行程・コース
天候
晴れ・曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
「野坂いこいの森」の駐車場を利用。20台程度は停められる。あまり綺麗ではないが、トイレもある。例年、この時期は積雪のため、青少年自然の家もしくはその300m程手前の公衆トイレ付近に停めるが、今回は路面の雪も少なく上の方まで問題なく車で行けた。
この登山記録の行程
野坂いこいの森(09:06)・・・一ノ岳(09:55)・・・二ノ岳(10:12)・・・三ノ岳(10:20)・・・野坂山(10:24)(休憩~10:35)・・・三ノ岳(10:40)・・・二ノ岳(10:45)・・・一ノ岳(10:54)・・・野坂いこいの森(11:19)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
一足先に26日に仕事収めをして、山仲間との年末忘年会登山に備えて、雪山装備を担いで帰省したが、想像していた以上に雪が少なく愕然とした。里に雪がないのは嬉しいが、山にもないとさすがに寂しい。
実際の山はどんなものかと、恒例の野坂山パトロールに出かけることにした。
ゆっくり準備をして9時に到着。装備はまるで夏山登山。軽装でスパッツも装着していないが、野坂であれば何とかなるだろう。
歩き出しの積雪は5cm程度で、地面がむき出しになっているところもいっぱいあった。登るにつれ積雪は増えていったが、それでも例年の同じ時期に対して半分もないだろうか。
冬道にも足跡がついていたが、登りは敢えて夏道を使って登ることにした。
何気なくいつものパトロール感覚で野坂山にやってきたが、実は今回とても不思議な体験をした。登り始めてすぐに、野坂山のシンボルともいわれている一ノ岳の松がゆっくり倒れていく映像が脳裏に浮かんだ。あまりの鮮明さに、なぜそんな映像が頭に浮かんだのかと不思議に思ったが、実際に登ってみるとまるでデジャブーのように一ノ岳の松が本当に無残にも根元から折れて雪の中に倒れていた。
ひょっとしたら山仲間から聞いていた話を忘れていただけかもしれない。でも例えそうであっても、山に入った瞬間にそんな映像が脳裏に浮かぶなんてあるだろうか。まるで、長年お世話になった老木がお別れの挨拶をしてくれたようだった。
一ノ岳まで続く急登に大汗をかきながら登ってきて、呼吸を整えながら松越しに眺める風景が大好きだった。もうその姿を見ることができないと思うと残念で仕方がなかった。同じ想いの野坂山ファンはきっと多いはずだ。
その後、一気に山頂まで登り、避難小屋で権現様にお参りをした。今年もお陰様で無事に登山が楽しめました。
持ってきたポットのお湯でコーヒーを入れて、暫しの小休止。冷え切った身体にコーヒーがとても美味しかった。
下りは靴に雪が入るのも構わず、冬道を使って一気に駆け下りた。
年末年始は暖冬だという。この雪もひょっとしたら解けてしまうかもしれない。野坂山の樹氷と雪景色を楽しみに帰ってきたので、休みの間にもう一度雪が積もってくれないかと願った。
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