行程・コース
この登山記録の行程
山頂駅(12:19)・・・北横岳ヒュッテ(13:59)・・・北横岳(14:25)・・・北横岳ヒュッテ・・・山頂駅(15:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
北横岳の天気予報によると雨・風強く登山には適さないC判定。ツアーバスが北八ヶ岳ロープウェイ駅に着き正午過ぎに山頂到着。ガイド&スタッフさんの説明を聞き、アイゼン装着開始。一年ぶりの装着、新しい靴にもスムーズに装着できた。グローブ装着状態で少々手こずったが。坪庭前は良かったが、一段上がって遮るもののない坪庭に入ると、横から顔をなぶるように痛い雪粒が容赦なくぶつかってくる。暴風雪での出発。アイゼンは一年前に「アイゼン装着での雪山歩き」の講習会を実践していたので、難なく歩ける。良かった。北横岳は雪山としては、細い尾根や危ない断崖があるわけではないので初心者向きだそうだ。このツアーに初参加の人が多かった。30~40分歩くと樹林帯に入り、暴風雪の影響が少なくなり少々楽になった。ただどんどん高度を増していくので、アイゼンに慣れていない人が急な雪道を登ることができないことが多くなり、下山リミットの時間と、この先の山頂までの歩行時間を考えて、一人の方が撤退となって、スタッフとともにロープウェイ駅に引き返した。途中何回は樹林帯の中で休憩が入り、冬山手袋状態でお菓子やおにぎりを食べ、ポットを開けるのに苦労して空腹を癒す。そして写真を撮りたいが手袋を取って撮る気がしない。(ツアー終了後に投稿してくれた参加者の方から写真はいただいた)
暴風雪の中の出発で始めは「あ~~あ」という気持であったが、雪を被る樹々の風景のなんと美しいことかと心洗われる。自然は過酷だと人間は考えるが、自然は何と正直で健気なのだろうかと感慨深くなる。
出発から約一時間半、山頂が近い北横岳ヒュッテに到着。ここで引き返すのかと思っていたが、山頂を目指して登って行くが、山頂登頂にリミット時間が二時半。去年の9月に行った時ここからが結構急登できつかったのを覚えている。しかし、雪化粧をした樹々のやさしさ・美しさに励まされながら、歩が進む。樹林帯を抜け山頂直下、再び暴風雪の容赦ない試練に、ガイド氏の「頑張れ」の言葉に奮起し、みんなで山頂到着。まさにリミットの5分前の14:25。一人一人がガイド氏とハイタッチをし、万歳!!滞在時間1~2分ではなかったか??すぐに下山開始。
下りのアイゼンさばきも去年習った通り、気持ちよく歩けた。樹林帯を抜け、ツボ庭で、再び暴風雪の洗礼を浴び、ロープウェイ最終時間(16時)の一本前の便(15:40)に乗る。
帰路、「縄文の湯」で冷えた身体を温める。いつでもそうだが、今日も楽しい山行だった。
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