2000m稜線の残雪は、棒沢下方までつながっています。朝早い時間帯や気温の低い日は表面が氷状態ですので、転倒・滑落には十分ご注意ください。
天気・気温
山と周辺の状況
和田小屋近くで
ミズバショウ
ミズバショウ
が咲き始めました。
ここでは群生を観る事はできないのですが、少なく小さな状態も可憐でよいものです。
前回のお知らせから10日も経つと雪解けもどんどん進み、春山の同伴者、ムラサキヤシオも中ノ芝辺り(標高1900m程度)まで咲き登りました。
数分歩くごとに鮮やかな紫ピンクを目にすると、元気も安心感も増しますね。
その他、
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
・
タムシバ
タムシバ
などが見頃です。
今日現在の週間天気予報では19・20・21日は概ね登山日和となりそうです。
登山道の状況
残雪あり。標高1800mまでの樹林帯と、2000mの稜線上に残雪がありますが、標識テープを見失わなければ登山道はわかるようになりました。
雷清水から山頂直下までは夏道です。お花畑から雲尾坂を中心に
シラネアオイ
シラネアオイ
が真っ盛り。
雷清水付近ではミネザクラも手に取るように観賞できます。
2000m稜線の残雪は、例年だと雪庇の名残りだけなのですが、今年は棒沢下方までつながっているので、朝早い時間帯や気温の低い日は表面が氷状態ですので、トラバース時の転倒・滑落には十分ご注意ください。
また、雪上なので直登したくなる気持ちもわかりますが、結果としてニセピークへ辿り着き、神楽ヶ峰までは遠回りとなりますので、ご注意を!
登山装備
GPS・コンパス・山地図等のナビゲーションツールは必携です。
春山らしくはなったものの、少しでもガスに巻かれると雪上では方向感を失います。まばらな樹林帯なのでその開伐状況からは夏道の判断はできません。当然標識テープも見え難くなります。
曇りや雨の日は気温が10℃に達しない日もまだ当然ですので、雨具はもちろん、防寒対策にも注力を!
注意点
国道17号線から登山口または和田小屋までの道は雪解け直後のため、山側からの落石・谷側の崩落で道幅が狭い箇所があります。マイカーでお越しの方は十分ご注意ください。
お知らせ
・夏期営業は6月7日(土)から10月18日(土)までとなります。
・和田小屋お泊りの方はお問合せください。予約先:かぐらスキー場和田小屋(TEL025-788-9221)。
ご宿泊料金(1泊夕・朝食):おとな7,800 こども(小学生以下)¥6,200
登山用お弁当¥900もご用意できます(要予約)。
・和田小屋は、苗場山の五合目標高1,380mにある山小屋です。客室は相部屋になることもありますのでご了承ください。
・7月22日(火)~7月31日(木)はメンテナンスクローズとさせていただきます。
・登山口駐車場の標高は1220mです。
和田小屋周辺の過去の様子
和田小屋
- 電話番号:
- 025-788-9221
- 連絡先住所:
- 新潟県南魚沼郡湯沢町三俣742 かぐらスキー場