行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
塩山駅北口から栄和交通バスで、柳平を経由し大弛峠で下車(大弛峠駐車場)。駐車場に、国師ヶ岳、金峰山登山道入口がある。
★栄和交通 焼山峠・大弛峠線(金峰山)線
[往路] 7:30発 塩山駅北口ー 8:15着 柳平/ 8:20発 柳平ー 8:50着 大弛峠
[復路]14:50発 大弛峠 ー15:20着 柳平/15:20着 柳平ー16:15着 塩山駅北口
→ 事前予約が必要 : WEB受付 http://eiwa-bus.com/
この登山記録の行程
大弛峠08:59 ― 09:07夢の庭園09:10 ― 09:28前国師ヶ岳09:29 ― 09:32三繋平 ― 09:36国師ヶ岳09:38 ― 09:43三繋平 ― 09:49北奥千丈岳 ― 09:54三繋平 ― 09:59前国師ヶ岳10:00 ― 10:09夢の庭園10:12 ― 10:18大弛峠10:19 ― 10:40朝日峠10:41 ― 10:56大ナギ ― 11:11朝日岳 ― 12:06金峰山 ― 12:11五丈石12:12 ― 12:19金峰山12:20 ― 13:25朝日岳 ― 13:39大ナギ ― 13:52朝日峠 ― 14:15大弛峠14:16
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
■コースの状況
今回のコースは、大弛峠を基点として国師ヶ岳・北奥千丈岳、金峰山へのピストンです。人気のコースだけあって、登山道、道標がしっかり整備されており、迷う心配はありません。
■感想
関東も梅雨入りしましたが、週末の土曜日は天気が良さそうだったので、4月に瑞牆山に登ったときに気になっていた金峰山に行ってきました。当初は瑞牆山山行と同じく、韮崎からバスを使いみずがき山荘から登ろうかと思ったのですが、バスが混んでいるようであり・・・、以前見た韮崎駅のハイカーの長蛇の列がフラッシュバック。そこで、バスの事前予約ができる大弛峠からのルートにしました。ただ、金峰山へのこのコース、「ずる金」ともいわれていることもあり、これだけでは歩き足りないかなと思い、国師ヶ岳と北奥千丈岳もセットにしました。
この日は、午前中晴れ&午後から曇りという天気予報がドンピシャ。最初に登った国師ヶ岳と北奥千丈岳は、富士こそ見えなかったものの、素晴らしい眺望を楽しむことができました。一方、12時ごろの到着となった金峰山は、厚いガスに覆われて残念ながらの眺望。が、圧巻の五丈岩、キバナシャクナゲやミネズオウ等が目を楽しませてくれました。
今回のハードルはなんと言っても帰りのバス。塩山駅行きの栄和交通バスは14:50と16:00の2本がありますが、16:00はすでに予約一杯、選択の余地なしで14:50の一択となりました。そのため、CTを5時間くらいに設定せざるを得なくなり、常に時計を気にしながらの落ち着かない山行となりました。だったら、国師ヶ岳と北奥千丈岳をやめればよかったのではと突っ込みを入れられてしまいそうですが、行きたいと思うと止まらないタチなもので(汗)。
振り返ると、一番しんどかったのは国師ヶ岳・北奥千丈岳に向かう登山道でしょうか。木段等が整備されており歩きやすいはずが・・、実は木段を苦手としている私、歩くペースと木段のステップがうまく合わずにゼイゼイなってしまった時には大丈夫かなと不安がよぎりました。しかし、その後は順調そのもの、帰りのバスに余裕をもって間に会うことができました。せわしない山行となってしまいましたが、柳平の金峰山荘で飲んだビールの美味しかったこと。バス山行は時間の制約があるものの、こうしてビールを楽しむことができるメリットも。私はやっぱりビールの誘惑には勝てそうにありません(笑)。
フォトギャラリー:85枚
今日のスタートは塩山駅北口です。
北口には信玄公の像があったんですね。今まで知りませんでした(^^;。
塩山に向かう電車が遅れ一時はどうなるかと思いましたが、頑張って遅れを取り戻してくれ、塩山には定刻に到着。バスに間に合うことができました!バスは補助席もすべて使って満席での出発です。ちなみにバス乗車は予約が必要です。そのため乗車できないといった心配がないので、助かりますね。
柳平で、マイクロバスからワゴン車に乗り換えました。運転手さんによれば大弛峠への林道はマイクロバスできないようで、マイクロバスから計3台のワゴン車に分乗して向かいます。塩山駅から大弛峠まで1時間半、長かった~。
ちなみに、下車したところは駐車場です。トイレもあります。
登山道入口は駐車場の奥のほうにあります。「本当に梅雨なの」と言いたくなるような青空が広がっていますよ。この青空を見ると来てよかったなぁ~と思いますね。
まずは、国師ヶ岳&北奥千丈岳から。帰りのバスは14:50です。16:00にもあるのですが、そこはすでに予約で一杯で選択の余地なしでした。ですから、今日は5時間くらいを目標に行くつもりですが・・大丈夫かなぁ・・(ちょっと弱気の虫が)。
駐車場のすぐそばには大弛小屋があり、
小屋の横が登山道になっています。
登山道の様子。途中には木段が整備されていましたが、足の歩幅とあわず苦手。ペースがあわず、いきなり、四苦八苦しながらの登りとなってしまいました。
標高があがっていくと、森林限界をこえたのでしょうか、急に視界がひらけてきました。
30分ほどで最初のピーク、前国師岳に到着♪
360度の展望が広がっています。こちらは南アルプスの山々。
左の奥には国師ヶ岳
これから向かう北奥千丈岳も
金峰山と朝日岳。よく見ると金峰山山頂の五丈岩が見えますよ。山頂に棘がささっているみたいですね。
国師ヶ岳と北奥千丈岳への分岐
まずは国師ヶ岳に向かいましょう!
分岐から5分ほどで到着しました♪
雲がなければこちらに富士が見えるはずですが・・・
こちらは北奥千丈岳
三角点があったのでタッチ!
さぁ、急ぎましょう
間もなく分岐です。
北奥千丈岳へ向かう登山道には、一部ですが、まだ雪が残っている箇所がありました。
北奥千丈岳に到着!ここが本日の最高峰(2601m)になります。とはいっても、300mくらいしか登っていません。なんだか申し訳ない(汗)。
先ほど登った国師ヶ岳
金峰山。ガスがかかってきています・・・、残念。
ちなみに、北奥千丈岳の山頂付近にはハイマツが広がっており、樹林帯との境がはっきりわかります。さぁ、金峰山を目指して急ぎましょう。
登るときに見落としていたようで、途中に国師ヶ岳で遭難された方の慰霊碑(昭和35年建立)がありました。どういった状況で遭難が起こったかはわかりませんが、当時は、今のような車を使っての気軽な登山ではなかったでしょう。当時の厳しい山行に思いを馳せながら、冥福を祈って合掌。
再び、大弛峠に戻ってきました。ここまで1時間20分、ペーストしては・・?。
金峰山への登山道入口。
さぁ、金峰山を目指して頑張りましょう♪
微妙な感じのアップダウンが続く登山道を進むと、ケルンがある朝日峠に到着します。「峠」というくらいですから、分岐する登山道でもあるのかと見渡しますが・・、それらしい踏み跡は見つからず。昔はあったのでしょうね。
大ナギ
大ナギをぬければ朝日岳♪標柱がちょっと寂しいですね。
山頂からの眺望はガスに覆われて全くありません。
次はいよいよ金峰山ですね。
朝日岳から臨む金峰山、残念ながらすっかりガスに覆われてしまってます。朝日岳からは、ガレ場の下りになり、針葉樹林帯を抜けて金峰山に向かうことになります。
針葉樹林帯をぬけると、開放感にあふれる、岩とハイマツの世界が広がっていました!
晴れていたらもっと気持ちよかったんだろうな~
針葉樹林帯をぬけ5分ほどで山頂に到着しました。三角点があったのでタッチ!お約束の標柱は、写真撮影の大行列ができていたのでパスして、五丈岩に向かいました。
ガスの向こうに五丈岩が見えてきました。
なかなかの迫力です。それにしても、静かだった国師ヶ岳、北奥千丈岳に比べ、人・・人・・・。
五丈岩の近くにも標柱がありました。こちらは山梨百名山ですが、なぜここなんでしょうか(謎)。
ガスで残念ながらの眺望です。。。
ここでランチ休憩。さぁ、バスの時間があるので戻りましょう!
先ほどパスした標柱。ようやくゲットできました!
登りは写真の隙間を通ってきましたが、下山は右に見える岩のピークを通っておりることにしました。
よっこらしょ
バスの時間まであと2時間半。ちょっと余裕ができてきたので、登りは急いでいたためあまり見ることができなかった景色等を楽しみながら下りようと思います。
早速ですが、北側を見ると、今年4月に瑞牆山が見えています。大やすり岩と瑞牆山の位置関係がよくわかりますね。
ここにはミネズオウ
キバナシャクナゲが咲いていました♪
この辺りが森林限界です。これより、樹林帯に入ります。
登りの際は急いでいたためスルーした鉄山への道標。ちょっと余裕がでてきたのでよってみようかと思いましたが、ロープが張られていたのでスルー。
バイケイソウ(梅蕙草)だそうです。花はこれからのようですが、山菜のオオバギボウシ(ウルイ)やギョウジャニンニクとよく似ているため、毎年のように誤食して中毒する事例があるとか。
朝日岳への最後のガレ場。
ガレ場を登り切って、振り返ると先ほどまでいた金峰山。若干ですが、ガスがきれ五丈岩も見えています。
ちょっとアングルを変えての朝日岳の山頂の様子。立ち枯れの白木が林立光景が広がっていました。
再びの大ナギ
北側には兜岩、その先には長野の低山が広がっています。
朝日峠。先ほどは気が付かなっかのですが、道標の下に「朝日峠」の文字がありました。
朝日峠からの登り。木の根がすごいことになっています。
14時16分、大弛峠に戻ってきました!予定のバスに間に合ってホッとしました(^^。
すでに、ワゴン車がまっています。人数がそろったところで定刻より早めの出発となりました。
ご参考までに、バス停の標識はワゴン車の後ろに隠れてしまっていました。
経由地、柳平に到着。
ちょうど、金峰山荘の前になります。
マイクロバスの時間まで20分ほどあったので、山荘の前にあった「ビール」の幟につられて、頂いてしまいました。「かぁ~、うまい!」
金峰山荘の庭にあった花、これは・・?
柳平からマイクロバスにのって、塩山駅北口に到着。
今日も無事の山行に感謝しつつ、お疲れ様でした。
★番外編 塩山駅のプラットフォームに、JRの山梨キャンペーンキャラクター「モモずきん」ちゃんがいました。
JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」のお出迎えのようです。四季島をはじめて目撃しましたが、豪華絢爛という言葉がぴったりの列車でした。
ちなみに、こちらは帰りに使った「カイジ」です。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 |
バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 |
カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ |
トレッキングポール | GPS機器 |
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