行程・コース
天候
【1日目】晴れのち曇り 【2日目】曇りのち晴れ 【3日目】快晴無風
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
国道113号から側道へぐるりと下をくぐり約20kmで飯豊山荘に着きます。山形自動車道「山形蔵王IC」からは一般道で100kmちょっと、約2時間です。登山口によりますが、手前が丸森尾根、次が梶川尾根、突き当りが梅花皮・ダイグラの順で駐車します。登山届は突き当りの小屋です。
この登山記録の行程
【1日目】登山届出所(5:55)・・・温身平(6:15)・・・石転沢出合3.2km道標(6:25)・・・彦衛門の平(7:05)・・・梅花皮沢渡り(7:55)・・・石転び沢出合(8:45)・・・中の島(11:15)・・・梅花皮小屋着(12:15)
【2日目】梅花皮小屋発(4:25)・・・梅花皮岳山頂(5:00)・・・烏帽子岳山頂(5:20)・・・御手洗ノ池(6:20)・・・天狗の庭(7:00)・・・御西小屋(7:50)・・・文平ノ池(8:15)・・・大日岳山頂(9:30)・・・文平ノ池(10:30)・・・御西小屋(11:00)・・・御西小屋水場(11:10)・・・御西岳山頂(11:25)・・・大日岳3.0km道標(11:35)・・・玄山道分岐(12:20)・・・駒形山頂(12:40)・・・飯豊本山山頂(13:05)・・・本山小屋(13:25)・・・本山小屋水場(13:35)・・・本山小屋着(13:50)
【3日目】本山小屋発(4:40)・・・飯豊本山山頂(4:55)・・・1,812ピーク(6:30)・・・宝珠山の肩(7:05)・・・千本峰(8:45)・・・1,368ピーク(9:25)・・・休場ノ峰(9:45)・・・檜山沢出合着(12:35)水遊び・・・檜山沢出合発(13:05)・・・登山届出所(13:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【1日目】登山届出所から林道を20分程で「温身平」ですが、途中に普通にサルがいます。
「温身平」を右折して突き当り、「石転沢出合3.2km道標」から右の階段の上から登山道です。
しばらくすると、いきなり狭小な道になり、アップダウンやトラバースは当たり前の飯豊連峰です。
梅花皮沢に沿って岩登りやロープ伝いの危険な道を進むと、遠くに石転び雪渓が見えてきます。
石転び沢出合でピッケル・スパッツ・アイゼンを装着して有名な「石転び沢雪渓」に臨みます。
黙々と、ただひたすらに急勾配を直登りしますが、雪渓を渡る風が最高に気持ちいいです。
出合いから2時間30分かけて標高差約730m上にある高山植物満載の「中の島」に着きます。
さらに1時間かけて2度の雪渓を超えて登り、やっと稜線上の「梅花皮小屋」に着きました。
2階建て(3階有)の水洗トイレのある1泊1500円の避難小屋です。水場は片道3分です。
【2日目】梅花皮小屋を4時30分ごろ出発して、朝焼けと霧の中「御西小屋」へ向かいます。
景色のよい稜線上を「梅花皮岳」~「烏帽子岳」と進みます。朝露がすごくスパッツ装着です。
途中、雪渓を5か所程度高巻して、「御手洗ノ池」~「天狗の庭」~「御西小屋」へ着きます。
突き当りの「御西小屋」から右へ向かい、飯豊連峰の最高峰「大日岳」に着きます。
道中の両側には色とりどりの花が一斉に咲き誇っていて、素晴らしい光景です。
往復3時間程で「御西小屋」に帰ってきて、そこから40mほど下った水場で補給です。
「御西岳」に立ち寄ったら、ほぼ平坦な道を進みますが、広大な斜面に一気に群生する
「チングルマ」や「コバイケイソウ」「ニッコウキスゲ」は山の緑と対比され圧巻です。
「駒形山」の先が「飯豊本山」です。山頂から15分で飯豊山神社のある「本山小屋」に着きます。
「本山小屋」は2階建ての1泊2000円の避難小屋です。水場までは往復30分です。
強風でしたが、天候に恵まれ、飯豊本山の向こうに沈む素晴らしい夕陽を見る事が出来ました。
【3日目】本山小屋を4時40分に出発して「飯豊本山」山頂から北に延びるダイグラ尾根に進みます。
本山小屋の管理人さんが「ダイグラはきついよ」と言っていましたが本当にその通りでした。
これでもかこれでもかと、途中にあるピークを巻かずにアップダウンを繰り返し過ぎるために
よーく地図を見ないと自分の位置が分からなくなります。何度も地図を見返して進みます。
山道も狭小で、すぐ横が崖になっていて、斜面から出ている笹と仮払われた木々が命綱です。
しかし、うっかりして5m程滑落してしまいました。斜面が草地で命拾いをしました。
快晴無風の夏山で「ダイグラ尾根」は地獄でした。(でも、天候不良だったら足元が最悪です)
途中に唯一有った雪渓を叩き壊して首に当てながらまた登り、そして下りを続けます。
突然壁のように目の前に現れた「休場ノ峰」を見たときは、さすがにむかつきました。
食事をとり、何度も休憩してゆっくり進みますが、50Lのザックはさすがにこの状況では応えます。
最後の下りで、はるか下に檜山沢が見えましたが、地図を見ると等高線が45本あります。
この先の高度差と時間を考えた時、案の定ものすごい勢いの下山道が眼下に出てきました。
滑り落ちる様に、実際に滑り落ちながら、下りで良かったと思いながら檜山沢の橋に出ました。
橋を渡った先で、支沢の水を飲み、上半身を冷やし、服を洗いました。
翌日起きると、両足や腕だけではなく、胸の筋肉まで筋肉痛になっていました。
フォトギャラリー:96枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | 軽アイゼン | トレッキングポール |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
【その他】 ピッケル、文庫本 |
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