立山 | 立山室堂山荘

今週初めの降雪で、平均35㎝程、吹き溜まりでは1m程の積雪。室堂ターミナル~室堂山荘の遊歩道沿いにガイドポール立てました。

表情を変えた雄山(2014.11.19 立山室堂山荘 )
表情を変えた雄山(2014.11.19 立山室堂山荘 )
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天気・気温

11/06(木) 06:00で晴れ、気温+3℃、積雪35cm
富山市の天気予報
明日
晴のち曇
25℃
12℃
明後日
雨のち晴
24℃
16℃
日本気象協会提供 2024年5月29日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴のち雨
29℃
12℃
明後日
雨のち晴
22℃
15℃
日本気象協会提供 2024年5月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

11/2~11/4にかけて今シーズン初のまとまった降雪がありました。
平均積雪35㎝程、吹き溜まりでは1m程の雪があります。
室堂ターミナル~室堂山荘までは、遊歩道沿いにガイドポールを立ててあります。

登山道の状況

・一ノ越方面と室堂山展望台へは夏道沿いにトレースがついています。
・雄山への稜線では雪で夏道は消え、かなりのアイスバーンになっています。アイゼン、ピッケルはもちろん無いと登れません。
・下りではロープも必要。滑落の危険大です。
・雄山に限らず主稜線はどこも同じように、カチカチのアイスバーンになっています。
・室堂山、一ノ越まではアイゼンとストックで大丈夫です。
・ターミナル周辺でも雪が踏み固められツルツルになっているため、観光客の人たちも歩くのに苦労しているようです。
・積雪状態を見てもスキーをするにはまだ雪が足りません。今回のようなまとまった降雪があと1回あれば一部滑走可能で、あと2回降雪があれば室堂山くらいなら滑走できるでしょう。あと3回来ればほとんどOK。
・ただし、積雪が増えるにつれ雪崩のリスクも高まります。昨年のような事故が起こらないよう願っています。

登山装備

・登山にはアイゼンピッケルはもちろん、冬山装備が必要。無ければ散策程度にとどめましょう。
・厳しく冷え込む日が増えてきます。気温は首都圏の真冬並みかそれ以上に下がりますので、しっかりとした防寒対策を。(フリース、ダウン)は必須。
・周辺散策程度でも手袋やニット帽など防寒対策を忘れず、雪があるので長靴などの方が良いです。
・紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは必須です。

注意点

・日照時間が短くなり、気温もかなり下がってきています。
・室堂より上の山小屋はすべて小屋締めし、閉鎖しました。無理のない計画と行動を。
・この時期の吹雪は強烈。小屋から出るのも危険な日が年に数回あります。日ごとにコンディションが違うので柔軟な対応を。
・装備も重要ですが、体力はもちろん歩きの技術、コンディションを見極める判断力など総合的な技量が求められます。
・春に引き続き、11月も室堂ターミナル内に【入山安全相談窓口】を開設しましたので気軽に立ち寄ってもらいたい。
・隣接の日本最古の山小屋【立山室堂】は閉館しました。
・玉殿岩屋は雪で通行不可です。

お知らせ

室堂山荘 http://www.murodou.co.jp/
予約受付中。日帰り入浴700円。 11月25日(火)まで営業。
予約は、立山室堂山荘(076-463-1228)又はFAX(076-463-1202)
または http://www.murodou.co.jp/yoyaku_form.htm
インターネットでの空室確認はこちら http://www.murodou.co.jp/KUUSITU.htm

昨年の今頃の様子は?

融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01

雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07

稜線の雪は融雪しハクサンイチゲなど咲き始めましたが、山腹には残雪が多くアイゼン推奨です2023.06.14

登山は春山残雪装備で。稜線までは残雪多くアイゼン推奨。稜線は融雪し高山植物咲き始め2023.06.21

中腹の登山道(室堂~稜線)へは残雪多くアイゼン推奨。天気急変に注意。チングルマやクロユリ開花2023.06.29

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 今日はガスのため客室棟すらぼやけて見えます
  • ガスって見晴らしがありません
  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

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立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

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