すっかり秋も深まり、午後の陽射しには冬の匂いを感じるようになりました。落葉が進んでいます
天気・気温
山と周辺の状況
今朝は気温が2℃まで下がり、雪化粧した富士山がきれいでした。
すっかり秋も深まり、午後の陽射しには冬の匂いを感じるようになりました。去年に引き続き、今年の紅葉も奮わず、小屋の周りは早々に落葉してしまいました。
ただし葉が落ちると見通しが良くなり、尾根の形がはっきりとわかるようになります。
11月3~5日の連休は、晴天に恵まれて大賑わい、今年のGW以上の人出となったのではないでしょうか。七ツ石小屋の小屋泊もほぼ満員、テン場も過去最高タイ記録の24張となりました。
ただし、大賑わいになると問題も出てきます。ひとつが装備・知識・体力不足の登山者が非常に多くなること。デッキシューズで雲取山日帰りチャレンジ、ライトもシュラフも無しで山頂避難小屋泊計画などさまざまです。
もうひとつが単純にマナーの悪さが目につくこと。これは集団心理のようなものなのかもしれません。
人の少ない奥多摩は良いものです。これから雪がつくまで一ヶ月近くあります(例年では)。サクサク落ち葉の日当たりのいい樹林帯、澄んだ空気、素晴らしい見晴らしの石尾根が待っています。
小屋番といっしょに、静かな山に包まれて、ボケーーーっとするには良い時期です。
標高×西暦イヤーで、2017年に入ってからずっと賑やかな雲取山ですが「なんとか2017年じゅうに雲取山に登りたい!」という方もこれから駆け込みでたくさんいらっしゃると思われます。
秋の雲取山登山の注意点をまとめましたので、ご確認いただければと思います。鴨沢ルートのピストン山行について説明しています。
http://www.tabayama.jp/nanatsuishi/page-693/
登山道の状況
鴨沢から七ッ石山への登山道は、とくに問題なく通行できます。
唐松谷林道(日原方面~七ッ石山へ抜ける登山道)の通行止めが2017年から解除されています。唐松谷林道は、橋を掛け直したり土を切ったりして歩きやすくなっていますが、以下の点で注意が必要です。
・アクセスに舗装路を二時間近く歩かないといけないので真夏は厳しい。
・岩をへつるような道幅が狭い部分が数ヶ所あり、落ち葉や残雪があるとちょっとコワイ、積雪があるとかなり難しい。
【ナイトハイクを計画している方へお願い】
・山中には夜行性の動物がたくさんいます。とくにツキノワグマは薄明薄暮性です。
・小屋敷地内ではテント泊や小屋泊の方が翌日の山行に備えて寝ています。
・道迷い、転・滑落などのときに助けてくれる通行者は基本的には居ません。
以上を踏まえ、自分の経験、体力、装備は十分かどうか熟慮した上で行ってください。七ツ石小屋では、ナイトハイクの方には小屋としてのサポート(物品の販売、休憩場所の提供など)をお断りする場合もあります。あらかじめご了承ください
(ただし事故、怪我、遭難などの緊急時は何時でも対応します。お声かけください)。
注意点
七ツ石小屋には2014年に新設されたバイオトイレがあります。男性小用、和式、洋式が各1つずつあります。ご利用の際は料金箱に協力金をお願いいたします。
水場は徒歩3分ほど上の沢から小屋に引水しています。ご自由にお使いください。
テント泊は一名につき500円です。予約は必要ありませんが、小さなテント場ですので10名様以上の団体のテント泊は事前にご連絡ください。
お知らせ
小屋への宿泊は、素泊一名4,000円です。自炊小屋ですので、食料や調理に必要な道具はご自身でご用意ください。
小屋泊予定の方は、安全登山のために予約をお願いします。ただし、避難所としての役割上、体調・天候悪化などによる飛び込みのご宿泊も承ります。なお、キャンセルは必ずご連絡ください。
小屋周辺は電波状況が良くないため、docomoの電波増幅器を使用しています(電源はソーラーパネル発電です)。
そのため予約受付時間は9:00~15:00までで、現地の状況によっては、かからなかったり通話が途切れたりすることもあります。予約は090-8815-1597(9:00~15:00)をお願いします。
昨年の今頃の様子は?
暖かくなり、テント場ではタチツボスミレがどんどん開花。コガラやヒガラなどの野鳥たちは営巣を始めている様子2023.04.14
まだ朝の気温は0℃まで下がることがあります。気温差が激しいですので、ウェアを一枚多めに持ってください。2023.05.01
石尾根のミツバツツジ、今が真っ盛りとなっています。ツツジはあと、半月は楽しめそうです。2023.05.24
七ツ石小屋周辺の過去の様子
七ツ石小屋
- 現地連絡先:
- 090-8815-1597
- 電話番号:
- 090-8815-1597
- 連絡先住所:
- 山梨県北都留郡丹波山村