近所の散歩で植物観察 ~都会の野生植物たちの芽吹き、成長、開花、結実、世代交代~ 街を散歩していると、さまざまな植物たちが道端を彩っている。近所の同じコースを気をつけながら歩くと、植物たちの成長を楽しめ、さまざまな発見に出会うことができる。 2021.07.13
阿蘇の山焼きと奇跡の植生と自然保全。――広大な草原に氷河期の日本を感じでみないか 九州の阿蘇山・九重連山あたりは、広大な草原が横たわる。空がとてつもなく大きい草原に立っていると、草が風に揺れる、青草の香りが漂い悠久の時を感じる。草原の風に身を任せ、氷河期の日本を感じでみないか。 2021.06.28
赤城山はツツジの季節。ツツジの仲間は見分けるのが難しい、というが・・・ 5月から6月にかけて、赤城山の山肌を彩るツツジの花。赤城山には、さまざまな種類のツツジが自生しているが、その見分け方をアドバイスする。 2021.06.04
日本の雑木林で今、何かが起きているのか? 「ナラ枯れ」で泣いているように樹液を流すコナラたち 最近、里山の森の中では、「ナラ枯れ」が進行している。コナラやミズナラなどのブナ科の木が大量枯死するこの現象。直接の原因はカシノナガキクイムシという甲虫の仕業だが、その元をたどると人間の勝手な行動が引き起こした結果だという。 2021.03.02
チャンスは少なく期間限定! 山の不思議な現象を見に行こう――、シモバシラの霜柱 寒い冬の朝にだけ咲く花「シモバシラの氷華」をご存じだろうか? 冬枯れが広がる山にあって、ある条件が重なると、ちょっと変わった、幻想的な花が足元を彩る。 2020.12.24
東京神楽坂で世界植物の旅、約5億5千万年~1億数千年前に存在した古代超大陸「ゴンドワナ大陸の野生植物」 約5億5千万年~1億数千年前に存在したという古代超大陸、ゴンドワナ大陸。その大陸が分裂、移動して、植物たちも大陸とともに移動していった――。写真展「ゴンドワナ大陸の野生植物」でこの大陸に咲く植物の起源を探す心の旅へと誘われてみよう。 2020.11.04
甘利山、お前もしか・・・。ニホンジカによる食害で変わる植生の原因は人類の行動 山梨県の甘利山は初夏のレンゲツツジが有名だが、それ以外にも多くの花が咲くことで知られる。しかし最近は、その花数を減らしつつあるという。その原因は・・・、鹿の食害である。 2020.09.11
東北のニッコウキスゲは当たり年! 類のない密度と花数で湿原を黄色に埋め尽くした大群落 梅雨空が続いた7月は、山から足が遠のいていた人が多かったかもしれない。しかし、雨を押して東北の山々に向かうと、過去に類を見ないほどの花数のニッコウキスゲが咲き誇っていたという。 2020.08.13
梅雨に山で、ひそかに咲くバイカツツジ。美しい花なのに登山者に知られていない3つの理由 梅雨時にでもたまには晴れの日がある。こんな時には花の山に登りに行こう。梅雨時にはこの時期にしか咲かない花がある。その1つが、今回紹介するバイカツツジ(梅花躑躅)だ。 2020.07.06
名前のイメージは悪いが、梅雨の散歩を彩る花、ドクダミ。 危機的状況は去ったものの、まだ積極的な外出を控えている人も多いと思う。それでも自宅の周囲を歩いて、なまった身体を動かしてほしい。そして街の草木に目を向けると、今の時期はドクダミの花の姿が目立つ。今回はドクダミの花の話だ。 2020.06.18