行程・コース
天候
初日:曇り、2日目:午前中晴れ、午後からガス、3日目:曇りから雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
前日の午前0時ごろに芦安駐車場まで車で来て仮眠。初日5時ごろの乗合タクシーには間に合わず、5:15発広河原行バスで出発
この登山記録の行程
【1日目】
広河原(07:00)・・・大樺沢二俣(09:30)[休憩 5分]・・・八本歯のコル(12:10)[休憩 15分]・・・北岳(14:00)[休憩 5分]・・・北岳山荘(15:30)
【2日目】
北岳山荘(05:10)・・・中白峰(05:50)・・・間ノ岳(07:00)[休憩 20分]・・・農鳥小屋(08:30)・・・西農鳥岳(09:30)・・・農鳥岳(10:20)[休憩 10分]・・・大門沢下降点(11:15)[休憩 20分]・・・大門沢小屋(14:20)
【3日目】
大門沢小屋(05:30)・・・吊橋(森山橋)(07:30)・・・奈良田第一発電所(農鳥岳登山口)(08:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風5号通過後の天気が不安定で、出発を2日遅らせて南アルプス3000m縦走路に挑戦しました。北岳へは10年ほど前に一度登っていますが、その時は天気が悪く眺望はダメだったので、今回は少し期待して出かけました。
1日目:芦安駐車場の車の中で明け方の激しい雨に起こされ、憂鬱なスタートかと思いましたが、5時過ぎのバスに乗るころには雨は止んでいました。広河原から大樺沢沿いに進み、二俣から左俣コースを取って八本歯のコルへ向かいます。途中、ミヤマハナシノブの群落などがきれいでした。短いハシゴの連続箇所は、下山者が多いと渋滞して時間がかかりますが、この日は比較的少なくスムーズにたどり着けました。北岳山荘へのトラバース道分岐点で昼食後、吊尾根分岐点でザックをデポし、水などだけ持って北岳を往復しました。山頂ではガスがかかっており、今回も眺望は得られませんでした。早々に切り上げ北岳山荘に向かいました。
2日目:小屋番の情報から午前中は天気がよいとのことで5時過ぎに出発しましたが、雲海が広がる中に、北岳や間ノ岳などはっきり見えこれからの眺めが期待できます。中白峰あたりから富士山も姿を現しましたが、頭は隠したままです。ほぼコースタイム通りで間ノ岳に着いた時には、富士山もすっかり顔を出していました。時計回りの眺望として、これから向かう西農鳥岳、農鳥岳、さらに南部の荒川岳、赤石岳、塩見岳、西の方向に中央アルプス、その右に仙丈ケ岳のカールがはっきり見えています。仙丈の左肩には、北アルプスの穂高連峰と槍の穂先も確認できました。大きく見える北岳の左には、山頂部が白く輝く甲斐駒ケ岳、そのはるか後方に八ヶ岳連峰も確認できました。北岳の右には鳳凰三山があり、地蔵岳のオベリスクも尖って見えました。眺望を満喫しつつ先へ進みます。農取小屋、西農鳥岳を経て農鳥岳に着くころには、東側は雲が湧いてきて富士山はすっかり隠れてしまいました。大門沢下降点への途中では、雷鳥親子(子2羽)に遭遇、人に驚いて逃げたりしないというのは本当で、数十cmの至近距離でカメラに収めさせてくれました。下降点から大門沢小屋までの3時間の下りが今回のコースの山場であり、渡渉点も数か所、壊れかけた丸木梯子を避けていかに渡渉したか、経験者は小屋到着後にその感想を述べお互いの健闘をたたえあっていました。
3日目:曇り空で雨の予感がし5:30に小屋を出発しましたが、途中から案の定降ってきました。雨具を着て滑りやすい山道をどんどん下り、2ケ所の揺れる吊橋を慎重に渡り、コースタイムより少し早く奈良田第一発電所バス停に着きました。多くの人は奈良田に向かいましたが、1時間ほど待って朝1番の広河原行バスに乗り、広河原では運よくすぐにタクシーに乗れ11時前には芦安駐車場に着きました。温泉で3日間の汗と垢を落し、昼食を取ってから岐路につきました。
帰ったら東京は16日間雨続きというニュースを聞くにつけ、今回2日目は好天に恵まれ充実した山行でした。
フォトギャラリー:43枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | カップ | |
【その他】 ヘルメット |
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