ヤナギが芽吹き、春の訪れを感じます。木道が現れてきましたが、残雪はまだあります。踏み抜きに注意
天気・気温
山と周辺の状況
ビジターセンター近くのヤナギもだいぶ芽吹き、春の訪れを感じます。22日は雨が降り、濃い霧が出ました。本日は薄い雲がかかった空でしたが、旭岳はずっと顔を出してくれていました。週末まで天気はぐずつく見込みなので、スッキリした天気は望めないでしょう。
6月に昨年10月旭岳登山で行方不明になった東北大OBを、仲間が集中的に捜索に入ります。気づいたことなどあれば、関係者に伝えしますので、お知らせください。
ここ最近、軽装の方が登山情報を聞きに来られますが、6月でも天候が悪くなると雪上で遭難・滑落事故が多くなり、非常に厳しい環境になります。道迷いや雪斜面の下降、寒気への対策が十分でない場合は、駅の建物などが充分に見える安全圏内をおすすめします。
センター向いの公営駐車場奥では、新しいセンターの建設準備が始まりました。来年5月のオープンが予定されています。
登山道の状況
駅裏の大
リュウキンカ
リュウキンカ
湿地は、木道が現れてきましたが、雪が残っている部分もまだかなりあります。空洞上になっているものもありますので、踏み抜きに注意。
旭岳温泉から姿見までのアルペンスキーコースの跡はまだ明瞭でした。融雪が進んでおり、状況が変わっていますので、下りが迷いやすくなっています。
18日の朝8:00ごろ、天人峡温泉まで4kmほどの場所で、ヒグマの親子が道路を横切っているのが目撃されました。
散策や釣り、作業などで付近を歩く予定の方は注意してください。
また、11日にはヒグマの足あとが発見されました。6〜7合目付近の南斜面と思われます。
ゴールデンウィーク中にも、旭岳石室のやや下を南に通過した足跡が見られています。視界不良下などでのハチアワセなどにご注意ください。
※食べ物も無いのに...と思われるかもしれませんが、おとなのヒグマは一日数十キロ移動できるので、フキや
ミズバショウ
ミズバショウ
のような食料が繁ってきている標高と、高山帯との往復はそれほど難しくないようです。
・雪崩れと道迷いに注意
コース外の事故に注意してください
・登山
この時期のこのエリアについて経験と知識、技術のあるガイドさんなどとの入山をお勧めします。
登山道や探勝路など、夏のコースは道も標識も目印も雪に埋もれています。
圧雪されたスキーコースなどをたどるのでなければ、地図やコンパス、GPSなどで行った道を正確に戻って来られるようにしなければなりません。
降雪後は、雪崩れに十分注意して下さい。またコース外に行く方は道迷いにも注意が必要です。無理は禁物です。
※道迷いについてまとめがあります
http://welcome-higashikawa.jp/info/?c=27
●旭岳ロープウェイ
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
スキーコースは全コースオープンしています。
●バス時刻 (旭川空港~旭岳温泉)
旭岳温泉に来るバスは1日4便。
一番早く着くのが9時過ぎなので、スキーにしろ、自然散策にしても午前中の時間に余裕があるのはいいですね。
66番 旭川空港経由・旭岳線(いで湯号)時刻表
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/kyouei/66%20time(2016.10.1).pd
登山装備
登山には完全な厳冬期雪山登山装備が必要です。
地図、コンパスやGPSなども必ず用意しましょう。雪崩れにも注意が必要なためビーコンの携行もおすすめします。
寒暖の差が大きくなっています。行動中や陽が出ていると汗を掻きます。止まったり、天気が少し陰ると急激に気温が下がるので対応できるワードローブの工夫が必要です。
注意点
今冬季シーズンの滑走用具類のロープウェイ内持ち込み乗車は5月14日(日)をもって終了しました。駅舎内への滑走用具類の持ち込み、スキーブーツを履いての入館はお断りしています。ご了承ください。5月14日以降も引き続きロープウェイは営業しています。
冬山での遭難は毎年発生しています。無理のない計画、装備の油断なく、天気をよく見て入山し、慎重な行動で安全な登山を。
・悪天候時の道迷いに注意が必要です。視界不良時には無理は禁物です。
・この時期は雪崩れにも注意が必要です。バックカントリースキーや登山の方はビーコンの携行をお勧めします。
・山頂をめざす方へ 下りでの滑落に注意。強風も吹きます。
・入山には、なるべくこの時期、このエリアの経験者との同行を。地元の経験者でも「思いがけない事」「予想外のこと」はままあるものです。初見の方はより慎重な対応を。
●天気の急変に注意
晴れていても森林限界より上では、天気の急変があります。ホワイトアウト、雪崩れなど危険は増します。地図やGPSなどは必ず携行して下さい。
●飲料水
・飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
●ドローンについて
・旭岳ロープウェイがゴンドラ内への持込みを認めません。ご注意ください。
詳しくは以下のページの注意書きをお読みになって、ご不明の点はロープウェイにお尋ねください。
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/price/index.htm#label
・姿見駅や旭岳ビジターセンターは道有林ですので、無人航空機の飛行については以下をご覧ください。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/sr/nsr/kannri/kannri/mujinkoukuuki.htm
・ビジターセンターの、道路をははさみ、すぐ南側のクロスカントリースキーコースなどは国有林ですので、以下をご覧ください。
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/apply/nyurin/nyurin_sinsei.html
●「旭岳源水」は1月下旬から一時閉鎖されます。
護岸工事のため、旭岳源水は1/25から完全に閉鎖されます。工事は4月頃までの予定だそうです。
湧水汲みなどご利用の方は、ご注意ください。
お知らせ
・落とし物について
ペツルのヘルメットの落とし物が届きました。場所は第二天女ヶ原から山頂の方を向いて右手(の尾根末端の中間部やや広いところで、常連の山スキーヤーの方々が見つけました。しばらく当センターで預かりますので、心当たりの方はご連絡ください。
●旭岳ビジターセンター
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=16
旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
ビジターセンターでは、旭岳登山、スキーの情報のだけでなく、広く周辺の情報を把握し来訪者に提供しています。
天気が良い時は勿論ですが、天気が悪い時でも、この時期ならではの楽しみをお知らせしています。
自然だけでなく、文化(スキーで遊んだあとは、この時期のオイシイものを食べるのも・・)もお伝えするように心がけています。
ガイドの紹介、スノーシュー、クロカンのレンタルも行っています。
ぜひ、この時期、この山ならではの楽しみを探しにビジターセンターにお越し下さい。
・ビジターセンターのFacebook https://www.facebook.com/%E6%97%AD%E5%B2%B3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-1257161287656591/
・ビジターセンターでは雪の結晶観察を随時行っています。
観察にもは防寒着、防寒手袋が必須です。
※長靴、スノーシュー、クロカンのレンタルあります。
●東川エコツーリズム推進協議会
イベントほか各種有益な情報があります。
http://www.welcome-higashikawa.jp/info/?c=1&s=8273
イベントは〆切日があります、詳細はWEBをご参照下さい。
●実は近い旭岳
羽田空港から旭川空港まで飛行機で約1時間半です。
この旭川空港は北海道内でも雪の影響を受けにくい飛行場のひとつです。
旭川空港から旭岳温泉街までは車で約1時間(レンタカーもあります)。バス便も一日4本運行していす。
雪質については、世界中からこの雪を求めてスキーヤーやスノーボーダーが訪れている保証付きです。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉