室堂は厳冬期。積雪128cm。吹きだまり3m。スキーには充分な積雪ですが雪崩に注意。営業は11/23泊まで。
天気・気温
14:00 -2.5℃
15:50 -5.6℃
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
今シーズン最後の更新になります。
11/12~11/15にかけてまとまった降雪があり、降り始めからの降雪量は平均100cmとなりました。
風で飛ばされ雪がついていないところもあれば、吹き溜まりでは3mも堆積しているところもあります。
11/16 晴れ間が広がり落ち着いた天気でした。
11/17 午後より再び西寄りの風雪強まりました。
11/18 夜半には風雪は落ち着きました。
11/19 朝から穏やかに晴れている。朝はダイヤモンドダストが舞いました。
今週末の三連休は比較的落ち着いた天気になる見込みです。
室堂ターミナル~室堂山荘までは真っ直ぐにガイドポールを立ててあります。ポールに従って山荘までお越し下さい。
登山道の状況
ここ1週間で山は姿を変え、厳冬期の厳しい表情に変わりました。
すべての登山道、遊歩道は雪で覆われ目印などは何もありません。
雪が深くラッセルを覚悟して下さい。スキーがあれば深くは埋まりません。
すでにスキーをするには問題ない積雪量があります。
11/12~11/15の荒天続きで、まとまった降雪があったため、雪崩のリスクは高まっています。
スキーなどの入山も、このエリアのこの時期をよく知った経験者やガイドとの同行を。
観光客の散策はもはや不可能な状態となりました。
登山装備
厳冬期装備が必要です。
雪崩対策装備も必須(ビーコン、プローブ、ショベル)
※立山駅でレンタルすることもできます。
紫外線が強いのでサングラスと日焼け止めは必須。
注意点
・リスク管理が大切な時期です。
ホワイトアウトによる道迷い
凍傷
低体温症
疲労による行動不能
以上のような状況になることが考えられます。リスクを減らした計画を。
また、雪崩リスクがかなり高まってきています。要注意
去年の11/23には真砂岳で大規模な雪崩による死亡事故が起きました。
昨年と似た雪の降り方になっているので雪崩を起こすリスクは高まっています。
雪崩による死亡事故の9割は人に誘発されて発生した雪崩だということを覚えていて欲しいです。
詳しくは
「富山県山岳警備隊雪崩情報」、「日本雪崩ネットワーク」 などに情報があるので参考にして下さい。
現地では、室堂ターミナル内【入山安全相談窓口】にて情報提供しています。
以下の情報も必ず参照し、安全に努めて下さい。
室堂平の積雪期(秋期)利用ルール http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/data/1112aa.pdf
立山室堂地区で山岳スキー、スノーボード、登山を楽しむ方へ・安全にスキー等を楽しむためルール 立山室堂山スキー情報 http://toyamaken-sotaikyo.jp/
テント泊を予定される方へ http://chubu.env.go.jp/nagano/to_2014/data/1112ab.pdf
●入山中の行動は早めに。
16:40頃には日没します。15時までには行動のメドをつけ、15時台のうちに山荘など目的地に到着するようにしましょう。
●この時期の入山
立山駅~室堂間は降雪があると除雪のためバスがしばしば運休になります。
扇沢からの入山をお勧めします。
11/18朝と夕は天候によりバスは運休していました。11/19の昼現在運休はありません。
お知らせ
室堂山荘は11/23の宿泊をもって2014年の営業を終了させていただきます。
2015年の宿泊予約はは2/1より受付開始します。
昨年の今頃の様子は?
融雪進むも登山にはアイゼンやピッケルの用意を。サングラスは観光でも必要。植生保護に留意2023.06.01
雪解けが進んでいますが、天候崩れればまだ冬に逆戻。登山装備は油断禁物(サングラス必須)です2023.06.07
稜線の雪は融雪しハクサンイチゲなど咲き始めましたが、山腹には残雪が多くアイゼン推奨です2023.06.14
登山は春山残雪装備で。稜線までは残雪多くアイゼン推奨。稜線は融雪し高山植物咲き始め2023.06.21
中腹の登山道(室堂~稜線)へは残雪多くアイゼン推奨。天気急変に注意。チングルマやクロユリ開花2023.06.29
立山室堂山荘周辺の過去の様子
立山室堂山荘
- 現地連絡先:
- 076-463-1228
- 電話番号:
- 076-463-1228
- 連絡先住所:
- 〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂