゲ ゼンテイカ を見つけました。小屋周辺では、かなり前に咲き終わっていたのですが、小屋の取水をしている水場ではまだ咲いていました。高山植物は雪の下から出てきた時期が違うと咲く時期が違うので、同じ花でも場所を変えれば何度も楽しむことが出来ます。

夕方、日が沈む頃、一瞬だけ雲が切れ、西の空がオレンジ色に染まりました。

登山道の状況

燕岳登山口から燕岳への合戦尾根登山道は整備され問題ありません。

燕岳へのもうひとつのルート、東沢は前半は沢沿いの道歩きとなります。沢は増水したら通行が非常に困難になりますし、渡渉に失敗したら流されてしまう心配もあります。雨後は水量が少なくなるまでこのルートは利用されないほうがいいかと思います。

表銀座方面からも大きな支障の連絡はありません。

燕岳登山口へ通じる、県道中房線も通常通り通行可能です。

登山装備

3000m級山岳の夏山登山装備が必要です。
稜線は気温が低いのでフリースなどの暖かいウエアをお持ちいただくとよいでしょう。

注意点

●一般的な注意事項
・気温の変化が大きいころです。熱中症、低体温症どちらにも注意が必要です。体調を整えて登山しましょう。
・登山中は汗をかきます。雨でもカッパの下で汗をかくこともあります。登山中にこまめな水分補給をするといいと思います。
・汗をかいて塩分不足になると足がつりやすくなるので、行動食に「梅干し」(燕山荘オーナーイチオシです)など塩けがあるものを持っているといいでしょう。名物の「合戦小屋の名物 すいか」も塩をかけて食べるといいです。
・寒気が入ってきている時は、雷に要注意です。雷がありそうな時には早めに到着された方がいいと思います。
・小屋着時間は早めに計画を立て、行動中もゆとりを持てるようにしましょう。
・15時を過ぎると風が冷たくなり、気温も下がります。時間にゆとりを持って16:00を目処に山荘にご到着下さい。山の原則は早出早着です。

●はじめて燕岳を登る方へ
山荘主人 燕山荘・赤沼健至登山マニュアルをご一読下さい。
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/hajimetenoyama.html

●テント場
このところ一人用テントの方が多くなってきましたが、燕山荘のテント場はスペースが限られますので、譲り合ってお使い下さい。

●公共交通機関の利用を(駐車時用は混雑します)
中房燕岳登山口近くの登山者専用駐車場は、早い時間から満車になることが予想されます。特に、路上駐車はバスの運行にも支障をきたし、たくさんの方にご迷惑をかけます。穂高市街の駐車場(穂高駅近くの駐車場、シャクナゲ荘隣接登山者専用無料駐車場など)に車を止めて、中房行き定期バス、またはタクシー等公共交通機関のご利用にご協力を宜しくお願い致します。
※登山口および周辺登山者用無料駐車場のご案内
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/access.html

●中房温泉までの路面バス(中房線乗合バス)の運行日に注意
http://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html

お知らせ

●小屋HPでは最新情報を掲載しています。
http://www.enzanso.co.jp/index.html
ご予約受付中です。オンライン予約 http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/reservation.html
お盆中の予約もまだ受付中です。

●燕山荘の喫茶室「サンルーム」 営業中。
人気のコーヒー、生ビール、ケーキセット、イチゴミルクをはじめいろいろなメニューをご用意してお待ちしております。 http://www.enzanso.co.jp/news/2014/07/05/1404533468503.html

●イベント
・燕岳クラシックコンサート 年8月23日(土) 予約不要
松本市に本部のある国際スズキ・メソード音楽院のみなさんによるバイオリンコンサートを開催。

・燕山荘アルプス銀座祭り 9月26日(金)~27日(土)
安曇野市穂高神社の663年から続く例祭お舟祭りにちなんだイベントです。燕山荘・大天荘・ヒュッテ大槍では地酒とスペシャル料理でおもてなし。麓の穂高神社の秋祭りに合わせて開催します。

●合戦小屋営業中
売店、休憩小屋ですが昼食・飲料・果物を販売しております。
名物は日本一の折り紙つき松本市波田町下原のスイカ、合戦うどんです。

●有明山荘(合戦尾根の燕岳登山口まで700m)
日帰り入浴や、荷物預かりなど登山者に優しいサービス満載です。
詳しくはこちら http://www.enzanso.co.jp/ariakeso/index.html

●スマートフォン専用サイトを開設
燕山荘groupホームページのスマートフォン専用サイト開設。

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

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