甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

小屋~山頂は前爪アイゼン+ピッケル必須。トラバースやルンぜは慎重に。連休入山は万全の装備で

山頂付近の様子(2024.04.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂付近の様子(2024.04.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

天気・気温

04/26(金) 05:00 晴 3.7℃

山と周辺の状況

■天候と自然
4/26 晴 3.7℃(5:00)
テント場は雪が半分残っている状態です。
第1と第2テント場を合わせて小型テントであれば10張りほど地面の上に設営できそうです。

4/25 晴 8.2℃(6:00)
晴れ渡る朝を迎えました。
小屋周辺は風もなく穏やかで北アルプスや鳳凰山、八ヶ岳もスッキリと見渡すことができます。

4/24 雨 2.2℃(6:00)
昨日の夕方頃から小雨がぱらぱらと降ったり止んだりを繰り返していましたが今朝7時頃からしっかりとした雨に変わりました。
しばらくまとまった雨が降っていなかったので生活用の水が少なくなっていましたが今日はしっかりと水の確保ができそうです。

4/23 晴 気温は7.2℃(6:00)
麓には雲海が広がり山頂方面は青空でスッキリしています。鳥のさえずりも聞こえて穏やかな朝を迎えました。
この後お天気下り坂でお昼頃から雨が降るかもしれません。

4/22 曇 6.8℃(5:30)
昨夜は小雨がぱらぱらと降っていましたが今朝は雨も止んで雲の奥に薄っすらと空が見えています。
小屋周辺は風もなく穏やかです。
しばらくお天気不安定となりますので万全の装備でお越しください。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

4/26 今日は山頂の様子を見てきましたので登山道の状況をお知らせします。
テント場から先は長爪のアイゼン装着が必須となります。
午前8時頃までは雪質も安定しているので小屋を出発する時間の目安は午前4時半~5時頃が良いかと思います。
日の出の時刻は午前5時となります。
八合目から先は夏道にしっかりとトレースが付いているので冬道は使わず夏道を通ったほうが良さそうです。
トラバースは急斜面となりますので慎重にお進みください。
ルンゼは下部が雪の斜面となり上部は岩が露出しています。

全体的にコンディションがよく登りやすいですが、まだしばらくはピッケルとアイゼンが必須の状況が続きますので万全の装備でお越しください。

4/25 小屋から山頂にかけてはピッケルと前爪のあるアイゼンが必須となります。
これからの連休に登山を計画されている方は装備の方も万全の準備でお越しいただくようお願いいたします。

4/22 麓から七丈小屋までの登山道の状況ですが刀利天狗までは雪を踏むことなく登ることができます。
刀利天狗から先は雪が増えてくるのでチェーンスパイクを装着されると安心です。
七丈小屋から先は12本爪アイゼンとピッケルが必須となります。

■マウンテンタクシー 2023シーズンの営業は終了
昨年2023年は6月15日(木)~11月15日(水) 毎日運行していました。
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の残雪期の登山装備が基本
山頂を目指す方はピッケル、前爪有りのアイゼンは必須です。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
冬期営業期間 2023年11月27日(月)~2024年5月26日(日)のご宿泊まで​
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter

■夏営業期間の予約受付中
4/15の13時より、5/27(月)からの夏営業期間の予約受付中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

昨年の今頃の様子は?

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

まだ氷点下の日あり。残雪箇所あり滑り止めの用意を。イワカガミが咲き始め、クモイコザクラも開花。2023.05.25

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 山頂付近の様子
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • 小屋から山頂へのルート 全体的にコンディションがよく登りやすいですが、ピッケルとアイゼンが必須。万全の装備で
  • テント場の様子。雪が半分残っている状態。第1+第2テント場あわせて10張りほど地面の上に設営できそう(小型テントであれば)。
  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

赤石山脈北部周辺の山です。

ユーザーの登山記録から

周辺の山岳最新情報