終日旭岳が見え、16時前からきれいに夕日に染まりました。1ヶ月ぶりでしょうか。スキーコースはAコース以外オープン。
天気・気温
旭岳温泉街 雪 積雪約200cm
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
15時40分 ビジターセンターから美しい夕日が見えます。ほぼ1ヶ月ぶりでしょうか。
昨日、今日と旭岳がよく見えました。
昨日は予想以上の好天となり、駅から一番近くの展望台までスノーシューで「あら雪」を踏んでいくと...旭岳も安足間岳・当麻岳の連なりも純白。この時期は空の青はうれしいですね。
年末~1、2月の連日外人で満員だった昨シーズンに比べ、昨日降った雪と好天の割には、という駅やコースのようすですが、常連にはノンビリゆったり楽しめる良い日です。
クリスマスが近づけば、また昨年のような賑わいがやってくるでしょう。
ロープウェイの上の駅、姿見駅の標高は1600m。高山帯に入り、高い木はありませんが、コースを滑って100mほど標高を落とすと、ダケカンバの木々が現れてきます。
さらに下ると、C・Dコース分岐辺りから見上げるような針葉樹の数が増え、「林間」というより、森の中のコースになります。樹氷が木々の枝や葉を飾っています。
標高1100mの旭岳温泉に立つビジターセンターの前で既に2m 近い積雪があるります。雪が20~30cmm降っても、締まって下がる分、この10日ほどは見た目の深さにはあまり劇的な変化はありません。
一昨夜から昨日朝にかけも7~8cmのとても軽い雪が積もりました。
ビジターセンターでは随時「雪の結晶観察」を行っています。雪が降っていない時は、保存してあるものを見ることができます。天気の悪い日や、ロープウェイが止まってしまった時も見ることができます。ぜひお越し下さい。
そろそろダイヤモンドダストが見られる日もあります。ダイヤモンドダストが一番よく見られるのは1月2月の早朝です。旭岳温泉街でも-15℃以下の早朝にはみることができます。朝方が狙い目です。
登山道の状況
完全な積雪のある冬山となりました。
登山は、この時期のこのエリアについて経験と知識、技術のあるガイドさんなどとの入山をお勧めします。
登山道や探勝路など、夏のコースは道も標識も目印も雪に埋もれています。
圧雪されたスキーコースなどをたどるのでなければ、地図やコンパス、GPSなどで行った道を正確に戻って来られるようにしなければなりません。
降雪後は、雪崩れに十分注意して下さい。またコース外に行く方は道迷いにも注意が必要です。
●姿見の展望台の塔は樹氷に覆われています。10m弱の塔は、好天日には目立つ構造物ですが、冬場は展望台の直前まで来ても雪やガス(霧)で見えなくなることが別に珍しくありません。ホワイトアウトに注意が必要です。
※12/10旭岳山頂に向かうのでしょう、点々と目印が残されていました。
雪上での道迷いを防ぐ古典的なやり方で、山岳会などがよく用いる方法です。
夏の登山道を示すものはほとんど雪に埋もれており、帰りに自分の目印を回収しながら帰るので、多少の労力は掛かりますが非常に堅実な方法です。
目印を残すと、他の人を惑わせることにもなり、環境保全の上でも確実に持ち帰りましょう。
また山頂下は強い風が吹くことが多くアイゼンやピッケルが必要です。
●石室の様子(12/10)
1階ドアはほとんど埋もれていますが、ドアが壊れかけているので、キチンと閉まらず、雪が侵入し、出入りした動物の足跡が無数に残されていました。
このドアから出入りすると、よほど丁寧に雪や氷を取り除かないと隙間がどんどん広がってしまいますから、冬は2階の窓から出入りしましょう。
2階からの出入りの際も、帰りにはしっかり閉じたか確認して帰りましょう。
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
現在スキーコースはAコース以外オープンしています。
●バス時刻 10/1から変更
旭岳温泉に来るバスの時刻が10/1から変わりました。
いままで1日3便でしたが、4便になり、一番早く着くのが9時過ぎなので、スキーにしろ、自然散策にしても午前中の時間に余裕ができるのはいいですね。
66番 旭川空港経由・旭岳線(いで湯号)時刻表
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/66%20time(2016.10.1).pd
登山装備
登山には完全な厳冬期雪山登山装備が必要です。地図、コンパスやGPSなども必ず用意しましょう。
注意点
冬山での遭難は毎年発生しています。無理のない計画、装備の油断なく、天気をよく見て入山し、慎重な行動で安全な登山を。
●天気の急変に注意
晴れていても森林限界より上では、天気の急変があります。ホワイトアウト、雪崩れなど危険は増します。地図やGPSなどは必ず携行して下さい。
●飲料水
・飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●ドローンについて
・旭岳ロープウェイがゴンドラ内への持込みを認めません。ご注意ください。
詳しくは以下のページの注意書きをお読みになって、ご不明の点はロープウェイにお尋ねください。
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/price/index.htm#label
・姿見駅や旭岳ビジターセンターは道有林ですので、無人航空機の飛行については以下をご覧ください。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/sr/nsr/kannri/kannri/mujinkoukuuki.htm
・ビジターセンターの、道路をははさみ、すぐ南側のクロスカントリースキーコースなどは国有林ですので、以下をご覧ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/apply/nyurin/nyurin_sinsei.html
お知らせ
・旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
・ビジターセンターでは雪の結晶観察を随時行っています。
観察にもは防寒着、防寒手袋が必須です。
・長靴、スノーシューのレンタルもあります。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉