登山者のチャレンジをサポート! 「山チャレ!! 高尾で山遊び 2023」イベントレポート
山と溪谷社では、「山でチャレンジ! 応援キャンペーン(山チャレ!!)」の一環で、5月27日(土)、高尾山の麓で「山チャレ‼︎ 高尾で山遊び 2023」と題したアウトドアイベントを開催しました。
写真・文=山と溪谷オンライン編集部
5月27日(土)
「山チャレ‼︎ 高尾で山遊び 2023」イベントレポート
5月27日(土)、高尾山の麓で山と溪谷社のイベント「山チャレ!! 高尾で山遊び 2023」が実施されました。
コロナ禍でも、登⼭愛好者を「⼭へ誘う」ために、⼭・⾃然の素晴らしさ、魅⼒を伝える目的で実施されてきた「山チャレ!!」。はじめて山に登る人、テント泊登山に挑戦する人、山での写真撮影を始めたい人など、さまざまな登山者のチャレンジを応援するキャンペーンです。
「山チャレ!!」特設サイト
https://www.yamakei-online.com/yk/yamachare2023/
2021年にスタートして以来、オンライン講習会やフォトコンテスト、山麓でのリアルイベントなど、イベントの内容は多岐にわたります。その一環として実施された今年の「高尾で山遊び2023」は、京王線高尾山口駅前にある宿泊施設「タカオネ」をベースに実施されました。
イベントの様子
イベントの開始時刻は10時。運営スタッフは8時前から現地入りしていましたが、すでに高尾山に登る始める登山者が数多く見受けられました。
10時になり開場されると、早速イベントに参加される方がいらっしゃいました。 「早朝のうちに山頂に立って、今降りてきました」 そう語るご夫婦は、メインコンテンツのひとつである「山のクッカーで! ごはんウマ炊き体験」に参加。固形燃料ストーブとメスティンを使い、初の野外でのご飯炊きに挑戦しました。ほかほかに出来上がったご飯はラップに巻いておにぎりに。「家に帰って食べるのが楽しみ」とにこやかに語っていました。
展示スペースには、テント泊体験コーナーがあり、テント泊に必要なバックパックやテント、寝袋などに触れることができました。家族で高尾山に遊びに来た子どもたちは、テントの中で寝袋の寝心地を確かめていました。
単独で参加された男性は写真が趣味なようで、ミラーレス一眼カメラのタッチ&トライブースで展示されたカメラを興味津々に眺めていました。用意されたカメラは、OM SYSTEMの「OM-5」。小型軽量でありながら、雨中や低温下などの過酷な環境でも集中して撮影できる耐性が魅力的。
花の撮影に適したマクロサイズ用のレンズや、遠方の撮影に適した高倍率ズームレンズなど、レンズを交換することでさまざまなシチュエーションに対応できます。
今回は、OMデジタルソリューションズ様にご協力いただき、ミラーレス一眼カメラの撮影体験会を実施しました。撮影体験会には、自然観察の講師が同行して、高尾山の自然について詳しく解説。撮影対象への知識が深まれば、撮影したいカットも定まってきます。OMデジタルソリューションズのスタッフがカメラの操作方法を説明して、ミラーレス一眼だから撮れる高尾の自然を探して歩きました。
樹々の上に咲くセッコクの花を撮るにはどうすればいいか。撮影のポイントを教わりながら、楽しそうにカメラを構える参加者が印象的でした。
撮影会後の感想会では、「カメラの楽しさをあらためて再認識できて、山登りの視点が変わりました」「高尾山には何度か登っているが、なんとなく辺りを見渡すことしかしてこなかったので、自然観察のポイントを教えてもらえて楽しさが広がりました」と、参加者一同撮影会を楽しんだ様子でした。
ブースでは、山岳ライターの吉澤英晃さんによるトークイベントも実施されました。長年のテント泊登山の経験から蓄積されたテント泊装備の選び方や、登山のノウハウを語ってくれました。
家族連れを喜ばせていたのは薪割り体験&マシュマロ体験です。杭と金槌を使って薪を割って火にくべて、マシュマロを炙ります。火で炙ることで甘くなったマシュマロに、みなさん顔を綻ばせていました。
イベントのお土産には缶バッジ。イラストを描いて缶バッジを作ることができる作成コーナーがあり、自分だけのオリジナル缶バッジを真剣に作っていました。子どもたちは「見て見て!」と完成したバッジを手に満面の笑みを浮かべていました。
イベントは16時に終了。盛況のうちに幕を閉じました。
イベントレポート
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