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気候変動に立ち向かう、
マムートの挑戦マムート

文=大関直樹 写真提供=マムート・スポーツグループジャパン 
[PR]2025.09.29

正しいケア方法の訴求として、ゴアテックスのケアの講習会を開始
正しいケア方法の訴求として、ゴアテックスのケアの講習会を開始

スイス発のアウトドアブランド、マムートは160年以上にわたり革新的なアウトドア製品を生み出している。その一方で、環境保全にも力を注いできた。

1994年にリサイクル素材を使用した「ECOフリース」を導入して以来、労働環境の改善、環境保護団体との連携、生産工程の見直しなど、持続可能な企業活動を推進してきた。さらに2018年には国連の「ファッション業界気候行動憲章」に署名するなど、近年はCO₂削減や炭素除去にも積極的に取り組んでいる。

そして、25年秋冬シーズンには、ブランドスローガンである「Rise with the Mountain-挑戦こそが人生だ。」の精神のもと、環境に配慮したアイテムの本格展開を開始した。あわせて開催されるキャンペーン「Together For Glaciers―氷河のある世界のために」では、気候変動によって大きく後退するスイス・アレッチ氷河の現状を紹介し、自然環境の保護の重要性を訴えている。マムートは今後も、製品の品質と機能性はそのままに、アウトドア文化と地球の未来を守る挑戦を続けていく。

正しいアイテムケアのレクチャーで環境保全を推進

マムートでは直営店に、アイテムの正しいケア方法などを教えてくれるプロダクトケア・スペシャリストを配置。特にユーザーからの問い合わせが多い防水透湿ジャケットの正しい洗濯・手入れ方法などについてレクチャーしている。これは、アイテムを長く使ってもらうことで資源の保全や環境負荷の軽減につなげる取り組みだ。さらに8月にはマムート仙台店でゴアテックス製品のケアを学べる講習会も開催。質問しやすいワークショップ形式で多くの参加者が集まり、好評を博した。

講習会の様子
講習会の様子

ロープ製造時の廃材で、新たな断熱材の開発に成功

マムートは2024年より、ロープ製造時の工程で廃棄される材料を繊維化し、再生プラスチックと混ぜた断熱材「ループインサレーション」の活用を開始。同社でCO2排出量を分析したところ約13%がロープ製造によると判明。環境負荷低減のため研究を重ねた結果、実用化に成功した。初年度は12tのロープ廃材を断熱材へ再利用。資源の循環と機能性を両立する新技術として注目を集めている。

ループインサレーションのメインビジュアル
ループインサレーションのメインビジュアル

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問合せ先

マムート・スポーツグループジャパン
https://www.mammut.jp/
TEL:03-5413-8597


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