行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
東名高速 大井松田ICから、丹沢湖経由でユーシン林道のゲート前(45分くらい)。林道は多少荒れているが、車で問題なく行けます。狭いので対向車両には注意。途中の山北の「道の駅」や丹沢湖ビジターセンターにトイレあります。路線バスでのアクセスでは、全行程の長さを考えると、無理と思います。
この登山記録の行程
玄倉ゲート(6:30)~ユーシンロッジ(8:00)~熊木沢出会い(8:30)~西沢出会の南尾根取付き(10:15)~蛭ヶ岳(12:15着、13:00発)~棚沢ノ頭(13:30)~弁当沢ノ頭(14:00)~熊木沢出会い(15:00)~ユーシン雨山橋(15:47)~玄倉ダム(16:30)~玄倉ゲート()
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
全行程約28km(10時間)で蛭ヶ岳日帰りに挑戦しました。神奈川県側からの蛭ヶ岳の日帰りルートは基本的に山小屋1泊かと思っていたのですが、昔は活躍していた今はなき登山道を通ることで、日帰り可能であることを知りました。今回の熊木沢・西沢経由の南尾根ルートはきっと最短と思います。林道ロングコースから始まり、いくつもの手彫りトンネル(ヘッドライト必要)を通過し、廃墟のユーシンロッジ(公衆トイレはきれいだが、飲み水は無い。ロッジ内にはあるらしい)を超えて、熊木沢出会に到着します。有名な「崩れた橋」には、アルミの脚立がかけてあります。それを通過し河原をあるき、2つの堰堤を強引に渡り、右岸の藪の中を少しあること、崩壊した工事用道路が見つかります。大木がいくつも倒れて道は崩れ落ちているので山側に迂回し途中行ったり来たりしてしのぎ、西沢の第2番目の堰堤を渡ったところが南尾根取り付き場所です。Web情報の「壊た赤いバン」とは道が違っていたのか出会いませんでした。
さて、南尾根取付きすぐに急登が始まり、落ち葉でふかふかな道を、尾根筋を逃さないようにGPSを頼りにジグザグで上っていきました。道の目印はなく、ガレた道は草が生い茂り、慎重にあるかないと落石しそうな浮き石がいっぱいです。ズーッと急登で、よじ登る場所も多々あり、頂上直下のガレ場は崩れやすく、枝や根っこを頼りたくとも、茂っているのは「バラ」ばかりで、手でつかめません。何とかよじ登り、頂上直下50mの当たりでバラの藪を左によけて整備された尾根の登山道にでて、蛭ヶ岳に到着(残念ながら曇っていて展望無し)。昼食をしっかり食べ、丹沢山方面へ尾根道を進み、棚沢ノ頭から下山しました。踏み跡もしっかりしていて、歩きやすく弁当沢ノ頭(ピークらしきところは無い)に進みます。この時期アザミとバラの枝が沢山あって、山ズボンを通して足への攻撃が痛かったです。ブナ林の道を進み、沢ノ音が聞こえてきます。熊木沢出会いの手前150m当たりから急下降です。ズルズルと降りていくと、熊木沢出会いに素直に到着。あとは、来た林道をひたすら歩き、全部で8つのトンネルを通過し、ゲートのある駐車場に到着しました。林道は自転車で移動している方が何人もいました(正解かも)。
かなりのロングコースで、気温も高く、水の消費は激しかったです(3L)。山頂小屋で購入(500円)くらいしか水場が無いです。南尾根の登りはまだ良いのですが、道迷いやガレているので滑落の心配もあり、このルートの下山はやめた方が良いと思いました。
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早朝6時半にゲート前駐車場到着。すぐに出発しました。
ゲートを通って林道へ
落石よけのトンネル
初めての看
林道にはトンネルがいくつもあります
このトンネルは長いです。通過にはヘッドライトが必要です。
トンネルの出口側からみると、崩落してガレがトンネルの上につみあがってます。
奥は光が見えますが、ライトが必要。
またトンネル。手彫り感あり。
また、トンネル。
そして、トンネル。
これまたトンネル。
左は雨山橋を経てユーシンロッジ。右が熊木沢出会い方面。左に行ってユーシンロッジへ立ち寄ってみました
雨山橋。静かな渓谷です
ユーシンロッジ。
ユーシンの公衆トイレ。トイレは奇麗でしたが、水は飲めないと書いてあります。
林道に戻り少し行った、ゲート。
またまた出ました手彫り風トンネル
熊木沢出会いの塔ノ岳との分かれ道。
熊木沢出会いの壊れた橋です。脚立を利用して橋に上り、向こう岸へ渡ります。
蛭ケ岳が真正面に見えます
ここを右岸に移動します。川を渡って強引に堰堤をのぼりました。
川沿いから少し山側に上ると大昔の工事用のコンクリートの林道がありますが、途中で崩れ落ちていました。仕方がないので、少しもどって山側に登って迂回ルートをさがします。
10mくらい崩れ落ちていた林道は、また復活していました。山側から迂回して林道にはいりました。
崩れた林道、大木が道をふさいでいる等で行ったり来たり山側に登ったりと時間を使いました。西沢に入って2番目の堰堤に、蛭ケ岳南尾根の取り付き場所があります。
出だしの急登です。登山道はありません。踏み跡もないと言ったほうがよいです。尾根道を外さないようにGPS頼りで登ります。
ブナの原生林。のなかに、道はありません。どこへ行けばよいか、GPSが教えてくれます。這って登る場面も多々。頂上から50mころからの急登はガレていて、落石起こしやすいです。また、バラの藪があるので通過できず、左によけて尾根にでました。
尾根から見たユーシン渓谷です。
蛭ケ岳山頂。曇っていて展望はありません
丹沢山方面へ向かいます
今回の下山コースの棚沢ノ頭の看板です
踏み跡はしっかりあります
目印もところどころにあります。
ブナの道を快適に下山
弁当沢の頭かも
沢の音が聞こえて、林間を抜ければもうすぐ熊木沢出会いです
あと少し。木に目印もあります。ここまでくれば後は林道だけです。
残りは林道コース。ダムの色もきれいだし、渓谷も静かで、長いですが快適に進みました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー |
ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 |
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