立山 | 立山室堂山荘

中腹の登山道(室堂~稜線)へは残雪多くアイゼン推奨。天気急変に注意。チングルマやクロユリ開花

雲上に顔を出す雄山 6月17日(2023.06.29 立山室堂山荘 )
雲上に顔を出す雄山 6月17日(2023.06.29 立山室堂山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
晴時々曇
26℃
14℃
明後日
晴のち雨
24℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 10:00発表
松本市の天気予報
明日
曇のち雨
28℃
11℃
明後日
晴時々曇
24℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月14日 10:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天候
6/28 17:00現在 雨時々曇り 気温9.9℃ 西南西の風3.7m

■周辺状況 
6/26(月)までは天気が良かったですが昨日6/27(火)から天気が崩れ、今日(6/28)は降ったりやんだり土砂降りになったりの天気で、雷が鳴り響く荒れた天候でした。
週間予報でもしばらくは不安定な天気の予定となっています。

室堂の気温は 5℃~13℃前後です。
6/30の日の出は04:35頃、日の入りは19:14頃です。

現在咲いている花
ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ ショウジョウバカマ ショウジョウバカマ 、コイワガガミ、 ミツバオウレン ミツバオウレン 、コシジオウレン、ミネズオウ、キバナ シャクナゲ シャクナゲ シナノキンバイ シナノキンバイソウ 、タカネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、キジムシロ、 クロユリ クロユリ 、チングルマ
新たに チングルマ チングルマ クロユリ クロユリ が咲いてます。

登山道の状況

■登山道 6/28
稜線は雪が消えており夏道を歩くことができます。ピッケルアイゼンも不要です。

室堂平の石畳の歩道の雪切も行いましたので室堂駅より室堂山荘までの道はほぼ石畳の道となっています。

室堂から一の越、室堂山、大走り、剱御前小舎までの道などは山腹にはまだ雪が多く、ピッケルまでは必要に感じませんがアイゼンは推奨です。ワカン、スノーシューは不要です。

当山荘からみくりが池温泉を経由し雷鳥荘までの道は夏道になっています。

雷鳥沢のテント場から剱御前や奥大日に向かう際に渡る浄土沢に橋が架かりましたので、今後は橋を利用して対岸へ行けます。

登山装備

スキー、スノーボード、登山の方は春山残雪期の装備が必要です。

日中天気がいい日と朝晩の風が強い日で体感の寒暖差が20℃程違います。

稜線上は体があおられるほど風が強いこともあり、ウェアは、雨・風にしっかり耐えられるレベルが必要。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは通年必須。

観光の方も、それなりの装備が必要です。
寒さ、濡れに対処するため防寒具、雨具、手袋や暖かい帽子、防水の靴(長靴、トレッキングシューズ)などが必要です。
雪の照り返しから目を守るため、サングラスも絶対必要です。

注意点

■天気が安定せず時間ごとに目まぐるしく変わります。
山に入るときは事前に行動予定日の天気をご確認下さい。

■アルペンルート
2023年度の営業期間は、4月15日(土)~11月30日(木)
https://www.alpen-route.com/index.php
立山黒部・雪の大谷フェスティバル終了
黒部ダムの観光放水が6/26(月)よりスタート

お知らせ

■室堂山荘 
電話 076-463-1228

室堂山荘HP、Twitter
http://www.murodou.co.jp/
https://twitter.com/murodousansou

■宿泊には予約が必要です
空室状況は立山室堂山荘ホームページに記載してありますのでご確認下さい。

既に7月下旬~8月中旬までは半分以上の日で満室となっております。
当山荘に限らず室堂の宿泊施設でお泊りを考えているお客様は早めの計画をお勧めします。

■見どころ
・重要文化財の室堂小屋解放
雨の日は閉じたままにしていますが、天気の良い日は中を閲覧できるようにしています。
・玉殿の岩屋は雪に閉ざされています。見ることができるのは早くても例年7月中旬以降です。

■奥黒部ヒュッテ(系列の小屋になります。黒部ダムの近くです。)
7/22より営業開始し9月末まで営業予定です。

昨年の今頃の様子は?

融雪進みルートにより装備が異なる時期です油断しないように。サングラスは観光でも必須です2023.05.11

融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01

雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07

稜線の雪は融雪しハクサンイチゲなど咲き始めましたが、山腹には残雪が多くアイゼン推奨です2023.06.14

立山室堂山荘周辺の過去の様子

  • 今日はガスのため客室棟すらぼやけて見えます
  • ガスって見晴らしがありません
  • 夕景 
  • 夕方は太陽が出ました。
  • 朝は予報とは裏腹のガス。視界20mほど
  • 立山の様子
  • 室堂山荘の様子(小屋明け準備中)
  • 周辺山岳はまだまだ雪山です
  • 昨日の降雪で、うっすら積もりました。今日は1日いい天気でした
  • これより下山します。今年度も多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
  • 先週末にまとまった降雪がありました。現在約1mほど積雪しています
  • 小屋に来るまでも踏み跡以外を歩くと腰まで埋まりました。

立山室堂山荘

現地連絡先:
076-463-1228
電話番号:
076-463-1228
連絡先住所:
〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

地図で見る
http://www.murodou.co.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 / 飛騨山脈北部

立山・大汝山 標高 3,015m

 ふつう立山と呼ぶ場合、雄山神社を祭る雄山(3003m)か、浄土山、雄山、別山を含めた立山三山を指す。昔は毛勝三山から薬師岳辺りまでを含めて立山と呼んだし、江戸時代の文人画家、谷文晁(たにぶんちよう)の『日本名山図会』では別山、立山、剱岳をひとまとめに「立山」としている。つまり漠然とした山域なのだ。  その山域の最高峰が大汝山。古くは御内陣と書かれているので、雄山神社の奥社だったと思われる。縦走路から少し東にそびえている。  花崗閃緑岩質片麻岩で構成される大汝山には、西側に氷河地形として知られるカールがある。日本の地理学のパイオニアで、日本の氷河地形を初めて発見した山崎直方の名をとった山崎カールで、天然記念物に指定されている。  冬の北西の季節風で豪雪が山の東側に積もるため、日本のカール地形はほとんど東斜面に発達しているので、西斜面の山崎カールは珍しい。室堂から見ることができる。  地籍は富山県中新川郡立山町。乗鞍火山帯に属す火山で、溶岩台地の弥陀ガ原の上にそびえている。立山のもう1つの顔は加賀の白山とともに北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道としての山。  開山は大宝元年(701)で越中介佐伯有頼(慈興上人)が鷹狩りの折、手負いのクマを追って奥山に入り岩屋に追い込んだが、中に入ると阿弥陀如来と不動明王に化身し「立山開山」を命じたとか。同じ8世紀には越中国の国守に任じられた万葉の歌人、大伴家持が「立山に降り置ける雪を常夏に 見れども飽かず神からならし」と歌ったように、立山は霊位に満ちた山なのである。  後年、天台宗と真言密教の修験道場となり、立山三山を極楽、地獄谷と剱岳を地獄に見立てた思想が独得の立山講を生み、山麓の芦峅寺衆徒の立山曼茶羅図による視覚に訴える全国布教で信者を増大させていった。ことに、宗教上のタブーだった女性にも極楽往生ができるという「布橋大潅頂」がセールスポイントで、江戸時代での先進的、精神的女性解放の旗印だった。  イラスト入りで地獄極楽を説き、ほかの宗門では不可能な、女性でさえ極楽往生ができるという説教を聞かされたときの驚きと喜びが、立山講中の賑わいを生み、芦峅寺から材木坂を登り、長大な弥陀ガ原をたどって室堂や雄山へと、三十数kmもの山道の苦行を悦びに変えていたのである。  現在の登山者は室堂までケーブルカーやバスを乗り継ぎ、室堂から2時間30分で雄山へ、さらに15分で最高峰の大汝山に登り着く。

富山県 / 飛騨山脈北部

奥大日岳 標高 2,611m

 剱・立山連峰と同じ山域にあるためちょっと目立たないが、弥陀ガ原や室堂平からの姿は大きくて重量感がある。  立山三山と剱岳を結ぶ主稜線の剱御前(つるぎごぜん)で西に分岐し、新室堂乗越に下ってから起伏していく大日尾根の最高峰で。  大日という名から分かるように、ここも修験の山で、霊峰立山の前衛峰として大日如来体現の聖地であった。ここから立山川の深い谷越しに見上げる剱岳の峻厳な姿はすばらしく、遙拝の地にふさわしい眺めだ。  大日尾根もここまでは剱岳と同じ閃緑岩だが、この先は明るい新期花崗岩になる。ゆったりした山容のため、お花畑も多く、ハイマツの間にハクサンイチゲやチングルマ、ミヤマダイコンソウ、クロユリ、コバイケイソウなどの群落が美しい。  一般向の登山コースは、アルペンルートの終点室堂から浄土川を渡って新室堂乗越へ登り、西へ大日尾根を行く3時間の行程だ。もう1つは主として下りに使われる称名坂コースで、称名平から大日平、中大日岳を経て山頂に至るもので、7時間の急登だ。

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真砂岳 標高 2,861m

真砂岳は立山連峰の北側に位置する山。山頂から東側に5分ほど下った場所には内蔵助山荘がある。 山体の東側にある内蔵助カールは、日本国内で7箇所確認されている氷河の1つで(2019年時点)、唯一、一般登山者が立ち入ることが出来る場所として知られている。

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