羊蹄山 | 蝦夷富士小屋

羊蹄山避難小屋は9日に小屋閉めしました。森林限界(アルパイン)では既に降雪しています。

雪の羊蹄山母釜(2017.10.28 蝦夷富士小屋)
雪の羊蹄山母釜(2017.10.28 蝦夷富士小屋)
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天気・気温

10/11(水) 蝦夷富士小屋 12:00現在、天候:雨。気温:+9.1℃。南東の風 1m/s。
札幌市中央区の天気予報
明日
晴のち曇
15℃
10℃
明後日
晴時々曇
15℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 4:00発表
室蘭市の天気予報
明日
晴のち曇
18℃
8℃
明後日
曇時々晴
16℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月27日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

北海道の高山では雪の季節を迎えています。冬の到来がすぐそこまで来ています。
羊蹄山避難小屋は9日に小屋締めしました。
管理人は不在ですが、避難小屋は利用可能です。
森林限界(アルパイン)では既に降雪しています。
日照時間が短くなってきました。寒暖の差が激しい時期です。
クマには十分注意してください。夜間の行動は控えましょう。

登山道の状況

羊蹄山・ニセコ連峰では標高700m付近で紅葉が盛りを迎えています。
各コースで熊の姿や糞、足跡の目撃証言があります。
急な斜面、滑る岩、ザレ場、雪面やアイスでの転倒に注意してください。
倒木があります。頭上の枝や足元にも気を付けましょう。

登山装備

大きな山です。装備不十分での入山は危険です。
寒暖の差が激しい時期です。低体温症に注意してください。
アルパインでは降雪しています。
水分は十分に用意して入山してください。

注意点

アルパインでは積雪期を迎えています。
羊蹄山はテント泊ができません。避難小屋を活用してください。
無理な登山はやめましょう。
夕方に軽装(装備不備)で入山する方(特に山を走る事を目的とした方)が急増しています。
様々な状況に対応可能な装備で入山してください。
現地の情報を入手するなど、最新の現地の情報を入手しましょう。
天気の急変に注意しましょう。予め気象情報を調べておきましょう。
羊蹄山は標高差で約1500m以上あります。かなりの「アルバイト」となりますので体力にあった山行を心掛けましょう。
森林限界(アルパイン)を超えると吹きさらしで風が強くなります。低体温症の危険があります。
ゴミやトイレの汚物は自己責任で必ず持ち帰りましょう。山を汚さないでください。モラルを身に付けましょう。
ペットと入山する場合はハーネスで繋ぐなどして放さないでください。ペットの汚物は必ず持ち帰りましょう。原則的に避難小屋内にペットは入れません。

お知らせ

羊蹄山避難小屋は営業小屋ではありません。あくまでも「避難」を目的とした小屋です。
全ての装備を自ら整えて利用してください。
避難小屋はトイレがバイオトイレ(TSS方式)になりました。
トイレのし尿の分解能力や環境への配慮から、自ら使用したトイレットペーパーやサニタリー用品は全て持ち帰りとなりますので、ご協力よろしくお願いします。
入山の際は事前に情報を入手して充分な準備をお願いします。
羊蹄山の情報は倶知安町観光係から知ることができます(倶知安町観光係0136-23-3388)。
解体工事に伴う跡地利用に関するお問い合わせ先は後志総合振興局環境生活課(電話0136-23-1354)です。

昨年の今頃の様子は?

麓では雪解けとともに山野草が咲き始めました2023.05.08

蝦夷富士小屋周辺の過去の様子

  • 雪解けが進む羊蹄山比羅夫面
  • 積雪状態の火口部岩稜帯
  • 羊蹄山避難小屋(9合目)からの夕景
  • 9合目の羊蹄山避難小屋とイワギキョウ
  • 羊蹄山避難小屋と夕景
  • 羊蹄山のオノエリンドウ
  • 高山植物の美しい時期を迎えました
  • 羊蹄山避難小屋と薬草ケ原の雪渓、奥にニセコ連峰
  • 羊蹄山倶知安コース登山口のニリンソウとシラネアオイ
  • 小屋の前に咲いた白花のエゾエンゴサク
  • 蝦夷富士小屋とニセコアンヌプリ
  • 1月30日に滑った羊蹄山BCです

蝦夷富士小屋

電話番号:
0136-55-5539
連絡先住所:
北海道虻田郡倶知安町字比羅夫374-11

地図で見る
https://www.facebook.com/pages/%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B0%8F%E5%B1%8B/1440398459528851

施設の詳細を見る

関連する山

北海道 / 支笏・洞爺・積丹

羊蹄山 標高 1,898m

 支笏洞爺国立公園西端にあって、別名蝦夷富士とも呼ばれる、均整のとれた成層火山。アイヌ語でマチネシリ「女山」ともいわれ、マツカリヌプリ「後方に対をなして一方にある山」とも称される。近くの尻別岳はピンネシリ「男山」で対にして夫婦山とされている。ほかにも山麓を流れる尻別川から転訛してシリベシ(水際の険しい川)山の名称もある。  羊蹄山の山名は元明元年(1781)松前広長の『松前志』にすでに登場している。幕末の蝦夷地直轄で、松浦武四郎は国威を示すため『日本書紀』の中で阿倍比羅夫が後方羊蹄に政庁を置いた事例を引き合いに出した。そして、この山を後方羊蹄山(シリベシ山)と名づけ、正史に近い扱いをしている。第2次世界大戦中は蝦夷征伐が国史として扱われ、後方羊蹄はいやがうえにもあがめられたが、いまやその名も失せ、元の羊蹄山の山名に戻っている。頂上の一等三角点の名称が「真狩(まつかり)岳」であるため、昭和初期に小学校地理教科書に真狩岳を採用していた時代もあった。  この山の開拓は早く、明治38年(1905)倶知安村の河合篤叙が蝦夷富士登山会を設立し、比羅夫(ひらぶ)コースの登山道を開削し、休憩所を設けた。大正11年(1922)には9合目に石室「雲上閣」を建造し、登山の啓蒙と普及に務めた。積雪期登山の記録としては、明治45年(1912)4月、レルヒ中佐が、倶知安(くつちやん)からほぼ夏道沿いにスキー登山を行っている。  登山コースとしては、古くから開けた比羅夫から半月湖を経てジグザグに登る。このコースに沿った地帯は高山植物の種類も多く「後方羊蹄山の高山植物帯」として、国の天然記念物に指定されている。  9合目の避難小屋に泊まって御来光を眺め、頂上に立つのもよいだろう。頂上には父釜、母釜、子釜と呼ばれる噴火口があり、最大の父釜は周囲約2km、深さ200mほどある。  京極(きようごく)コースは銘水「噴き出しの水」がわいている、ふきだし公園から入山し、沢沿いの登山道を行く。9合目付近は火山礫の崩壊地で、斜面が急なので注意を要する。  留産(るさん)コースは京極と真狩を結ぶ車道に面して登山口がある。4合目は沢の浸食で、登山道が崩れているので注意したい。  真狩コースは設備の整っている羊蹄山自然公園から入山する。9合目近くでガレ場をトラバースしなければならない。所要時間はいずれも頂上まで約5時間。  なお、4コースとも途中に水場はないので、必ず水筒に水を満たしておきたい。

ユーザーの登山記録から