北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

春の風物詩「雪まくり」発見。今日は靄も立ち込めて、春ですねぇ。日差し強い日はぽかぽかでも風が冷たく、着脱をこまめにし汗冷えに注意。

朝焼けの林下(2016.03.22 北横岳ヒュッテ)
朝焼けの林下(2016.03.22 北横岳ヒュッテ)
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天気・気温

03/23(水) 曇り、昼前で-4℃、靄。
松本市の天気予報
明日
29℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
11℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
甲府市の天気予報
明日
32℃
14℃
明後日
晴のち曇
28℃
16℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

・ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低-12℃~-2℃、最高は-6℃~+3℃です。
 ヒュッテ付近の積雪量は100㎝程度です。吹き溜まりには150㎝以上の積雪があります。
 春の風物詩「雪まくり」発見。今日は靄も立ち込めて春ですねぇ。
・北八ヶ岳ロープウェイは4月4日(月)から22日(金)まで点検運休となります。


 

登山道の状況

登山道は朝夕等の気温が低い時には氷化し、日当たりの良い場所や気温が高い時には、グズグズになります。アイゼンは6本爪以上をおすすめします。

・三ツ岳や大岳付近はペンキ印を頼りにするルートです。積雪時の行動は慎重にお願いします。

登山装備

・寒暖の差がありますが、装備等は必ず寒い方に対応できるものをご用意ください。逆に気温が異常に高い時は濡れ対策が必要です。
・山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

注意点

※スノーシューで登山道を外れて楽しまれる方は植生を傷めないようにご注意ください。特に坪庭や北横岳は自然環境の特別保護地区に指定されているので、著しい植生破壊は罰金または禁固刑に処されることもあります。
※アイゼンやスノーシューの脱着は必ず屋外で行い、装着したままで建物内へ踏み入ることのないようにしてください。
・昨冬の八ヶ岳ではお尻で滑り降りて足を骨折する事例が2件発生し、いずれも救助隊に救出されるという遭難事故がありました。登山道を意図的に滑り降りると登下降のためのステップを潰して尚且つ雪面を硬くしてしまいます。滑り降りて楽しいのは本人だけで、多くの人にすれば迷惑行為です。他人への衝突の危険もあるので登山道を滑り降りることはご遠慮願います。
・アイゼン等の滑り止めを必ずご用意ください。大雪の後はカンジキやスノーシューが有効です。
・北横岳が活火山であることに留意されますようお願いいたします。尚、北横岳には噴火に備えてのシェルターやヘルメット等の配備はありません。
・疲労や道標の見落とし等により、行程計画に対し大幅に遅れてしまうことがあります。最終目的地には15:00までに到着できるような計画であることや、トラブル等へ対処するための予備時間を行程計画に入れ込むことをすすめます。
・夜間行動の危険やリスクは、自己の責任の範疇で、夜間に救助の必要な大怪我をされても救助隊が来てくれる昼前まで痛みに耐えていただければよいのですが、一般的な登山者にとっての就寝は、1日の疲れを取り翌日の行動に備えるための重要な要素となるので、消灯後に就寝している人をはっきりと目覚めさせるような行為は許しがたいものとなります。
・迷惑となる主な行為は物音と明かりとなるので、消灯後に行動する場合は予めパッキングした荷物とアウターウエア等を持って速やかに退室し、土間での身支度も静かに行っていただかなければなりません。
・また、戸の開け閉めや喋り声、屋外であっても山小屋付近では足音を立てることさえも注意が必要です。
・明かりについてですが、寝室内では寝ている人の顔に光が当たらぬように注意し、屋外に出ても山小屋を照らすことも止めていただかなければなりません。
・消灯後に屋外で行動する方の行為が山小屋関係者の間でも問題視されつつあるので、山小屋によっては消灯後の外出を制限する可能性もあります。
・そうならないためにどこの山小屋に行っても同宿されている方への配慮を最重視していただき、また救助が必要となるような怪我をされないよう慎重な行動をお願いいたします。

お知らせ

・北横岳ヒュッテ(標高2400mに位置します)
・閉館日:4月4日(月)~22日(金)はロープウェイ運休に伴い閉館いたします。尚、宿泊予約の無い日は閉館しているのでご注意ください。
・定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。

昨年の今頃の様子は?

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

山の上にも花の季節が訪れました2023.05.17

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

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 八ヶ岳連峰の最北端、長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置する蓼科山は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれている。また、高井山、飯盛山(いいもりやま)、黒斑山、女ノ神山などの別称もある。山頂は岩石累々とした偏平な噴火口跡で、中央に蓼科神社奥宮の石祠がある。  山頂からの展望は、八ヶ岳連峰をはじめ浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなど360度である。ツガやシラビソなどの山腹には、縞枯現象も見られ、北麓の湿原帯、御泉水(ごせんすい)周辺には、レンゲツツジ、コバイケイソウ、マツムシソウなどが咲き乱れる。  親湯(しんゆ)から女神茶屋経由4時間、蓼科山7合目から2時間強、大河原峠から2時間弱の行程で山頂に達する。  天祥寺原を流れる滝ノ湯沢からは、縄文時代の生活遺物が発見されており、太古への夢をかき立てられる所である。

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