甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根に支障の連絡なし。午後に激しいにわか雨や雷がくる日があり早めの行動を。トンボ出ました

爽やかな朝。雲海から5時15分位に日が昇りました。朝は一桁の気温になり、そろそろ防寒具が必要です(2022.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
爽やかな朝。雲海から5時15分位に日が昇りました。朝は一桁の気温になり、そろそろ防寒具が必要です(2022.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■天候と自然
8/4 曇り、気温は15.2℃(6:00)。
昨日までの晴れ渡った青空は無くなり、どんよりとした雲が広がった朝を迎えている七丈小屋です。
お天気はこれから下り坂で、日中から夜にかけては雨が降りそうです。

8/3 晴れ、気温は15.1℃(7:00)。
爽やかな朝の続く七丈小屋です。
空気中の水蒸気が減ったのか、一昨日、昨日と夕立に見舞われる事も無く、カラッとした陽気が続いています。

8/2 晴れ、気温は17.5℃(7:00)。
昨日よりも雲が多めですが、爽やかな晴れの朝を迎えている七丈小屋です。
明日まで良いお天気の予報です。

8/1 晴れ、気温は17.0℃(7:00)。
今朝も晴れ渡った青空の広がる七丈小屋です。
ヘリポートからは、遠く北アルプスの槍穂高を望むことが出来ました。

■自然
8/4 8月に入り、小屋の周りでは アキノキリンソウ アキノキリンソウ がポツポツと咲き始めました。
ヤマハハコ ヤマハハコ の芽も大きくなってきました。
まだまだ暑い日は続きますが、着実に季節は進んでいます。

8/2 小屋の周りにはトンボが飛び始め、アブの姿が少なくなってきました。
暑い日が続いていますが、季節は少しずつ進んでいますね。

昨日(7/31)はテント泊のお客様で、16時以降に到着されるお客様が多数いらっしゃいました。
幸い昨日はパラパラ降る程度の夕立で済みましたが、ここ最近の午後には、激しいにわか雨や雷に見舞われています。
午後に雲の湧きやすいこの季節は、特に早出早着の行動計画をお勧め致します。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)
大きな支障の連絡はありません

濡れた粘土質の斜面や木の根っこはとても滑りやすくなります。足の置き場に注意しながらお進みください。

登山装備

3000m級山岳の夏山登山装備が基本です

注意点

最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
装備を万全に余裕をもった計画でお越しいただくようお願い致します。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■マウンテンタクシーの運行中(要予約)
小渕沢駅〜尾白川渓谷駐車場間のマウンテンタクシー運行中(6/17~11/14)
なお、小屋ではタクシーの受付、予約は行っておりませんのでご注意ください。
以下の公式サイトからご予約をお願い致します。
https://www.mountaintaxi.jp/

■2022年(令和4年)南アルプス林道バス
「戸台口~北沢峠」 令和4年6月15日から11月15日(予定)まで運行
詳細は以下を参照下さい
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■営業
・夏山シーズン期間となりました。
利用にあたりホームページにて詳細を確認下さい
https://www.kaikoma.info/2022summer

・宿泊予約について 夏山シーズン期間 
小屋泊は完全予約制 
テント泊(定員20張30名程度)夏山シーズンは土曜日と連休時のみ予約制

※少人数で運営を行っております。
大変恐れ入りますが、ご予約のお電話は13時~20時の間でご協力をお願いいたします。

■7/5現在 ヘリが飛ぶまで、しばしコーラは売り切れ
先週は暑い日が続きコーラは現在品切れとなってしまいました
間もなく今年2回目のヘリ荷上げの予定です。

■小屋水場の利用できます
小屋宿泊者とテン場利用者は、無料
それ以外(日帰り、縦走等で通過者)は流し横の料金箱に利用代として100円を入れて利用ください。
よろしくお願い致します。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■小屋販売品(お土産)のニュース
7月から小屋のグッズの一つであるマグカップに、新色のネイビーが加わっています。
オレンジ、ブラウン、ネイビーの3色のラインナップとなっております。
山のお供にお一ついかがでしょうか。

昨年の今頃の様子は?

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

雨により地盤が緩んでいるので注意。小屋から上の残雪も少なくなりアイゼンなど不要2023.06.02

ハシゴや鎖の通過は慎重に。雨により地盤が緩んでいるので注意。登山道のすべて融雪しました2023.06.09

天気の急変を想定した装備が必要です。山頂でミヤマキンバイが見頃2023.06.16

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝の早い時間帯は鳥のさえずりがよく聞こえてきます。
  • 9日は降雪
  • 本日は晴 小屋から山頂方面の様子
  • 樹林帯の状況
  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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